こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
看護師さんも募集中!!

看護師ブログのランキングです。ポチッってしてもらえると励みになります。(^^)/

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

クリスマスプレゼント

2011-12-02 23:37:02 | 訪問看護、緩和ケア
今日、ステーションに、素敵なプレゼントが届きました。

私の名前あてで、差出人は一瞬?。

箱を開けて、それが誰からであるのかすぐにわかりました。

もう4年近く前に、ご自宅で旅立たれたAさんのご家族からのものです。

Aさんは、末期がんで骨にも転移があり腕を骨折された状態で自宅に帰ってきました。
そこから訪問看護が始まり、実際訪問した期間はあまり長くはなかったと思います。

奥さんと息子さんが献身的に介護されて、ご自宅でのAさんは、短い間でしたが、とても穏やかに過ごされました。

訪問するなかで、Aさんが以前作ったペン立てを頂いたり、奥様が手作りしたキャラメルを頂いたりと、とても歓迎してくださったことを覚えています。
昨年もこのブログにコメントをくださって、あの懐かしい手作りキャラメルを送って下さいました。

そして、今年も私たちのことを忘れずにいてくれたんです。



ペン立てはお父さんが作っていたものを、息子さんが今度は作ってくれたそうです。

そして、レース編みのリーフをリボンで閉じて作ったポプリも・・・
        一つ一つ手編みで、リボンの色も変えて・・・
中にはラベンダーが入っています。

そして、あの時も頂いた手作りのキャラメル。
  

箱の中には、丁寧に書かれた息子さんの手紙が添えられていました。


キャラメルは、たくさん入っていたのでタッパーに小出しして、テーブルの上においておくと、スタッフが口中へポンと入れて「美味しい~」と言いながら訪問に出ていきます。

あの時訪問した看護師や、その時いた事務と感激しながら、未だに忘れずにいてくれることに感謝感激でした。

ちょうど、某訪問看護ステーションからグリーフケアのアンケートが来たりしていましたが、これじゃあ逆グリーフケアになっちゃいますね。

それにしても、このキャラメルの美味しさは、何とお伝えしてよいのやら。

適度な甘さとが、ゆっくりと口中に広がって、なんだかほっこりするお味なんです。

訪問の間、疲れたか身体と頭に、何よりの特効薬となっています。

こういう時には、この仕事をさせて頂いている幸せを、つくづく感じます。
本当にどうもありがとう。