日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<
百尺竿頭一歩を進む>&<
百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●正月中には「模擬試験倉庫」さんの模試をすべて復習したい・・・現在、その10まで復習完了・・・
●その中で(単に間違えたところを復習するだけでは勿体ないので)内容を敷衍して復習したものを記事にしていきたいと思ってます・・・順不同ですけど、記事にしたいと思った順に記事にしていきます。為になれば幸い・・・。
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(年末のご挨拶は済ませましたが、記事は続けます)
●<書き問題> 「契りきなカタミに袖をしぼりつつ 末の松山波こさじとは」
・作者は、ご存じ、小倉百人一首・清原元輔。清少納言の父親・・・って、忘却の彼方だった(汗)三十六歌仙の一人。
・子供(小学低学年)のころから、麻雀と百人一首だけはかなりやってきた・・・尤も、百人一首は正月の“勝負”用にやったので、上の句はしっかり覚えていても下の句は覚束ないものがあった・・・もちろん、小学生なので、意味もわからず棒暗記・・・ははは。中学生ぐらいになってやっと意味もわかるようになったのかも知れない・・・
・てな感想は置いておいて、この「カタミ」・・・他にも使いようがあるのかどうかを調べたら、「互替り・互替わり」(カタミがわり)という言葉があった。「片身替り」という同音異義の言葉もあるので、もし、書き問題で出たら、注意・・・って、こんなん出ないか(笑)
互替り(カタミがわり):(広辞苑)互いにかかわり合うさま。交互。輪番。
*文例:(大辞林)かわるがわるすること。交互。 「
両足で 空(くう)を-に蹴つてゐた/ぼんち 泡鳴」
cf:
片身替り:片身または片袖の模様・縞柄などの違った衣服。
●読み問題 「・・・袖を扣(ひか)う」・・・こういう出題をされると、思わず“おさ(う)”と書きそうになる・・・でも、過去問などでも「ひか(える)」=「扣(ひか)う」は定番の読みかも・・・
<扣:コウ、ひか(える)、たた(く)、たず(ねる)、さしひ(く)>
*漢検2では<コウ ひか(える)・たた(く)>の読みのみ掲載。
*漢検2:①ひかえる。ひきとめる。「扣制」 類)控
②たたく。うつ。「扣頭(コウトウ)」類)叩(コウ)
③さしひく。へらす。「扣除」
④尋ねる。問う。
*漢検2では訓読みは<ひか(える)・たた(く)>のみの掲載だけど、音読みに「扣頭(コウトウ)」「扣除(コウジョ)」あり。
現行訓なら、「扣頭(コウトウ)ー扣(たた)く」
「扣除(コウジョ)ー扣(さしひ)く」
となるのだろうが、こういうのは出題されないんだろうなあ・・・。この例は音熟語の意味が分かりやすいけど、同じく「( )く」で終わっているので、こういうのは音熟語の意味もわかってないと解きづらいもの・・・。
*ちなみに、当ブログの記事では
<扣:コウ、ひか(える)、たた(く)、たず(ねる)、さしひ(く)>
・ひか(える):
扣制=ひきとめる・おさえとどめる=牽制・制肘(掣肘)、扣留=拘留、 *攀轅
扣馬
・たた(く) :
扣扉、扣額=ぬかずく(頭をうって地をたたく)、扣舷=舷(ふなばた)をたたく、扣門=門をたたく=人を訪問する=叩門
・たず(ねる):
扣問=たずね問う=叩問=質問、
・さしひ(く):扣算=差し引く・割引する、扣減=差し引く=
扣除
と整理してあるのでご参考まで・・・。
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