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「見知らぬ男の話」の訂正と詳細

2015年11月01日 | 信仰

 昨日書いた「見知らぬ男の話」ですが、出講時そのお宅の両親時代からの出来事を記録した手造りの小冊子も頂いていたことを思い出しました。そして、今回あらためてそれを読んで大いに感動しました。それで昨日の話を訂正する意味も含めて、無許可ながらここに、その素晴らしい話を紹介させていただきます。

 

以下は、その記録そのままではないですが、短くはしているものの、おおよそは記録どおりです。

 

話は昭和22年のことです。或る日「見知らぬ男」がやって来て、「わたしの話を聞いて下さい」と言った。父は「我が家では信仰をしている」と断り、さらに、何回か断ったが、その男は「少しでもいいから聞いて下さい」と言って、玄関前で10分ぐらい話をした。そして、最後に「わたしの話が解ったら、もう変化があらわれている」と言い残して帰った。母は、病床にあり、父は病人の傍を離れないようにしていたので、すぐ母のところに戻ると、母は「今少し気分が良くなった」というので、父は、見知らぬ男がやって来て「病気はない。今すでに変化があらわれている」と言って帰って行ったと云う話をした。母は「それなら是非呼んできて欲しい」というので、父が「こんな話をされた人は誰か知りませんか」と近所を訪ね歩いた。

そして、その男の人は名前を若林といい、戦後に遠方から○○へ疎開してきた人であることが分った。そして、あらためて、若林さんにお願いして母の枕もとで話をしていただくことになった。

母はどんどん痩せていっていて(病名は書かれていない)、婆さんは死も覚悟していて、そんな病人の前でどんな話をするのかと、心配だったらしい。小冊子にはその時のことがこう書かれています。

若林さんは最初、母に「ありがとうは言えますか?」と訪ねた。

母は「その位のことは言えます」と返事。

若林「それでいいですよ。人に家族に物に感謝し、『ありがとう』を、これから目の開いている間中・・・すべてのものにありがとう、毎日毎日言い続けて下さい。寝ている時は天井、柱、障子、眼につくものすべてに、友人、知人、思い出せる人すべてにありがとうを」

 

そして、母は若林さんの指導に従ってその通り毎日実行した。3日後には、お彼岸に仏壇にお供えしてあった「ぼた餅」を食べたいと言い出し、「もう少し元気になったら」と止めたが、ついに食べて「おいしい」と言った。以来、食欲も急速に回復し、1週間か、10日経ってついに外に出るようになり、買い物にも行けるようになった。

 

元気になった母を近所の人が見て不思議がり、評判になった。そして「一度話を聞かせて欲しい」との声が出始め、そのお宅で、若林さんの講演会を開くことになった。集まった人数は80人。

その時の若林さんの講演の概要はこうまとめてあります。

①大自然・太陽系・大宇宙の造り主は誰か? そして太陽・地球・夜空の星は法則によって正確に運行されている。

②地球上の「人間を頂点とするすべての生き物」は誰が創造したのか?

③いのちある生物は神によって造られている。特に人間は神の最高顕現であり、神の子です。

④だから私たちは、一切の人に感謝し、天地の万物に感謝し、心から「ありがとうございます」と合掌すれば、そこに神の愛が顕われ、病は消える。人間は神の子・仏の子であり、大自然、大宇宙を創造した大生命を頂いている。天地すべてのものと和解した時、そこに神が顕れる。

 

まだ、話は続いていますが、今日はここまでにします。

私はここまで読んで、とても感動させられました。難しい話は一つもないのに、ここに生長の家の教えのすべてがある、「素晴らしい!」と思いました。

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