昨日、「須永博士は器用な人間では無い」と書きましたが、器用、不器用ってなんだろうか。以前、私も子供が小学生のころに子育てやいろんなことで悩んで、「器用、不器用」 それに、「要領が良い、悪い」って何なのだろうか・・・と、須永博士に聞いたことがあります。
2008年のことでした。ある出来事があって、須永博士にファックスで「要領が良い、悪いってどういうことなんだろうか」と。
その時の須永博士からの返信FAXより
「faxの“要領”のことですが・・・。
東京の人ごみの中を歩いてゆくとき、
その流れを知っていてうまくスースー歩いて
自分の行きたいところへ素早くたどりつく人が、要領のいい人。
要領の分からない人は、どうまっすぐ歩いていいのか分からないから
人にぶつかったり
立ち止まったり
歩いてゆくのがこわくなったりする人が不器用な人。
・・・・といってどちらが人間として良いか、成功するかは別です。
頭がよければそれがいいとか、
カッコよく生きていればそれが良いとか、
お金があればそれが幸せとかでは無いと思います。
その反対で幸せな人もたくさんいます。
大切なことは自分のペース、スタイルを持って生きることです。
不器用でもゆっくり自分らしく楽しく生きることが良いと思います。
以上。
須永博士 旅の詩人より。
2008年5月22日
東京にて」
今読むと、また違う気持ちで考えます。
この時から、16年以上の月日が経ち・・・我が子たちも大きくなりました。いろんなことがありました。
私も、いろいろありました。
今も失敗はたくさん。反省も良くします。
あぁすればよかった、と思うときもあります。
でも、結局は、自分が選んだ道、進む方向は戻らないのだから、今の道がベストなんだ、起きたことや間違ったと思うこと、失敗も、今の自分にとって必要なものだったんだなぁと。
そこで、何が大切なのかって・・・
要領が悪くても、不器用でも、そういうことではなくて、今自分がすべきことや、持っている力を出せばいい ということかな。
須永博士は、今も、ものすごく自然体で生きています。
旅をしている時も、腕時計もつけず、携帯電話も持たず、ただ自分の心の赴くまま・・・
それでも、生きてゆける
目の前の人に、生きる力を与える詩を書きたい。その一心で、旅をしてきました。
それも、大きな目標だったと思うけれど、それよりも大きいのは「この道しかない」という想いからでした。
こんな原稿もあります。
↑「生きる力をあなたへ」にこちらも載せています。
「自分の生きるスタイル(生き方)
スピード(動き方)
スケジュール(生きる計画)」
これを自分でしっかり決めておくこと・・・
大切なことですね。