漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その69 語選択問題

2015年09月30日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●広辞苑から・・・
・受検勉強そっちのけで弊ブログをご愛読いただいている方へのサービスです(^^;)
・広辞苑所載の熟語から語選択問題です・・・試してみてください。熟語の学習(復習)や該当する漢字一つ一つの連想力・発想力強化に役立つと思います👍
<A>
①官吏の身でありながら職責を尽くさない人
②ウグイスが枝から枝へ飛び移って鳴くさまのたとえ
③恥じて顔を赤らめること
④文化が盛んで文物が備わっていること
⑤死後に供養して、その功徳を飾ること
<語群>
(ふくいく、おうさ、いくぶん、こうかん、ついひ、ひりん、ざんてん、おうてん)
<語選択問題B>
①心の晴れないこと。不快なこと。
②鳥が仲睦まじくなき交わすこと
③寄り集まって相談すること
④生存中に築いておく墓
⑤決断がよく、意思が強いこと
<語群>
(ごうけつ、かき、おうめい、こうけつ、じゅちょう、かいしょう、かいめい、うっとう)

<語選択問題A 解答>
①曠官(=曠職) ②鶯梭 ③慙靦 ④郁文(出典・論語) ⑤追賁
<語選択問題B 解答>
①鬱陶 ②嚶鳴 ③会商 ④寿冢 ⑤果毅

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その68 申証 叔世 平章

2015年09月30日 | 日記
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●広辞苑から・・・
・もはや、漢検や1級漢字からは逸脱した分野に入り込んでしまった(^^;)
・自分でまとめていて、実はよく分からなかった簡単な漢字の熟語・・・やっと、今日、調べることができた👍

①「申証(シンショウ)」=明白な証拠 という意味・・・なぜこの熟語でこういう意味なのか、よくわからんかった。
・大言海にも載っていなかったので、大漢和に当たったところ、「申」に「明白な、あきらかな」という意味・読みがあることがわかった。
・なるほどね、簡単な漢字の熟語でもしっかり調べないと身につかないですねえ・・・。
・ちなみに、「申」の現行読みは「シン、もう(す)、表外:かさ(ねる)、さる」だけですから、ここから意味をくみ取ろうとしても無理でした。

②「叔世(シュクセイ)」=末世 という意味・・・なぜ「叔」の字なのか、「伯仲叔季」だから、「季世」ならわかるが、なぜ「叔」?
・これも、大漢和に当たったところ、氷解👍
・「叔」に「すえ」という意味・読みあり。大漢和に丁寧に「叔世=季世=澆季の世=すえの世」とあった👍
・ちなみに、「叔」の現行読みは「シュク、わか(い)」のみ。

③「(ヘイショウ)」=(広辞苑では)①公明正大な政治をすること ②公平に評価すること ③折衷すること。また、結婚の仲介をすること。
・何気なくまとめていたけど、よく考えると、全くわからない熟語・・・
・こんな簡単な字だから他の国語辞典にもあるだろうと思ったら、「大言海」や「大辞林」にナシ。
・こりゃ、漢和辞典に当たらんとダメだな、もしかしたら故事成語の類であるのかも・・・と思って調べた。
「漢字源」:(ヘイショウ、ベンショウ)①公平におさめる ②公平に品定めする ③結婚を仲介する ・・・出典や説明はナシ。
「字通」:(ヘイショウ、ベンショウ)明らかにして治める・・・「・・・九族、既に睦(した)しみ、百姓を平章す・・・」
「大字源」:①平和に導き、徳を明らかにさせる(一説に、「弁章」に同じく、家柄や身分を分かち定める)「百姓を平章す」(書経・尭典) ②公平に品定めする ③結婚を仲介する(出典「遊仙窟」とあるも、文章なし) *弁章=区別し明らかにする(=平章(ヘイショウ、ベンショウ)、便章)
「大漢和」:(ヘイショウ、ベンショウ)①わかち明らかにする・均しくあきらかに治める「・・・百姓を平章・・・」 ②公平に品評して品位を明らかにする ③結婚の媒介をする・とりもつ(「・・・未婚の外甥の容質、甚く有り・・・、当に平章を為す・・・」(太平廣記)

*「平(ベン)」は呉音(漢字源)。「平」には「わける、わかち治める」意あり(大漢和)。
・と、いうことみたい・・・。漢和辞典も一長一短あるけど、これはさすがに大漢和の勝利かも(^^)

