漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

敦樸・敦朴 敦睦 敦穆

2017年07月31日 | 気をつけたい同音異義熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●昨日は“ボク”でつかまって、だいぶ、時間を浪費した・・・
●「敦樸・敦朴(トンボク)」と「敦睦(トンボク)」と「敦穆(トンボク)」・・・
●いずれも、漢検2掲載熟語・・・意味は下記のとおり

敦樸・敦朴   漢検2掲載:人情があつく、正直で飾らないこと。(漢検2)
              正直で、いつわりかざらないこと。 (広辞苑)
              人情が厚くて飾りけがない。(大字源)

敦睦      漢検2掲載(熟語のみ):情愛が厚くて仲の良いこと(広辞苑) 
                    親切で仲がよい・真心があって親しい。(大字源)

敦穆      漢検2掲載(熟語のみ):「穆」の意味「②てあつい。ていねいな。「敦穆(トンボク)」」(漢検2) 
                    人情が厚く、和らいでいる。(大字源)

●なぜつかまったかというと、適切な文例というか書き問題にする場合の設問文をどうつくるかという問題・・・
・「敦樸・敦朴(トンボク)」は他人の性格や人柄などのことなのでつくりやすい・・・ 
 ネットで文例も
  其の容色温直敦朴なり・・・
  敦朴(とんぼく)な人柄で・・・
  人情敦朴・・・
 などとあって、「あの人はトンボクな人柄で人に好かれている」とかなんとか、簡単に設問できる・・・

●が、「敦睦(トンボク)」と「敦穆(トンボク)」は文例や設問文をつくろうとすると、どうにもわからない・・・
 一応、ネットでは以下のような文例を見つけたが、いずれも古そうなのと、何度読んでも違いがハッキリとはわからない・・・
 (敦睦)
  ・融和敦睦ノ道ハ情誼投合スルニ在り(伊藤博文)
  ・九族を敦睦し、親しきを親しむの恩を隆 ( さか )んにすることを知り、諸子たるものは・・・ 〔出典〕運命(新字新仮名)/幸田露伴(著)
 (敦穆)
  ・特に昨春満洲国皇帝陛下訪日の大儀ありて、両国、皇室と帝室との御親交に一段の敦穆加えたるは申すも畏き極みなるが・・・
  ・当に太子をして親戚に、敦穆ならしむべし
  ・東亜の道義発揚に友邦との敦穆を厚うす

●たとえば、
 ・親族とのトンボクに努める・・・この場合、どっちでも通用しそうだし・・・
 ・友人とトンボクを深める ・・・とした場合でも、どっちでも良さそうだし・・・

●こういうのだと区別がつくだろうか・・・
 ・友人との喧嘩を反省してトンボクに努める・・・この場合は、「敦睦」でいいだろうか・・・これでもまだ、「敦穆」でもよさそう?

・・・と、結局、まだわからないまま・・・どなたか、違いがわかるような適切な文例なり設問があればご教示願いたい・・・
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北溟(北冥)・南溟(南冥) 南柯vs南華  鵜梁vs鵜翼 

2017年07月30日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・漢検2、全然すすまん・・・颱風5号のように迷走中・・・今日も「北(ホク)」の“北溟・北冥”から脱線・・・
(トラは襤褸負けするし、気分悪かったけど、先ほど、読売が焼売にサヨナラ勝ちしてくれたのでちょっと気分持ち直した、へへ。)

北冥・北溟(漢検2掲載熟語)

関連成語類

北溟に魚あり、その名を鯤と為す(荘子) 対)南冥  南冥は天池なり(荘子)

北極に羈羽あり、南冥に沈鱗あり(韓愈「北極、李観に贈る詩」(の一節))

 (以下、“漢文委員会”ブログから借用)
 *羈羽:旅人のことを言うのであるが、下句が魚のことなので、故郷を離れた鳥と訳すのが妥当。
 *南溟:南のはての海。
 *沈鱗:水底深くもぐったままの魚。人に認められないことのたとえ。
 (天下世界の北のはてにふるさとを遠く離れた鳥がおり、南のはての海には水底深くもぐったままの魚がいる。)

(大字源)南柯 南華
南柯(ナンカ)の夢:①(有名な故事にもとづく・・・内容略・・・)槐安の夢。
          ②人生のはかないたとえ。
          ③(国)後醍醐天皇が笠置山で楠木正成を夢みたこと 
          ④(国)小説。「南柯記」に基づいて滝沢馬琴が作った「三七全伝南柯夢」の略。
 *③、④の意味は知らなかった(汗)

南華(ナンカ・ナンゲ):①「南華真経(ナンカシンキョウ・ナンゲシンギョウ)」の略で、「荘子」の別称。
            ②(国)うそつき。変人。また、愚者。「荘子」に寓言(たとえ話)が多いのでいう。

