米国防総省が4月27日、パイロットが撮影したUFO(未確認飛行物体)の映像を公開したことが話題になっているようです。
最近、BS時代劇で「大岡越前」役を演じていた東山紀之が、自ら司会を務めているらしい今朝の番組で、この話題に触れ、「UFOはね、もう絶対いるでしょ、やっぱりね」とコメントした、ということがネットのニューズに出ていました。
私は他の天体にも「宇宙人」と言われるような生命体がいるのは当然と思っているのですが、これだけ無数の星があるのに、生命体がいるのは地球だけなどと考えるのは、それこそナンセンスだと思っています。
それに、見たという人が何人もいて、それがすべて、面白半分の嘘とか、何かの見間違い、或は錯覚と判定するのも、ナンセンスな気がします。人間は錯覚を起こすものだといっても、もし、UFOらしきものを見たなら、普通の人なら、まず、自分自身が錯覚ではないかと疑うはずで、その上で、なお確かめて、「見た」というのなら、見たのだろうと私は信じたい。
私の同級生が、外洋航海中の夜間の当直に入っている時、船橋の窓から、遠くに見えたオレンジ色の物体が直角に曲がった。あんな風に直角に曲がるのはUFOとしか思えない。一緒に当直していた操舵手も見ているから、絶対錯覚ではない、と言っていたのを思い出します。(直角に曲がった後、急にスピードをあげてあっと言う間に消えたそうです)
また、私が尊敬している登山家であり、探検家でもある西丸震哉(故人)という人は、小説から抜けだした現代のサムライと言えるような人ですが、この人が北アルプスの黒部ダムを、眼下に見下ろす位置に聳えている針ノ木岳の山小屋に止まった時、トイレの窓からオレンジ色だったかに輝く大きなUFOが尾根の彼方に消えて行くのを見た。そして、それを山小屋の女将に話すと、その女将はこともなげに「ああ、それなら毎日のように見えますよ」と言った、という話が本の中に出ていました。
針ノ木岳(標高2821m)は、日本の三大雪渓の一つである針ノ木雪渓を登っていくのですが、私はその話を読んで俄然登りたくなり、家内とともに登ったのでした。そして、小屋に着くなり、受付をしていた男に、「本にこんな話が載っていたが本当か」と聞くと、その男曰く、
「ああ、それは私のお袋が小屋をやっていた頃の話ですね。私は一度見ただけですが、その頃山小屋で働いていた私の友達も何人か見ているし、その頃はよく見えたそうですよ」とのことだった。
ここで「その話は本当か?」と聞いたのは、西丸震哉の話を疑ったからではなく、確認したというだけのこと。そして、その答えを聞いたとき、「ああ、やっぱりそれは昔の話で、今は見れないのか」と残念に思って、それ以上詳しくはきかなかったことが、今となっては惜しまれます。
しかし、その夜は二度とは見られないような、こんなにも星があったのかとただ驚き、目を見張るばかりの満点の星空で、どこからUFOが現われてもおかしくない夜でしたが、残念ながら現われてくれませんでした。
それにしても、空飛ぶ円盤、あるいは地球以外の生命体の存在を信じる人はどのくらいいるのだろうか。
私は意外と多い気もするのですが、どうでしょう。
ひょっとして、宇宙人も関心を持っているのかも知れません・・・ね。(笑)