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古田武彦 「古代史をゆるがすー真実への7つの鍵ー」

2015年09月30日 | 読書
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●ミネルヴァ書房の「古田武彦・古代史コレクション」シリーズ、第24巻目・・・
●「「邪馬台国」はなかった」以来、営々と築き上げてきた古田史学の広範にわたる成果の一つ・・・
●下手な推理小説なんかより断然面白い書物群・・・といったら、古田さんに大変失礼ですね(^^;)
●一応というか真面な学問・学術書なので、面白くとらえたらいけないのかも知れませんが、常識と論理を重ねつつ、古代の真実の姿を推理・想像するのが、とても楽しい・・・。
●古田史学や九州王朝説を知らない人は、なんだか珍糞漢糞でしょうが(^^;)

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熟語の読み・一字訓読 (その203)

2015年09月30日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その203)です。
<籃:ラン、かご、あじろごし>
・かご:揺籃、籃筐=かご・ざる、籃子=かご・ざる・把手のあるかご、
・あじろごし:籃輿=竹あみのかご・あじろのかご=竹轎
<籔:ソウ、こめあげざる>
・こめあげざる:籔箕(ソウキ)=米あげざる
*簍籔(ロウソウ)(=竹器)①頭に物を載せるときの、藁などを編んだ台。「籔(こめあげざる)」、②竹で編んだ四足の机(*古語で「おしまづき」)
<籀(籒):チュウ、よ(む)>
・よ(む):籀読=通読、 籀繹=抽繹、籀演=演繹・・・*「抽」は「読む」意(大・字)
・その他:(古代の書体)籀書、籀文=大篆(ダイテン)、
<籐:トウ>
*籘枕(トウチン)=籘製のまくら、籘榻(トウトウ)=籘の安楽椅子
<籟:ライ、ふえ、ひび(き)>
・ふえ:籟籥(ライヤク)=簫のふえ、籟竽・・・
・ひび(き):人籟、地籟、天籟、松籟、澗籟・・・
<籙:リョク、ロク、かきもの、ふみ>
・かきもの、ふみ:(適当な熟語なし? 字通に下付き熟語多数あるも不詳)
・その他①:「籙(ロク)」(=天子の策命、道家の秘文、未来記 などの意味あり)→籙図(ロクト)・図籙(トロク)=天の符命、秉籙(ヘイロク)=籙を秉る=天子の位につくこと→「籙を秉り、樞(枢)を握る」
・その他②:胡籙(やなぐい)、摂籙(セツロク・ショウロク)=摂政の異名。関白をもいう。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その67 瑩貝 邏斎

2015年09月29日 | 日記
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●熟語の読み(音訓)シリーズ・・・
・まだ再開というわけではありませんが、WP打ちしたものがまだ残っているものを配信しています。<その210>ぐらいまでは続くと思います。
・その先はWP打ちする暇があれば続けますが、27ー②以降になる見込みです👋
●「瑩貝(ヨウガイ)」=光沢を出すのに用いる貝殻のこと。
・広辞苑の復習をしていて、前から気にはなっていた、この「瑩貝(ヨウガイ)」・・・漢検辞典には載ってないし、「瑩」の現行の音読みは「エイ」のみ。
・なんで「ヨウ」と読むのか、ちょっと調べた。
・「瑩貝」・・・4辞典(大漢和・字通・大字源・漢字源)とも、この「瑩貝」なし・・・かつ、音に「ヨウ」とある辞典あるも、掲載されている熟語はすべて「エイ」音の熟語だけ・・・(漢字源に「ヨウ」(呉音)とあった)。
 *たとえば、「瑩潤(エイジュン」=つややかなさま。「瑩徹(エイテツ」= 明るく透き徹っているさま。澄み渡っていること。
・国語辞典の「大言海」でやっと理解・・・「ヨウガイ(「ヨウ」は呉音)・・・またはエイガイ(「エイ」は漢音)」と説明がなされていた。
・漢和辞典だけじゃダメで、国語辞典も調べないとダメなのか・・・(^^;)
*出題されないとは思いますが、「ヨウガイ」「エイガイ」・・・どっちを回答したら良いんだろ(^^;)
●漢検漢字辞典第2版・・・
・「邏斎(ロサイ)」・・・托鉢・乞食を意味する、この「ロサイ」・・・現行音および漢音・呉音ともに「ラ」なのに・・・なぜ「ロ」?
*通常は「巡邏(ジュンラ)」「警邏(ケイラ)」など・・・すべて「ラ」音熟語。
・この「ロサイ」は痴れっと、漢検漢字辞典にも載っています・・・なぜ「ロ」なのか、一切説明はなし。
・ちなみに、大漢和「ラサイ」・大字源「ラサイ」・字通(熟語なし)・漢字源(熟語なし)・・・と、「ラ」が優勢。
・でも、広辞苑では、しっかりと「ロサイ」・・・。
・大言海は「ロサイまたはラサイ・・・天竺にて人の門に立ち歌などをうたいて食を乞い糊口する者。托鉢、また、乞食の異名ともする」とあった。

