天婦羅が好きで、銀座ハゲ天に一時良く通ってました。ごま油の風味が好きで、食べ物は、なんでも関西が一番と思っていましたが、天婦羅は別。関東の天ぷらも好きです。店先のショーケースには、3000円から、5000円までのコースのサンプルが陳列されています。その中で一番安いのにしよう。っと決めて、入店。カウンターか、テーブルかを聞かれます。もちろん、カウンター。揚げたてを出してくれます。注文は、小波(さざなみ 3150円)とビール(609円)
料理の最初は、小鉢。
タコの柔らか煮。懐かしい。この味は、日本橋たこ梅で、20年程前に食べたのと同じ味。よくできています。食べていますと中居さんが「そろそろ、天ぷらの準備をさせていただきます。」と言うことで天つゆから始まり塩の説明。
5段がさねになった、塩の容器の内容を説明してくれました。「上からフルールドセル・わさび塩・ゆかり塩・昆布塩です。」と説明を受けていると厨房内では「今から揚げます車海老です。」と生きた車海老を見せてくれます。
活け締め車海老・紋甲烏賊。頭はお塩でどうぞ。揚げたてのアツアツ。舌が火傷しそう。もちろん、フルールドセルです。烏賊は肉厚。良い烏賊です。車海老は先程まで生きていた海老だけに申し分ありません。頭は、まるで海老セン。
次は、稚鮎。何度か食べたことがあります。ワタが苦く大人の味。
次は野菜です。XXXX唐辛子。一度聴き直したのですが、2回も聞いてわかりませんでした。最後の「唐辛子」の部分だけわかりました。万願寺唐辛子でしょうか?もちろん唐辛子のように辛くなく、美味しかったです。
口直しに冷たいトマトスープ。なかなか粋な設定です。口の中がさっぱりしてところに厨房から仲居さんに支持が・・持ってきてもらったのは
トマトおろし。大根おろしにトマトが入っています。普通の大根おろしのようにてんつゆに入れるのではなく、天ぷらに直接載せて食べるそうです。大根おろしも天つゆに全部使ったのを見て、新しい大根おろしを持ってきてくれました。
ナスの天婦羅。合う。トマトの酸味でさっぱりといただけます。このコースの食事前の目玉は
穴子。こちらも揚げる前に、見せてくれます。骨も揚げてくれて、先程のトマトおろしで、どうぞ。骨はそのまま食べました。骨せんべいです。身はフルールドセルと天つゆとで食べました。塩は素材そのままを味わえます。ここの天つゆは、やや辛め。油のしつこさをなくします。食べ終わると厨房から「これで、このコースの天ぷらは終了です。」と言われたので追加注文。
メゴチとキス。厨房にはお寿司屋さんのようにネタが書かれているだけで値段は書いていません。支払い時に分かったのですが、それぞれ735円でした。これにビール609円も注文しました。結局この3品で2000円かかったのです。最後の食事は白ごはん・天茶・天丼の選択。
天茶にしました。小エビのかき揚げです。出汁も美味しかったです。こちらの店で感じたのは、油。関東でもごま油100%では、ないような気がします。ハゲ天とは、風味が違ってました。それと、接客は抜群。厨房と接客の係との連携がきっちりとれていました。席の近くには接客係りの方が常におられ、いちいち呼ばなくて済みました。接待でも安心です。今回は下調べが不十分でした。リーズナブルにすまそうと思われる方は、コースのみが良いかと思います。
つな八 あべのハルカスダイニング店 (天ぷら / 大阪阿部野橋駅、天王寺駅、天王寺駅前駅)
夜総合点★★☆☆☆ 2.7