沢渡から上高地バスターミナルへは相乗りタクシーを利用。前席に私たち夫婦、後部は子供二人の家族連れ。「えっ、そんなに乗れるの?」と心配したが、意外と窮屈でもなかった。バスターミナルまでの乗車時間は20分ぐらいだろうか。その間、運転手が「また乗ってもらいたいから」とガイドよろしくいろいろ話を聞かせてくれました。そして、釜トンネルで幽霊を見た人は運転手仲間には大勢いると言うので、「運転手さんは見た?」と聞けば、「見ましたよ。トンネルの中で人の姿や顔が映って見えるんです」ということでした。もしそれが本当なら、是非一度見てみたいものだと好奇心が湧くのですが、見ると夜中にトイレへ行けなくなるかもしれないので、見ない方がいいでしょう。ちなみに、運賃はひとり1050円でバスと変わらない料金。運転手のガイドが面白かった分、得した気分でした。
さて、幽霊の話はともかく、この日の上高地は梅雨明けのような素晴らしい上天気でした。そして、この日の宿泊地である横尾山荘までの約11キロの道のりを花や風景の写真を撮りながら歩き、目の覚めるような素晴らしい眺めに、ザックを背負っているのも忘れるほどでした。以下はその時の写真です。(撮影時間順)
≪河童橋付近からの穂高連峰≫ こんなにスッキリ見えるのも珍しいのでは。もう少し白い雪が残っていれば最高だが、欲は言うまい。(言ってるじゃないか!) (10時43分)
≪河童橋付近から見た明神岳≫ (10時43分)
≪明神池≫ (12時35分) 明神池は入場料300円が必要。わたしははじめてでしたが、とても素晴らしいところで感激しました。帰りにも寄ったので、雨に煙る明神池を後ほどアップする予定。
≪ギンリョウソウ イチヤクソウ科≫ 山に登りはじめ、はじめて見たときは「なんだ、これは?」と、異様な姿に、気持ち悪さと、変わったものが見られたという嬉しさがあった。その後、家内に見せてやろうとこの花のある山へ連れて行き、見せてやると「なに、これ花?」と、やはり驚いていた。そして、久し振りにこの花を見つけ、「わあ!懐かしい」とすっかり感激していた。ちなみに、色違いの「キンリョウソウ」というのがあるようだが、まだお目にかかったことはない。 (13時36分)
≪モミジカラマツ キンポウゲ科≫ カラマツソウと花はほとんど同じだが、葉がモミジのような葉をしているところが違うらしい。 (14時01分)
≪キツリフネ ツリフネソウ科≫ (14時06分)
≪明神岳 2931m≫ 大部奥へ進んで明神岳全体が姿を現した。(14時10分)
≪梓川畔で≫ (14時10分) 開けた空間、梓川の清流、青い峰、ホントに気持ちの良いところでした。
≪森を抜って流れる清流≫ 尾瀬湿原の拠水林のよう。やがて梓川に合流。(14時23分)
バスターミナルを10時30分に出発して横尾山荘に到着したのは16時ごろ。標高差は100mしかないが、重さ8㎏のザックを背負ってこれだけ歩くとさすがにちょっと疲れました。年でござるよ(ひとり言)。
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