・漢検漢字辞典&広辞苑 VS 大漢和&大字源 ・・・どっちを取るか(^^;)・・・「ロサイ」と回答しておいた方が無難なんでしょうね(^^;)現行の音読みにはないし、わけわからんけど・・・。

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熟語の読み・一字訓読 (その202)

2015年09月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その202)です。
<簟:テン、たかむしろ、すのこ>
・たかむしろ、すのこ:簟席=たかむしろ・竹席、簟子=竹席、簟床=簀の子、簟牀=竹の簀の子、簟褥=たかむしろの簀の子、露簟・・・
<簷:エン、ひさし、のき>
・ひさし、のき:簷宇=のき、簷雨、簷下、簷瓦、簷溜=簷霤(エンリュウ)=あまだれ、簷楹(エンエイ)=のき・・・
*簷馬(エンバ)=風鈴の類。
<簫:ショウ、ふえ、しょうのふえ>
・ふえ、しょうのふえ:簫鼓=簫と太鼓、簫洞、簫笳=簫と葦笛、簫吹、簫籟・・・
*簫鬆(ショウソウ)=管のゆるみ
*「簫」=小管を編み、参差して鳳凰の翼に象った管楽器(大漢和に図あり。「笙」とは異なる。)
<簽:セン、ふだ、はりふだ、しる(す)、みだ(し)>
・ふだ、はりふだ:簽子=付箋、簽注=䇳注、簽貼(=付箋)=はりがみ、簽掲(センケイ)=はりだし、札(ふだ)を貼ってしるしとする
・しる(す):簽記=書きしるす、しるし。簽押=簽字=簽名=署名。簽約=調印。簽書=署名する。
・みだ(し):(「ふだ、はりふだ」とほぼ同様)≒上記「ふだ・はりふだ」の熟語参照。
<籌:チュウ、かずとり、はかりごと、はか(る)>
・かずとり:籌算=計算、籌子=計算の道具、牙籌、籌馬=かずとり・・・
・はかりごと:籌画、籌策(筴)、籌略、籌謀・・・
・はか(る):籌議=計画する・はかる、籌国=国家の大事をはかる・・・

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熟語の読み・一字訓読 (その201) 篳 簍 篷 簣 簧 簪 

2015年09月28日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その201)です。
<篳:ヒツ、ヒチ、まがき、いばら、しば>
・まがき:(熟語なし)
・いばら:篳門(ヒツモン)=いばらの門(貧しい住居の意)。篳牖(ヒツユウ)=茅屋。 篳竇(ヒツトウ)=草廬(貧者の家)
・しば:篳路(藍縷)=しば(柴)の車、篳戸=枝折り戸、
*「篳域(ヒツイキ)」=の意。←「まがき」の意あるかも。
<篷:ホウ、とま、ふね、こぶね>
・とま:篷舟=篷船=とまをかけたふね、篷廠(ホウショウ)=とまぶきの舎
・ふね、こぶね:篷帆=舟の帆、篷檣=舟の帆、篷底=船中、船底などの意、篷窓=船窓
<簍:ロウ、ル、たけかご>
・たけかご:(小さい丸いたけかごの意)簍筐(ロウキョウ)=簍子=ざる・たけかご、簍籔(ロウソウ)=頭に物を載せるときの、藁などを編んだ台。「籔(こめあげざる)」
<簣:キ、あじか、もっこ>
・あじか、もっこ:簣籠(キロウ)=もっこ。一簣(の功)。積簣。簣進。覆簣。・・・ 
<簧:コウ、ふえ、しょうのふえ、した>
・ふえ、しょうのふえ:笙簧、吹簧、竹簧・・・
・した:簧誘(コウユウ)=巧みな口先でだます、簧舌=巧言、簧譖=簧口=讒言、簧鼓=簧惑=妄語で衆を惑わす喩え
<簪:サン、シン、かんざし、かざ(す)、はや(い)、あつ(まる)>
・かんざし:簪纓=かんざしと冠の紐、転じて高官のこと、簪裾=かんざしと衣の裾、転じて貴人・官吏のこと、簪笏=冠をとめるこうがいとしゃく、転じて礼服、官吏、任官する、官吏となる意、簪筆=①毛で飾った簪(*冠前にさす) ②官吏が筆を頭髪にはさむこと(下級官吏になることをいう)
・かざ(す):簪花=花を頭に頂いてかざすこと、頭に頂く花・かざしの花
・はや(い)・あつ(まる):盍簪・簪盍(朋友の相集まること)*「簪」ははやい(疾い)こと、「盍」は集合すること を意味する。一説に「簪」にも聚合の義あり。
*四字熟語:簪纓縉紳(官に仕えている人)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その66  対義語・類義語 袙 衵

