こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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ちょっと暖かな冬

2009-11-27 23:57:57 | 訪問看護、緩和ケア
今日は暖かかったですね。 あっというまに11月も終わりです。

妙に暖かかったり、急に冷え込んだりしながら、冬になってしまいました。
訪問の道すがら、境川沿いのイチョウの木が黄金色に輝いてきれいでしたので、車の窓から携帯でパチリ。

合間に、12月の在宅緩和ケア研究会でのプレゼン準備のため、事例をまとめてみました。
8月に訪問看護を開始して、9月に亡くなられた患者さんです。
まだ若く、これからもっと輝いていくはずだった人です。

私たちにとっても、病院の医師も、連携室看護師も、めぐみの人達にとっても、忘れえぬ人となりました。
その振り返りを、記録を見ながらおこしていると、彼女の笑顔が蘇ってきます。
研究会では労災病院からも、担当の医師や看護師が来てくれることになっています。

緩和ケア研究会に興味のある方は、めぐみ在宅クリニックのホームページから申し込みをしてくださいね。

それから、今日家に帰ったら、これが出来上がっていました。
これはなんでしょう??

これは、月曜日に退院してくるMさんのために作った気切孔用のエプロンです。
Mさんは、気管切開のあとが、ぽっかり空いています。(ちょうど、左右の鎖骨の間です。)
1センチ弱のその穴から、たえず痰が吹き出るので、すぐに周囲がベタベタになってしまいます。
介護力のある介護者もなく、経済的にも困窮しているため、ちょっとした備品も手に入りにくいため、手近にあるものをいろいろ工夫して使います。

昨日、ステーションにあったシーツを切って家に持ち帰りました。
そして、蛇の目ミシンの社員である夫に頼んで、袋に縫ってひもを付けてもらいますた。全部で12枚。
いつもティッシュをまるめて気管のところに置いているので、すぐにベタベタになって、シャツも汚れてしまうので、吸湿性があって、通気性もあって、洗って繰り返し使える気切用のエプロンを作りました。(夫が、ですが・・・)

使ってくれるといいのですが・・・

以前、腕の骨折のおじいさんが、すぐに手を下に下げてしまうので、息子の小さくなったトレーナーを改造したベストを作ったことがありました。
頭からかぶせて腕を胸に縫いつけた袖で固定して、脇はマジックテープでとめたベストを、おじいさんはすごく気に入って、急変して入院するまで、洗うから脱いでといっても脱いでくれず愛用してもらったことがありました。

胃瘻をいじっていしまうおばあちゃん用に改造したつなぎは、おじいさんにはあまり評判が良くなかったのですが、効果はあったと思います。

いろいろ工夫をするのは、結構面白いですよね。

古いシーツも使いようです。

明日は、看護協会の管理者マニュアル活用研修会に行ってきます。
来週からは、また看護学生さんも来ますので、きっと今年もあっという間に過ぎていくのでしょうね。