アヴェイロ駅舎のある街は、ボルトガルのヴェネツィアと呼ばれている。港の小舟やカラフルの建物が目についた。フリータイムの短い時間にアヴェイロ美術館に行きました。１５世紀後半に建てられた女子修道院が美術館になっている。１階にはアフォンソ５世の娘、サンタ・ジャアナ王女の石棺を安置した部屋があった。この石棺は大理石のモザイクで飾られバロック様式の傑作と言われている。王女は父の反対を押し切って修道院にはいり、死後、町の聖女となっている。２階にあるキリストの像は正面からみると青ざめほとんど生気する感じさせないほど衰弱しているようにしかみえないが、見る場所を順番に変えると徐々にキリストの顔の表情に変化が出て、死から復活を思わせる。入場料は不要のうえ係りの人がここは見なくてはと案内してくれた。館内は写真撮影が禁止だったので、正面の建物しかありません。