2015年09月28日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験から漏れた問題候補・・・解答は本記事末尾・・・
<対義語・類義語>
<対義語>
1.掲揚 2.正史 3.恭謙 4.煽動 5.諷経
<類義語>
6.煩悩 7.応器 8.書物 9.僧侶 10.重祚
<語群>
(ふと、てっぱつ、かんきん、きょうごう、こうのう、はいし、かんし、ふくへき、じんろう、うんちつ)

●漢検漢字辞典第2版から・・・
・「あこめ」の「袙」・・・もともとは「衵」の誤用とか・・・
・現行の読み:袙:ハ、バツ、うちかけ、あこめ
・第1版:バツ、ハ、あこめ 意味①はちまき。昔の軍人が額に巻いて飾りとした布。「袙頭」②あこめ。衣服の一つ。「衵(ジツ)」の誤用。
・第2版:意味の②を③に移行して、新たな②として「うちかけ、胸と背をおおう衣。」と追加。(音熟語の記載なし)
<「袙頭」の読み>
・大漢和「バツトウ」、漢字源「バクトウ」、字通 なし、 大字源 なし *漢字源の「バク」は音で記載あるも、他の辞書には「バク」音なし。
・大漢和の説明に、「はちまき:武人の頭に巻いて貴賤を表す飾り」とあった。その出典として「諸侯の首飾りを絳袙で貴賤を表す・・・」(後漢書)とあった・・・「絳袙」の読みはありませんでしたが、大漢和なら、たぶん「コウバツ」と読むのかも・・・。
<意味②うちかけ・・・の音熟語>
・「腹当て、裲襠」として「袙腹」の熟語あり。ただし、大漢和「ハフク」、大字源「バツフク」。

<参考>「衵」:ジツ、なれぎぬ、ふだんぎ、あこめ  ・・・「衵服(ジツフク)」とか・・・。

<対義語・類義語>解答
1.降納 2.稗史 3.驕傲 4.諫止 5.看経 6.塵労 7.鉄鉢 8.芸帙 9.浮屠 10.復辟

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その65 莅

2015年09月27日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検四字熟度辞典・・・
・以前は460頁ぐらいのこの辞典、読みこなすのに1週間は優にかかっていたけど、最近は3日ぐらいで読みこなせるようになった。
・しかし、前回(27-①)、「妍姿(艶質)」を「妍資(艶質)」と痛恨のミスを犯したので、今回、目を皿のようにして読み直した。
・本番の1週間ぐらい前になったら、もう一度読み返す予定・・・。
・さ、今度は自分でまとめた「広辞苑」所載の熟語群の復習にとりかかろうかな・・・
●漢検漢字辞典第2版から・・・
「莅」
・第1版では「リ、のぞ(む) 意味:のぞ(臨)む。その場に行く。また、つかさどる」
・第2版で、意味に「行う」が追加されていた。
・現行の「莅」の読み「リ、のぞ(む)、ゆ(く)、おこな(う)」
・対応する音熟語が載っていないので、出ることはないと思いますが、念のため、以前、公開した音訓整理を下記します。

