皆様おはようございます。
今日は、私は休みの日です。少し疲れがたまっていたのか、ゆっくりしてしまいました。
今日は、一年ほど前に見た犬の話をします。
ちょうど1年位前、私は福島県の南相馬市の小高区に、お手伝いにでかけていました。
その時の内容は、切り倒した竹をチッパーという機械で粉砕する作業でした。東京から来たリーダーさん、三重の人、福島の中どうりの人と4人で一日作業をしました。
作業を終えて、駐車場の自分の車に片づけに行きました。すると、どこからともなく、黒い犬がやってきました。近づくとよってきたので背中を撫でてあげました。
けれど、この犬はどこか目の焦点があっていない様子。赤くて鋲のついた首輪を見ると南相馬市の保健所の札を付けています。避難の時に泣く泣く放したのでしょう。
何かこの犬のためになればと思い写真を撮っておこうと思いました。しかし、車内にスマートフォンを取りに行っている間に、犬は遠くに行ってしまいました。
私は、実家で犬を飼っていたのでわかります。犬は、人間の何倍も絆を大事にする生き物。大事にしてくれた人のことは一生忘れません。
この犬は、ずっと飼い主を捜してさまよっているのです。記憶はなくなりつつあるけれど、臭いは覚えている。だから違う人と分かってまたどこかへ行ってしまったのです。
いたたまれない気持ちになってしまいました。
犬は痩せてはいなかったので、誰かからエサはもらえているように感じました。避難指示解除の時期ニュースもソースによって、はやくなったり、遅くなったり。住民の方もほかの土地に定着したり。でも私は、いつか小高の町に人が戻って、この犬も飼い主との再会ができるよう祈っています。
今日は、一年前に会った黒い犬についてお話ししました。
それでは、よい週末を。