病気になって、本当に苦しい状況に追い込まれる人は、どういう人でしょうか?
日本には、生活保護という対策があって、一定額以下の収入しかなくて、貯金や不動産などの財産もなくて、病気やその他の大変な事情がある人に限って、審査のうえ生活保護を受けることが出来ます。
生活保護を受ける事が出来れば、医療費や学費、介護保険サービスなどの支払いは免除され、よほど贅沢をしない限り、十分生活は成り立ちます。
けれど、ギリギリでも年金を受け取っている人はどうでしょう?
ご夫婦でささやかなお店を切り盛りして、一生懸命に働いて、贅沢もせず税金も納めて、子供を育てて、年金額は最低にするしか方法がなかったとしたら・・
夫婦二人で年金7万円だとしたら、どうやって生活をしていったらいいんでしょうか?
少ない年金と、貯金の切り崩し。
古くて小さいけれど、持ち家があればなおのこと、人様に迷惑をかけたくないと頑張る方ほど、思うように治療も受けられず、必要なサービスも入れられません。
たとえば、20代の健康だった方が癌にたおれたら?
それまで若くて健康だったら、がん保険に入っていない人も多くいます。
働き盛りのお父さんだったら?
子供の小さいお母さんだったら?
若いだけで、3割負担のお金がかかります。
仕事はできませんし、保険で払う医療費のほかに、通院費や保険が効かない高額の治療費、子供がいれば養育費もかさみます。
高額医療費請求をしても、追いつかないほどお金はかかるのです。
麻薬の貼り薬、保険でも1枚数千円かかります。
ホスピスは、1カ月50万から60万。
公立の緩和ケア病棟でも、安くて20万から35万。
3割負担は地獄です。
介護保険が適応になるのは、40歳以上。
その前ならば、ベットを借りても、訪問入浴を頼んでも全部10割負担です。
レンタルベット一式1カ月2000円~15000円(業者と種類によります)
エアマットは5000円前後、訪問入浴は15000円位です。
経済的に余裕のあるご家庭ばかりではありません。
働き手が倒れれば、収入も途絶えます。
そんなご家庭を、たくさん見てきました。
一生懸命働いて、年を重ねた人たち、これから頑張ろうとした人たちが、なんでこんなに苦しむのか・・・・
昔、散々すき放題して、全部のお金を使いはたして、なにもなくなればそれはそれで生活保護で守られるのに、一生懸命生きてきた人が、守られないのは何故なんでしょうね。
次々と家族が病気になり、年金さえも担保にして、介護保険料も滞ってしまったら、本当に介護が必要になった時は、高齢であっても3割負担になります。
年金は、家族の治療費に消えてゆき、通院代に消えていきます。
どんなに重症でも、入院費が払えなければ、在宅で過ごすしかないのです。
でも、サービスは最低限度ぎりぎりとなります。
生活もしなければならないのだから・・・
私たちは、それでも何とか支えるすべを模索します。
ケアマネも、看護師も、ケースワーカーも、連携室もなんとか支援する方法を模索します。
でも、本当は国がもっと考えてほしい。
本当に必要なのは、誰なのかを。
生活保護を受けて社会復帰への準備に頑張る人もいる中で、隠れて海外旅行に行ったり、高級車を乗り回す人が、いることも確かです。
必要な人に必要な援助が、公平にいきわたるように、不要なお金はそちらに回せるように、ちゃんとした審査や調査をしてほしい。
そして、画一的な基準で線を引くのではなくて、本当の必要性で判断してほしい。
ちゃんと経過を追って、適正に使われているかのチェックをしてほしい。
矛盾だらけの法の下で、一筋の光を当ててください。
日本には、生活保護という対策があって、一定額以下の収入しかなくて、貯金や不動産などの財産もなくて、病気やその他の大変な事情がある人に限って、審査のうえ生活保護を受けることが出来ます。
生活保護を受ける事が出来れば、医療費や学費、介護保険サービスなどの支払いは免除され、よほど贅沢をしない限り、十分生活は成り立ちます。
けれど、ギリギリでも年金を受け取っている人はどうでしょう?
ご夫婦でささやかなお店を切り盛りして、一生懸命に働いて、贅沢もせず税金も納めて、子供を育てて、年金額は最低にするしか方法がなかったとしたら・・
夫婦二人で年金7万円だとしたら、どうやって生活をしていったらいいんでしょうか?
少ない年金と、貯金の切り崩し。
古くて小さいけれど、持ち家があればなおのこと、人様に迷惑をかけたくないと頑張る方ほど、思うように治療も受けられず、必要なサービスも入れられません。
たとえば、20代の健康だった方が癌にたおれたら?
それまで若くて健康だったら、がん保険に入っていない人も多くいます。
働き盛りのお父さんだったら?
子供の小さいお母さんだったら?
若いだけで、3割負担のお金がかかります。
仕事はできませんし、保険で払う医療費のほかに、通院費や保険が効かない高額の治療費、子供がいれば養育費もかさみます。
高額医療費請求をしても、追いつかないほどお金はかかるのです。
麻薬の貼り薬、保険でも1枚数千円かかります。
ホスピスは、1カ月50万から60万。
公立の緩和ケア病棟でも、安くて20万から35万。
3割負担は地獄です。
介護保険が適応になるのは、40歳以上。
その前ならば、ベットを借りても、訪問入浴を頼んでも全部10割負担です。
レンタルベット一式1カ月2000円~15000円(業者と種類によります)
エアマットは5000円前後、訪問入浴は15000円位です。
経済的に余裕のあるご家庭ばかりではありません。
働き手が倒れれば、収入も途絶えます。
そんなご家庭を、たくさん見てきました。
一生懸命働いて、年を重ねた人たち、これから頑張ろうとした人たちが、なんでこんなに苦しむのか・・・・
昔、散々すき放題して、全部のお金を使いはたして、なにもなくなればそれはそれで生活保護で守られるのに、一生懸命生きてきた人が、守られないのは何故なんでしょうね。
次々と家族が病気になり、年金さえも担保にして、介護保険料も滞ってしまったら、本当に介護が必要になった時は、高齢であっても3割負担になります。
年金は、家族の治療費に消えてゆき、通院代に消えていきます。
どんなに重症でも、入院費が払えなければ、在宅で過ごすしかないのです。
でも、サービスは最低限度ぎりぎりとなります。
生活もしなければならないのだから・・・
私たちは、それでも何とか支えるすべを模索します。
ケアマネも、看護師も、ケースワーカーも、連携室もなんとか支援する方法を模索します。
でも、本当は国がもっと考えてほしい。
本当に必要なのは、誰なのかを。
生活保護を受けて社会復帰への準備に頑張る人もいる中で、隠れて海外旅行に行ったり、高級車を乗り回す人が、いることも確かです。
必要な人に必要な援助が、公平にいきわたるように、不要なお金はそちらに回せるように、ちゃんとした審査や調査をしてほしい。
そして、画一的な基準で線を引くのではなくて、本当の必要性で判断してほしい。
ちゃんと経過を追って、適正に使われているかのチェックをしてほしい。
矛盾だらけの法の下で、一筋の光を当ててください。