・のぞ(む) :莅職(リショク)ー莅(の ぞ)む
・ゆ(く)  :莅盟(リメイ) ー莅( ゆ )く 
・おこな(う):莅国(リコク) ー莅(おこな)う 

*莅職:職につくこと。同様な意味で、他に「莅官(リカン)」=任官、「莅決(リケツ)」なども「のぞ(む)」ことと理解。
*莅盟:会盟に参加する意なので「ゆ(く)」と理解。「会盟に行って会議にのぞむ」ような意味で「のぞ(む)」意もあるかも。
*莅国:=治国の意。他に、「莅政(リセイ) 」も同様な意味で「国政をおこなう、政治をおこなう」と理解。
<周辺知識>「莅莅(リリ)」:中国語関連ですと「①水声 ②樹木の声音」のような意があるように書かれていますが、漢検DSか何かで「木木の梢が触れ合う音」と書いてあったような気が・・・。

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高田 郁  「蓮花の契り  ー出世花ー」

2015年09月27日 | 読書
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへペット(猫) ブログランキングへ気まぐれ日記 ブログランキングへ

●高田郁さんのデビュー作「出世花」の第2弾というか、完結編。
●デビュー作は7、8年前の力作でしたが、なにしろ、もうだいぶ前なので、ほとんど内容を忘れたままで読みました。
●「三昧聖(さんまいひじり)」となった主人公・お縁の、その後のお話とエンデイング・・・
●相変わらず、ときどきホロリと涙が出る話を織り込みながらの郁ストーリーでした。あっという間に読了。
●まあまあ、楽しめましたけど、「あい 永遠にあり」や「銀二貫」、「みおつくし料理帖シリーズ」ほどではなかったな。
●次回作にも大いに期待しています👍けど、今度はどんなテーマで書くんだろ、興味津々。
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●題名の「蓮花の契り」・・・「れんかのちぎり」となってましたが(このブログでもどこかで書きましたけど)、「蓮花」は漢検辞典でも広辞苑でも「れんげ」と読みます(「蓮華」も「れんげ」)。「れんか」と読ませたいなら「蓮荷」ですよお。
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その64  犂然(リュウゼン)

2015年09月26日 | 日記
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●辞典類・・・
・「説郛」のことでボクちゃん先生に教えてもらった辞典、図書館で調べたら、「漢字源」(学研)があった。
・試しに、昨日の「犂」で見てみたら、 「犂然」は「リゼン」しか載ってなかった。「漢字源」には「リュウ」音なし。
 「犂然(リゼン)=①すっきりしたさま ②すき間があってぞくぞくするさま」だって・・・。
・昨日の記事で漢検も大漢和も大字源も「リュウゼン」で、おおよそ「おそれおののくさま」の意味 ←熟語の出典は漢字源の②の意味と同じ。
・ついでに字通も見てみたら字通は「リゼン」で意味が「心がとけて自得する」だって・・・何のこっちゃ?なお、この語・意味の出典は不明。
・まあ、色々な読み方があるんですね・・・もう、面倒見切れんわ(^^;)
・整理すると、
 「犂:リュウ」音の場合
 ◎犂然(リュウゼン):おそれおののくさま、ふるえおののくさま、ふるいおののくさま(漢検第2版、大字源、大漢和)
  *同様の意味で「犂然(リゼン)」と読んでいる辞典もあり(漢字源の②の場合)
 ということでしょうか。
 *ただし、「犂然(レイゼン)」と読む場合は、「はっきりしているさま」という意味(大漢和、大字源)。なお、字通所載の「犂然(リゼン)=心がとけて自得するさま」もこちらの意味のような気がするが、この「リゼン」読みは不詳。漢検漢字辞典には、この読み・意味の記載はなし。

<追記>
 〇犂黒・・・漢検「くろい、うすぐらい 「犂黒」←読みなし 」ですが、大字源は「レイコク」・・・昨日の記事どおり。
 *大漢和・字通では「リコク」となってました(^^;)漢字源には同熟語記載なし・・・。
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どうも、音読みはよくわからない・・・というか、漢検漢字辞典に読みの振っていない熟語は、どちらで読んでも正解ということで割り切って覚えるしかないかな・・・。
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諸田玲子 「破落戸ーあくじゃれ瓢六」

