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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●「溲」と「溺」を調べていたら、こっちの故事成語に辿り着いちゃった・・・ので、こっちから先に発信します・・・
●って言っておいて、さらに、脱線中・・・韓非子の喩老篇を読んでたら、「后稷」の熟語に出遭ったので、一部分を紹介します・・・こんなの、出ないだろうけど・・・。どうも、昔の漢文0点のトラウマかもしれんな・・・異様に漢文に執着しつつある(苦笑)・・・
「・・・(故に)冬耕の稼(カ)は、后稷も美しくする能わず、
豊年の大禾(タイカ)は、臧獲(ゾウカク)も悪しくすること能わざるなり。・・・」
以下、参考(既出記事)
(漢検2)
稷:下つき:后稷(コウショク)・・・ *広辞苑にも「后稷」の掲載あり*
「漢検1級 27-③に向けて その72 穢 稷 穡 2015年12月14日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事-」
<稷:ショク、きび、たおさ>
・第2版にも音訓すべて載ってます。
・が、意味のほうは、「①きび 「黍稷」」「②五穀の神、そのやしろ。「社稷」」「③たおさ。」・・・で、下つき熟語で「后稷(コウショク)」←説明なし記載(ーー)
・「后稷」=(大字源)「①太古、農事を担当した長官。「后」は長官の意。「稷」は五穀の意。②周王朝の始祖。舜の時代、「后稷」の官に任じられた(史記・周紀)。」・・・って、何の説明もなく、こんな難しい熟語を載せておくんだもんなあ(ーー)
・「たおさ」なんて、「田長(たおさ)」の事なんだから、「稷官(ショクカン)=農事を掌る官」と載せておけば良いのに・・・。
・「きび」関連の熟語・・・稷食(ショクシ)=きびの食、稷米(ショクベイ)=高粱、たかきび。稷黍(ショクショ)=稷や黍。すなわち五穀のこと。
・ついでに、
「稷狐(ショクコ・ショッコ)」「稷蜂(ショクホウ)」・・・これらは、城孤社鼠の類・・・穀物の神の祠に巣くう狐や蜂のことで、君主の側に仕える悪臣にたとえる・・・ということだそうです。
臧獲(ゾウカク)
<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第12回>文章題(鴎外・「細木香以」)
「・・・貸座敷の高楼大厦とその中にある(ケ)臧獲とは、おいらんを奉承し装飾する(コ)所以の具で・・・
(注)臧獲(ゾウカク):召使い・のこと・・・」(鴎外・「細木香以」)
「熟語の読み・一字訓読(実践問題その14) 陟 擽 臧 」
⑤臧獲(ソウカク・ゾウカク) - 臧(しもべ)
⑤臧獲:「男性の奴隷の蔑称」「臧、の賤称」「奴を罵りて臧と曰ふ、婢を罵りて獲と曰ふ」などとある。「臧穀(ソウコク)ともいいます。←荘子「読書亡羊」の故事(周辺知識①参照)。
(上記記事の)<周辺知識①>臧獲(ソウカク)・臧穀(ソウコク)の由来
●読書亡羊(どくしょぼうよう):他のことに気を取られて、本来の任務をおろそかにしてしまうこと。臧(ゾウ、ソウ)と穀(コク)という二人の下男が羊の番をしていたが、臧は読書に、穀は博打に夢中になって羊を逃がしてしまった。二人のしていたことは違うが、羊を逃がすという失敗をしたことに変わりはないという、『荘子・駢拇』の故事に基づく。・・・他の文献等では男女の下僕と解しているものもあります。
(注)ネットでは、「臧穀(ソウコク):ボディーガードの役をする、体格のよい男のどれい。▽「獲」は、とらえた どれい。「穀」は、かっちりしたもののたとえ。」と説明している方もいますが、出典・根拠等不詳です。
●「漢書では奴隷のことを「蒼頭奴」「蒼頭」と言い、「蒼頭」は元は兵士の意味だが、単にこれだけでも奴隷を意味するようになった。唐の時代には同様に「青衣」とも言い、「臧獲」という異称もあった。」との説明もネット上にありました。
●その他参考「人は嬰孩より老耋に至るまで、恒に徳を陰闇の中に受けて、而も自ら知らず。是れ何物ぞや。被褥、枕席、是れなり。一先輩有り。甚だ被褥を敬し、必ず手に之を展収して、之を臧獲(ぞうかく)に委(い)せざりき。其の心を用うる亦、云(ここ)に厚し。・・・」
