こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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管理者の悩むところです。

2011-07-22 22:45:04 | 訪問看護、緩和ケア
退職や曜日の交換などで、担当患者さんを引き継ぐときに、患者さんへの看護計画や目標を、改めて再確認することとなります。

何故この処置がいるのか、何故この時間にこのケアがいるのかなど、現担当者の思いがそこに反映されているわけです。

でも、担当が変われば新しい担当者の評価で、再検討されるわけですから、時には引き継ぎの時点でケアを巡って議論されることもあります。

今日は、緊急往診のために1週間遅れで月例カンファが行われましたが、引き継ぎを巡ってカンファ後もスタッフからの相談に乗ることとなりました。

病状が不安定であったり、込み入った経過で単位も足りない状況下で、かなり盛りだくさんのケアや処置を行っていた患者さんを引き継ぐときの問題が浮き彫りになってきました。

担当制の利点でもあり、欠点でもある密接な関係性、思い入れなどもあり、担当者の技量の中で、出来うる限りのケアを盛り込んでいたとして、それを全部次の担当者に引き継いでほしいという思いと、まだ経験の浅い自分では、難しいのではないかと感じる受け手との間で、管理者としてどう助言していったらいいのか・・。
現担当者の強い思いも理解できるし、それを提供できていた技量は十分評価はしたい。
けれど、そのケアがどのスタッフでも時間内に出来るものでなければ、それはやはり内容を検討しなくてはいけないとも考えています。

往々にして患者さんからは、Aさんはやってくれたのに、Bさんはやってくれない。などと言う言葉を聞くことがあります。
これは看護師だけじゃなくて、ヘルパーもケアマネも担当が変わることでよくあることです。

でも、そのケアの内容や時間や前後の状況で、そのケアを必ずしも継続する必要があるとは限りません。
新しい担当者にも、訪問の手順や前後の時間配分もあります。
それによっては、ケアの分配も考える必要はあります。

でも、今まで一生懸命向き合ってケアを行ってきた担当者にとっては、不消化な思いが残るかもしれませんね。
こういう時に、管理者ってすごく難しいなと感じてしまいます。

何と言うか、両方傷つけたくないとか、出来れば穏やかに解決して、不快感を残してほしくないとか思ってしまうタイプで、いわゆる「八方美人的」な嫌な奴なのかもしれません。

管理者の中には、信念をもって自分が正しいと思ったら、スタッフにも毅然と指導できる人がたくさんいます。
でも、私はどちらかというと、スタッフの顔色を見ながら、仕事を振っているような気もして、なんだかすごく落ち込むこともあるのです。
管理者、やっぱり向いていないのかな・・・

そんなことが続いたり、上からも下からもなんだかんだと言われていると、なんだかもう全部放り投げたくなってしまいます。
誰か私の代わり、管理者やればいいのに!って、叫びたくなってしまいます。
私だって、強そうに見えるけど、けっこう凹んでいるんだけどな・・って。

でも、そこで思い出すのは、私だってスタッフだった頃、結構好き勝手になこと言っていたな~、と。
まあ、言いたい事言えるステーションってことなのかな。

結局、誰かがやらなきゃいけない「実に悲しきは、中間管理職」です。あはははは。


この現状のなか、妄想癖のある私は、宝くじで3億円くらいあたったら、訪問看護ステーションの理想郷を作るんだ~などど、夢の構想を思いめぐらして逃避しているわけです。

結局また愚痴になってしまいました。みなさま、本当に申し訳ありません。

でも、大丈夫です。
明日にはきっと元気になりますから。
根が脳天気なんです。

・・・ところで、こんなことで話し込んでいるうちに、市の訪問看護連絡協議会の役員会のことをすっかり忘れていました。

7時過ぎに青木会長から直々に電話が・・!!
あー!!急にカンファか変更になったこと連絡するの忘れてた!
そのうち、役員会自体もすっかり頭からこぼれ落ちてしまいました。自己嫌悪・・。

会長に「今日はもうしょうがないからいいよ。」と言って頂きました。
・・・反省。

いろんなことで、頭の中はいっぱいです。
キャパは超えちゃってるのかもしれません。
でも、やっぱり訪問看護は大好きだし、これは私の使命と信じて、もう少し頑張りたいと思います。