2015年09月25日 | 読書
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●「あくじゃれ瓢六」シリーズもの・・・
●久しぶりの新刊単行本かと思ったら、これはオール読物の連載ものの単行本化だった(ーー)
●連載ものは、この著者や作品に限らず、味わいが今一ですねえ。
●これもちょっとストーリーが平坦すぎて、しかも、話材がちょっとお粗末だったような・・・。諸田ファンとしてはちょっと残念でした。

●次に借り出す予定の「四十八人目の忠臣 (集英社文庫)」は期待していますよお・・・現在予約2人待ち状態。
(その前に「蓮花の契り」(高田 郁)が明日借り出せることになった~🎶)
👍👍👍 🐑 👍👍👍

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その63  犂

2015年09月25日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(旻天・・・旻(ビン、そら、あきぞら)・・・ですねえ)
●記録更新・・・
・閲覧数、閲覧者数ともに、ここ2、3日で、またまた記録を更新。どうしちゃったんだろ(^^)。27-②まで、あと1か月、そろそろ、皆さん、本腰を入れて受検対策でしょうか(笑)
・これからの方で、弊ブログを活用される方は、(老婆心ながら)公開している模擬試験問題の第1~15回&補習版(その1)&(その2)は「やらない」方が良いかも・・・ちょっと難度高く、復習するにしては時間が足りず、却って混乱してしまう気がします(他にやるべきことがあると思います)。
・直近の<補習版その3>~<補習版その5>の3つぐらいは取り組まれても良いかもしれません。本番の訓練になると思います。
●漢検漢字辞典第2版から・・・「犂牛の喩え」の「犂」
・第1版に比べて、大幅に増えていますよ・・・要注意かも。
・第1版「リ、レイ、すき」→第2版「リ、レイ、リュウ、すき、す(く)、まだらうし、くろ(い)、しみ」
・「り、レイ」の音に対応する意味として
 ①すき、からすき ②すく、たがやす ③まだらうし 「犂牛(リギュウ)」 ④くろい、うすぐらい 「犂黒」 ⑤しみ。老人の皮膚に出る斑点。
 (①・②の熟語は大項目で「犂耕(リコウ)」「犂鋤(リジョ)」 *下付きで「鋤犂(ジョレイ)」
・「リュウ」に対応する意味として
  おそれおおのく 「犂然(リュウゼン)」 ←「おそれおののく」は“現行”の訓読みにはありませんが、各辞典によれば意味・読みとしてあります。(こういうところが怪しいですね、以前から、現行の訓読みに対応しない熟語でも音読み問題には出題されていますから。)
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・以下は私が調べた「犂」(以前の記事にも掲載しているかもしれません。再掲示かも。)
<(犁):リ、レイ、リュウ、す(く)、すき、まだらうし、しみ、くろ(い)>
・す(く):犂田(リデン)=田畑をたがやす
・すき  :犂鋤(リジョ)=からすきとくわ、犂嘴(リシ)=犂頭=すきの頭、*「犂」=牛に牽かせて土を耕す具
・まだらうし:犂牛(リギュウ)=黄と黒のあまじった毛色の牛。「犂牛の喩え」「犂牛の子」
・しみ:犂老(リロウ)=老人のこと(「犂」は老いて面に生じる犂色のあばたをいう)=黎老(レイロウ・リロウ)←「黎」字だが、この「黎」は「犂」のこととも。
・くろ(い):犂黒(レイコク)=黒いこと。犂旦(レイタン)(=黎明) ←この「犂」は、「至り及ぶ、天明に至り及ぶ意。ただし、一説に「黒、夜が明けきらずなお暗い意」」とある。
*犂頭鮫(リトウコウ)・犂頭鯊(リトウサ)=さかたざめ ←犂頭に似ているから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*「くろ(い)」という意味のときは「レイ」と読むようですねえ。
*なお、「犂然(リュウゼン)」は私の以前の調査から漏れていました(現行訓読みに対応する熟語を中心に整理していたせいでもある)。
*今回、各辞典を調べ直しましたが、大字源に、
 「犂然(リュウゼン)」=ふるえおののくさま
 「犂然(レイゼン)」=はっきりしたさま
と、意味によって2種類の音対応の異音同語の熟語がありましたので注意。ただし、漢検さんは「リュウゼン」しか載せていないので、まさか、「レイゼン」の意味の方での出題はないとは思いますが・・(^^;)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その62  語選択問題  瓔 聊

