ご高齢で、ずっと介護をされてきて、いよいよなにも受け付けなくなったとき、一切の延命治療をやめて、自然なかたちでお看取りをすることは良くあります。
在宅では、いわゆる老衰の患者さんに関しては、多くの方が介護の経過の中で、そうすることを望まれます。
私たちも、そうすることが一番体にご負担の無い、穏やかなお見送りとなることを経験していますので、その間は、ご家族が静かに見守ることが出来るように支援します。
たとえば、同じ状態で点滴をずっとされている方よりも、何も余分なものを入れない方とでは、何もしない方のほうが、穏やかな表情をキープされますし、どちらかというと長くご存命されると感じています。
ですから、老衰の方で延命を希望されるのなら、逆に何もしないほうが良いのではないかと思ったりもします。
今数人のかたが、いつ旅立たれてもおかしくない状態にあります。
おかげで、緊急当番の私は、毎夜いつ呼ばれるかわからない、落ち着かない夜を過ごしています。
今日も早朝の電話が鳴った時、私の担当の方で、すでに何もいれずに1週間以上頑張っている患者さんかと思いました。
でも、電話の相手は違う患者さんのご家族でした。
早朝に、ご家族の傍で、静かに息を引き取られたようです。
この方も、同じくらいに状態が悪化していた方ですが、昨日までお話しもしていたし、一口ずつでもスープなどを口にされていた方です。
もう余命がわずかしかないことを知り、ご家族が病院から連れて戻られました。
家に帰れたことを、とても喜んでいたかたです。
担当ナースが、エンゼルケアに訪問してくれたので、私は自分の患者さんからの連絡を待っていました。
その方は、前日すでに血圧も80を切っていましたし、何より無呼吸が頻発し、足にはチアノーゼも出ていましたから、医師の見解でも一両日のお別れとしていました。
でもその見解は、1週間前から同じで、毎日「今日か明日・・」と、ずっと寄り添っていたご家族はかなり疲弊されてます。
血圧は70~80の触診だし、SPO2も70~90台と幅があります。
意識はすでに全くなく、ただ休み休み呼吸をしています。
その状態で1週間。でも、そのかなり前から衰弱があり、水分もろくに入っていませんでしたから、予備力は全くない状態です。
もともと小さな身体は、ますます小さくなってご家族も「もう頑張らなくていいよ。」と声をかけています。
今朝も、ご家族から「呼吸を休む時間はまた長くなったけれど、ほかは変わりありません。今日は一人で見ていられます。」との連絡。
ウーン。さすがにその生命力にびっくりです。
主治医も「こんなに頑張る人は、珍しいね。」と言うほどで、ここまで頑張れる力は何なのだろうかと考え込んでしまいます。
ご家族も「何か思い残すことがあるのかしら??みんなにも逢えたし・・。何か分かればいいのだけれど・・」と、寝不足で腫れてしまった顔をひねっていました。
若い人がこの状況なら、もうとっくにダメかもしれません。
驚異の低燃費と、循環器系の強さ??
さすがに、かわいそうなほどですが、それでも命の灯は一所懸命消えないように頑張っています。
今夜も、まだ連絡がありません。
もしかしたらまた明日も頑張って生き抜くのかもしれないと、半信半疑で思っています。
実は今日も、もうお一人かなり危険な状況になってきていますので、そろそろ寝ないと、夜中に起きるのが辛いので寝ます。
ちなみに、ケアマネさんが一緒にステルベンケアをすることを志願していますので、ちょっとかわいそうだけれど、夜中に電話があれば、起こしちゃいます。
「僕が手伝います!起こしてください!」と言っていましたので。
少しは、24時間対応の訪問看護師の苦労を分かって頂けるかもしれませんね・・。
在宅では、いわゆる老衰の患者さんに関しては、多くの方が介護の経過の中で、そうすることを望まれます。
私たちも、そうすることが一番体にご負担の無い、穏やかなお見送りとなることを経験していますので、その間は、ご家族が静かに見守ることが出来るように支援します。
たとえば、同じ状態で点滴をずっとされている方よりも、何も余分なものを入れない方とでは、何もしない方のほうが、穏やかな表情をキープされますし、どちらかというと長くご存命されると感じています。
ですから、老衰の方で延命を希望されるのなら、逆に何もしないほうが良いのではないかと思ったりもします。
今数人のかたが、いつ旅立たれてもおかしくない状態にあります。
おかげで、緊急当番の私は、毎夜いつ呼ばれるかわからない、落ち着かない夜を過ごしています。
今日も早朝の電話が鳴った時、私の担当の方で、すでに何もいれずに1週間以上頑張っている患者さんかと思いました。
でも、電話の相手は違う患者さんのご家族でした。
早朝に、ご家族の傍で、静かに息を引き取られたようです。
この方も、同じくらいに状態が悪化していた方ですが、昨日までお話しもしていたし、一口ずつでもスープなどを口にされていた方です。
もう余命がわずかしかないことを知り、ご家族が病院から連れて戻られました。
家に帰れたことを、とても喜んでいたかたです。
担当ナースが、エンゼルケアに訪問してくれたので、私は自分の患者さんからの連絡を待っていました。
その方は、前日すでに血圧も80を切っていましたし、何より無呼吸が頻発し、足にはチアノーゼも出ていましたから、医師の見解でも一両日のお別れとしていました。
でもその見解は、1週間前から同じで、毎日「今日か明日・・」と、ずっと寄り添っていたご家族はかなり疲弊されてます。
血圧は70~80の触診だし、SPO2も70~90台と幅があります。
意識はすでに全くなく、ただ休み休み呼吸をしています。
その状態で1週間。でも、そのかなり前から衰弱があり、水分もろくに入っていませんでしたから、予備力は全くない状態です。
もともと小さな身体は、ますます小さくなってご家族も「もう頑張らなくていいよ。」と声をかけています。
今朝も、ご家族から「呼吸を休む時間はまた長くなったけれど、ほかは変わりありません。今日は一人で見ていられます。」との連絡。
ウーン。さすがにその生命力にびっくりです。
主治医も「こんなに頑張る人は、珍しいね。」と言うほどで、ここまで頑張れる力は何なのだろうかと考え込んでしまいます。
ご家族も「何か思い残すことがあるのかしら??みんなにも逢えたし・・。何か分かればいいのだけれど・・」と、寝不足で腫れてしまった顔をひねっていました。
若い人がこの状況なら、もうとっくにダメかもしれません。
驚異の低燃費と、循環器系の強さ??
さすがに、かわいそうなほどですが、それでも命の灯は一所懸命消えないように頑張っています。
今夜も、まだ連絡がありません。
もしかしたらまた明日も頑張って生き抜くのかもしれないと、半信半疑で思っています。
実は今日も、もうお一人かなり危険な状況になってきていますので、そろそろ寝ないと、夜中に起きるのが辛いので寝ます。
ちなみに、ケアマネさんが一緒にステルベンケアをすることを志願していますので、ちょっとかわいそうだけれど、夜中に電話があれば、起こしちゃいます。
「僕が手伝います!起こしてください!」と言っていましたので。
少しは、24時間対応の訪問看護師の苦労を分かって頂けるかもしれませんね・・。