26日のベルリン国立歌劇場公演オペラ「ドン・ジョヴァンニ」に行く前に、NHKの放送録画2006ザルツブルグ音楽祭の「ドン・ジョヴァンニ」をみました。こちらは、オケがウインフィル、指揮者が攻撃的と評される若手ダニエル・ハーディング、挑発的な演出と評価のマルティン・クシェイ、とりわけこの楽劇で評判になったのは、蒼ざめたドン・ジョヴァンニ、光に蛍光灯を使っている。現代の愛の不毛を表現していると解説者が話していました。一方のベルリンは、重厚な演奏を円熟のバレンボイムが指揮し、前衛的といわれたトーマス・ラングホフの演出、リアリズムに徹しているのが、対照的でした。今回のオペラの素晴らしさを味わうとともに二つのドン・ジョヴァンニの対比を楽しむことができ収穫がありました。
今年の6月に立ち寄ったベルリン歌劇場