 *「南華」については以下の過去記事で“ナンカ、ナンガ”と読んでいますが、大字源では“ナンカ、ナンゲ”ですのでご留意ください。
   ・syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第9回 「8.ナンガ(南華)を読むを悔ゆ」
   ・漢検1級 27-②に向けての学習状況  その8 南華 広辞苑から・・・2015年07月20日 | 日記
   ・故事成語類 「南華の悔い」と「南柯の夢」・・・なんとも紛らわしい・・・2015年01月11日 | 故事成語類
   ・故事成語類(実践問題その6)2014年08月06日 | 故事成語類
    「治世の要は、半部の論語、出世の要は、一巻の南華(なんが・なんか)あり。」

 余談1:「南」については他の成語などもありますが、すでに紹介済みなので詳細略。
   南山・・・南山不落、南山之寿、「南山を錮(コ)すと雖も猶 隙(ゲキ)あり」など
 余談2:あまり関係なさそうだが、「南阮」という熟語を発見・・・
   南阮(ナンゲン):晋の阮咸・阮籍などをさす。道路の南側に住んでいたので、こういわれた。また、みな貧しかったので、転じて貧者をいう。

(大辞典)鵜翼(テイヨク):小人が朝廷に仕えているたとえ。・・・以下略・・・
・以前の記事で、
 「維(こ)れ、鵜(テイ)、梁(リョウ)に在り。其の翼を濡さず・・・」(詩経) (注)文中「、」は当方挿入。
 「鵜梁」(テイリョウ)という熟語で有名です。覚えておいて損はないかも(^^)
 *「鵜」とは、ここではペリカンのことだそうです。鵜が梁(流れを堰き止めて魚を獲る造作。”やな”のこと。)の上にあり、翼を濡らす苦労を為さず、魚を得ていること。転じて、つまらない人物が本来つくべきではない高い地位についているという意味。
 と、説明していたが、大字源には「鵜梁(テイリョウ) 」という熟語は載っていなかった。「鵜翼(テイヨク)」も同じような意味だと思うので、合わせて記憶しておいたほうが良いと思います。

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対義語・類義語 ~またまたまたマトモ、難度は中~大~ 

2017年07月30日 | 類義語・対義語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●今度も難度は中より少し大くらいか・・・新出多し、うち4問ぐらいは難度ある語かも・・・普通のレベルの人は5つぐらいできれば上出来^^・・・発想・勘の良い人は、+1~3問は上乗せできそう・・・いや、もっと出来ちゃうかも・・・どや、どや・・・
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<対義語・類義語問題>
*1.~5.は対義語。6.~10.は類義語です。

1.諧和 2.天瑞 3.椎魯 4.峻拒  5.秉公
6.霊屋 7.詔書 8.九泉 9.陋巷 10.躋躓

<語群>
( びょうちょう、ほうげい、こうぼう、きゅうえん、こうろ、ちふ、しょうこう、しあい、けいじ、ぼうげん )
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1.(難問か諧和(カイワ・カイカ)
デジタル大辞泉  諧和(かいわ) 1 やわらいで親しみあうこと。調和。 2 音楽の調子などがよく整っていること。
漢検2:①なごやかに親しむこと。仲よくすること。「万民―」類)協調 ②音楽の調子がよくととのって心地よいこと。
「カイカ」とも読む。
≒和諧:協調する。   *「和解」:①仲直りする。②性質が温和で寛大。
(既出)
⇔携離(けいり) :そむき離れる、背反すること
 携弐(けいじ) :そむき離れる、仲たがいする
 携隙(けいげき):そむき離れてすきまができる、仲たがい

(注)“仲違い”の対義語としては「和解」のほうが適切かも・・・「諧和・和諧」の対義語として辞書類に載っているわけではない。一応、ほぼ対義として通用しそうと勝手に判断しているのでご留意ください・・・。一般的には、和解 ⇦ 仲違い関連の熟語となると思う。

(参考)“仲違い”のその他類義語
 ・「携弐」「携隙」
 ・漢検2掲載の熟語の中で見つけた“仲たがい”の類義語 (現時点)
 ・内郤(ないげき)  争隙(そうげき)  釁隙(きんげき)  鬩牆(げきしょう)  内訌  訌争  紛訌・・・
 *このほか、「軋轢」、「確執」、「葛藤」なども類義語に当たるかもしれない・・・
2.(既出)天瑞地符(チフ)地上に現れるめでたいしるし。
3.(新)髦彦⇔駑鈍・・・椎鈍・・・
(広辞苑)俊才、俊彦、俊茂、俊髦、俊士、 俊髦
(大字源)髦傑、髦彦、髦士、髦俊
犀利、叡悟⇔椎魯
漢検漢字辞典第2版に「おろ(か)・・・「椎鈍(ツイドン)」」と追加。「椎魯(ツイロ)」なども同じ意味。
4.(新出)逢迎(ホウゲイ)(漢検2掲載熟語):①人の機嫌をとる。転じて、こびへつらう。迎合。 ②出迎える。③接待する。もてなす。もてなし。
峻拒
5.(新出)私愛:(広辞苑):①ひそかに愛すること。②えこひいき
=私阿 私愛 偏私 偏頗 依怙 贔屓 
⇔ 秉公(漢検2)

