2週間の入院で身体能力が鈍っていた家内も、ゆっくりと日常生活に順応しつつあるようで安堵しています。
炊事、洗濯は家内に任せていますが、少し力のいる風呂掃除はわたしがすることにしています。
そして、退院した翌日の14~16日と練成会があり、その期間中はわたしはそこで食事をするので、家内は自分の分だけ、あり合わせのものでつくって食べればよいから、ちょうど良かったと思う。
さて、その練成会の最終日の16日には、首をかしげたくなるような不思議な話を聞きました。
練成会が終了するのは15時ですが、受付の主任の女性が、「50歳ぐらいの男の人が14時ごろに来ますのでよろしく」というので、わたしが「そんな終了間際に来ても意味はないし、申し訳ないので、次の機会にしてもらったら」と言った。すると、その男性が来る目的は、練成を受けることよりも、その受付の女性に相談したいことがある、ということなので「それならわかる」と合点した。
で、続いてその女性はこんな話をしてくれました。
「その男性がまだ独身の頃、結婚したい人がいるといって仲人をお願いされた。しかし相手の女性をどうも感心しなかったので、わたしはその結婚に反対し、仲人はお断りした。しかし、別の誰かに仲人を頼んで結婚した。そして、いまその奥さんがご主人に暴力をふるうらしく、ご主人は危険を感じて、家で寝ないでいつも車の中で寝ている」とのこと。(どんな暴力かは聞かなかった)
私は、それはまたひどい話だと思い、「そんなことなら、さっさと離婚すればいいのに」と言うと、「ところが、離婚する気がないらしいの」というので、私は、「へえ~」と他人事のように不思議に思うよりほかなかった。
そして、しばらくして、そのご主人がやってきて、私も挨拶させてもらったのですが、想像していたのとは全然違い、とても好感の持てる素敵な男性でした。
それで、私はすっかり考えが変わり、「ああ、この人はたとえ暴力をふるう奥さんでも、奥さんを愛しているんだ。そして、暴力を振るわない本来のやさしい奥さんになってもらって、仲良くやっていきたい。そう思いつつ、そのためには、どうすればいいかと頭を悩ませながら頑張っているんだ」と、まるで話の受け取り方が変わってしまいました。
こうして、いやな話がナイスな話に思えて来て、当の男性に逢えて良かったと思い、心から応援したい気持ちなったのでした。そして、またぜひお会いしたいと思ました。 合掌