👍👍👍 🐔 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●「溲」と「溺」を調べていたら、こっちの故事成語に辿り着いちゃった・・・ので、こっちから先に発信します・・・
●って言っておいて、さらに、脱線中・・・韓非子の喩老篇を読んでたら、「后稷」の熟語に出遭ったので、一部分を紹介します・・・こんなの、出ないだろうけど・・・。どうも、昔の漢文0点のトラウマかもしれんな・・・異様に漢文に執着しつつある(苦笑)・・・
「・・・(故に)冬耕の稼(カ)は、后稷も美しくする能わず、
豊年の大禾(タイカ)は、臧獲(ゾウカク)も悪しくすること能わざるなり。・・・」
以下、参考(既出記事)
(漢検2)
稷:下つき:后稷(コウショク)・・・ *広辞苑にも「后稷」の掲載あり*
「漢検1級 27-③に向けて その72 穢 稷 穡 2015年12月14日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事-」
<稷:ショク、きび、たおさ>
・第2版にも音訓すべて載ってます。
・が、意味のほうは、「①きび 「黍稷」」「②五穀の神、そのやしろ。「社稷」」「③たおさ。」・・・で、下つき熟語で「后稷(コウショク)」←説明なし記載(ーー)
・「后稷」=(大字源)「①太古、農事を担当した長官。「后」は長官の意。「稷」は五穀の意。②周王朝の始祖。舜の時代、「后稷」の官に任じられた(史記・周紀)。」・・・って、何の説明もなく、こんな難しい熟語を載せておくんだもんなあ(ーー)
・「たおさ」なんて、「田長(たおさ)」の事なんだから、「稷官(ショクカン)=農事を掌る官」と載せておけば良いのに・・・。
・「きび」関連の熟語・・・稷食(ショクシ)=きびの食、稷米(ショクベイ)=高粱、たかきび。稷黍(ショクショ)=稷や黍。すなわち五穀のこと。
・ついでに、
「稷狐(ショクコ・ショッコ)」「稷蜂(ショクホウ)」・・・これらは、城孤社鼠の類・・・穀物の神の祠に巣くう狐や蜂のことで、君主の側に仕える悪臣にたとえる・・・ということだそうです。
臧獲(ゾウカク)
<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第12回>文章題(鴎外・「細木香以」)
「・・・貸座敷の高楼大厦とその中にある(ケ)臧獲とは、おいらんを奉承し装飾する(コ)所以の具で・・・
(注)臧獲(ゾウカク):召使い・のこと・・・」(鴎外・「細木香以」)
「熟語の読み・一字訓読(実践問題その14) 陟 擽 臧 」
⑤臧獲(ソウカク・ゾウカク) - 臧(しもべ)
⑤臧獲:「男性の奴隷の蔑称」「臧、の賤称」「奴を罵りて臧と曰ふ、婢を罵りて獲と曰ふ」などとある。「臧穀(ソウコク)ともいいます。←荘子「読書亡羊」の故事(周辺知識①参照)。
(上記記事の)<周辺知識①>臧獲(ソウカク)・臧穀(ソウコク)の由来
●読書亡羊(どくしょぼうよう):他のことに気を取られて、本来の任務をおろそかにしてしまうこと。臧(ゾウ、ソウ)と穀(コク)という二人の下男が羊の番をしていたが、臧は読書に、穀は博打に夢中になって羊を逃がしてしまった。二人のしていたことは違うが、羊を逃がすという失敗をしたことに変わりはないという、『荘子・駢拇』の故事に基づく。・・・他の文献等では男女の下僕と解しているものもあります。
(注)ネットでは、「臧穀(ソウコク):ボディーガードの役をする、体格のよい男のどれい。▽「獲」は、とらえた どれい。「穀」は、かっちりしたもののたとえ。」と説明している方もいますが、出典・根拠等不詳です。
●「漢書では奴隷のことを「蒼頭奴」「蒼頭」と言い、「蒼頭」は元は兵士の意味だが、単にこれだけでも奴隷を意味するようになった。唐の時代には同様に「青衣」とも言い、「臧獲」という異称もあった。」との説明もネット上にありました。
●その他参考「人は嬰孩より老耋に至るまで、恒に徳を陰闇の中に受けて、而も自ら知らず。是れ何物ぞや。被褥、枕席、是れなり。一先輩有り。甚だ被褥を敬し、必ず手に之を展収して、之を臧獲(ぞうかく)に委(い)せざりき。其の心を用うる亦、云(ここ)に厚し。・・・」
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