トゥーランドット

2006-09-21 11:56:00 | 音楽

今回のフィレンツェ歌劇場、ズービンメータ指揮の5月音楽祭管弦楽団と中国映画監督「チャン・イーモウ」演出の「トゥーランドット」のあでやかな舞台と音楽は、オペラの醍醐味を十分味わうことができました。開演前に紹介がありましたが、トゥーランドット役のアレッサンドラ・マークが足の術後の故障をおして車いすで登場したのは異例のことでしたが、素晴らしいものでした。前日の「ファルスタップ」は、悲劇好みのヴェルディがこの喜劇オペラに描いた人生模様は、彼の最後の作品としての重みがありました。「トゥーランドット」もプッチーニの最後の作品といわれていますが、謎ときの最後は「愛」、プッチーニのオペラに共通するテーマでした。オペラは楽しい。