2015年09月25日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験から漏れた問題候補・・・解答は本記事末尾・・・
<語選択問題> *すべて漢検漢字辞典所載熟語です。広辞苑にも全部あり。
1.火傷や切り傷のあとにできる皮膚のひきつれ
2.寺院・仏寺、また、小さな神社・小社 
3.浅い水中を歩いて餌をとる鳥類の総称
4.情け容赦のない役人のたとえ
5.意地っ張りで人に従わないこと、強情なさま
(語群)
(じんし、ようそ、しょうきんるい、さいし、そうよう、かきんるい、ごうふく、かいそくしゅ)
●漢検漢字辞典第2版から・・・
①「瓔珞」の「瓔」(ヨウ、エイ、くびかざ(り))
・第2版で、「くびかざ(り)」が追加。
・第1版・第2版ともに、「瓔珞(ヨウラク)」「珠瓔(シュエイ)」「鈿瓔(デンエイ)」の熟語記載あり。
・「ヨウ」「エイ」の読み分けがあるので注意したほうが良いですね。「ヨウ」の方は仏教用語だからかな?
・ちなみに、「珠瓔(シュエイ)」=真珠の首飾り、「鈿瓔(デンエイ)」=螺鈿細工の黄金の首飾り  って感じでしょうか。
②「聊(いささ)か」「聊爾(リョウジ)」「聊頼(リョウライ)」の「聊」
・現行読みは、「リョウ、みみな(り)、たよ(る)、たの(しむ)、いささ(か)」
・第2版で、意味の④に「④耳なり 聊啾(リョウシュウ)」が追加されていた・・・「聊(みみな)り」の訓で、模試出題したような・・・。
・これは本番でも新出問題候補かも・・・(^^)

<語選択問題>解答
1.蟹足腫 2.仁祠 3.渉禽類 4.蒼鷹 5.剛愎(「剛腹」は×)  (注)「剛腹」:胆力のすわっていること。度量の大きいこと。)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その61 書き問題  雍

2015年09月24日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●模擬試験問題から漏れた問題候補(^^)
・試しにやってみてください👋 回答はこの記事の末尾に👍
・書き問題
 ①僭越ながら、小才、つまりカタカドを披露する
 ②ウワバミのように酒を飲む
 ③折角の老婆心がトジに終わる
 ④トクとご覧あれ
 ⑤余った飯をモタイの中に入れる
 ⑥人生のカンサンを味わう
 ⑦カマを掛けて本心を聞き出す
 ⑧陶磁器のカマ元を訪れる
 ⑨人の話にハンジョウを入れてからかう
 ⑩わずらわしくごたごたと乱れることをハンジョウという
●漢検漢字辞典第2版から・・・
<雍:(現行読み):ユ、ヨウ、やわ(らぐ)、いだ(く)、ふさ(ぐ)>
・第1版:ヨウ、ユ、やわ(らぐ) 意味①やわらぐ。なごむ。 「雍雍」「雍和」 ②ふさぐ。さえぎる。「雍防」 「雍らぐ」(やわらぐ):やんわりと包む、なごやかにむつみあう
・第2版:意味の③に「③いだく、保つ 「雍樹」」が追加されている。
・「雍樹」って・・・読んで字のごとく「樹をいだく」ことではありますが、正解は「小児を抱くこと」(大漢和・大字源)。大字源に「抱かれた子が木にぶら下がった形に似ているので「樹」という。」と丁寧に説明がなされていました。なお、雍樹=擁樹 です。
・ほんの1、2行増やすだけなんだから他の余計なところを削って、このくらいの完結明瞭は熟語の説明ぐらい入れておいてほしいもんだ。
(当ブログの「音訓」シリーズが<その200>までで中断していますが、この夏までにほぼ全部の1級漢字の音訓を調べ終えてA4ノート5冊分になってます。そのうち、まだWP化できていない部分に「雍」がありました。改めて見直したら「雍樹」もありました。また、そのうち、このシリーズも再開しないと・・・27-②終了してからですが(^^;))

<書き問題の解答>
①片才 ②蟒(蠎)・蟒蛇 ③徒爾 ④篤 ⑤瓮・甕・罍・缸・罌 ⑥甘酸 ⑦鎌 ⑧窯 ⑨半畳 ⑩煩擾

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