6.(新出)霊屋(レイオク):(広辞苑)神霊をまつった屋舎。みたまや。霊廟。
=廟宇、廟堂、廟兆(=みたまや。兆は墓地。) 廟室、廟寝(ビョウシン):みたまや。前にあるのを廟、後にあるのを寝という。寝は、廟に祭られる人が生前に用いた衣服を納めるところ。
7.(新出)黄榜(コウボウ)(漢検2掲載熟語):①天子の勅命。黄紙に書いたのでいう。②(故事から)財産の多い者をいう。
*他に、
 黄紙(コウシ):①黄色の紙 ②詔書
 黄麻(コウマ):①みことのり。唐代に詔勅を黄麻紙に書いたのでいう。②つなそ。
*勅命:(広辞苑)①天皇の命令。みことのり。勅諚 ②明治憲法下で、法律・勅令の形式によらず、天皇が表示した命令。詔書・勅語・御沙汰などの種類があった。
(参考・既出)鳳銜(ホウガン)。詔勅。鳳詔(ホウショウ)。制誥(セイコウ)。制詔。詔命。 誥命(コウメイ)=天子がつげるみことのり、誥勅 ・・・
8.(新出・難問かも黄廬(コウロ):地下のこと。黄泉。・・・黄泉➪冥土・九泉(広辞苑) *九泉には、“墓地。墓場”の意もあり。
 黄墟(コウキョ):あの世。黄泉。
9.(既出だが難問窮閻(キュウエン):むさくるしい里。陋巷。又、場末のちまた。閻は、里中の門。
(既出)
 窮閻漏屋(きゅうえん(の)ろうおく):裏路地のあばらやのこと。「窮閻」は貧しい町の中。狭く汚い町の中。「閻」は巷(ちまた)の意。一説に里中の門。「漏屋」の「漏」は「陋」に通じて、あばらやの意。また、雨の漏る家。 出典:荀子 類)窮巷陋屋 窮巷陋室
10.(既出だが難問かも躋躓(セイチ):昇降・・・詳細不明・・・要・再調査。字通からだったかも・・・。➪(2017.7.29追記)字通:昇降 大漢和:上ることと下りること。昇降。「躓、下也」。
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類義語問題 (おアソビ4) ・・・動物類の巻・・・

2017年07月29日 | 類義語・対義語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●またまたオアソビ4・・・・・一応、動物類の類義語・・・でも、一応、マトモな熟語・読みです(主として大字源ベース)・・・
●動物類の類義語でひっかかった・・・問題形式でお楽しみください(笑)
●中には、なるべく発想できそうな出題(設問)にしたものもあり・・・そうでないものは難問かも・・・
<類義語>
1.鼯鼠 2.黄犢 3.鴛鴦 4.涎蝣 5.蝗虫
6.吟蛩 7.蛤子 8.海舌 9.犁鼠(犂鼠) 10.蛟竜
<語群>
( ひめい、えんそ、かぎゅう、しんこう、ちろう、こうおう、すいぼ、ひそ、かつゆ、そくしょく )
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1.飛鼠(ヒソ):①こうもりの異称 ②むささび。鼯鼠
漢検2:〈鼯鼠むささび〉
(参考・既出・・・飛鼠は以前、「蝙蝠」の類義語でオアソビ出題)
蝙蝠=
飛鼠(ヒソ):①こうもりの異称。②むささび。鼯鼠(ゴソ)。 広辞苑にはナイが、他の国語辞典などにはアリ
・蝙蝠 :〈服翼〉〈仙鼠〉〈夜燕〉の 別名がある(ネット)
・天鼠(テンソ)・・・・当て字ないんだ! 大字源にはナシ。各国語辞典にはアリ。
・仙鼠(センソ)・・・・大字源アリ。広辞苑にはナシ
・服翼(フクヨク)・・・大字源アリ *体に翼をつけている動物の意だって・・・
・夜燕(ヤエン)・・・・大字源、広辞苑にはナシ
2.黄犢(コウトク):①黄色の子牛。②蝸牛(カギュウ)の異称。
3.黄鴨(コウオウ):おしどりの異称。鴛鴦
4.涎蝣(センユウ):虫の名。なめくじ。蛞蝓(カツユ)。  
     *ナメクジの別名をまた発見した!!もひとつは、蜒蚰(エンユウ・なめくじ)。(注)*げじ・げじげじは「蚰蜒ユウエン」
5.飛螟(ヒメイ):いなご。いなむし。飛蝗(ヒコウ)。蝗虫(コウチュウ)
 *当て字では<飛蝗(ばった)>
 *飛蛩(ヒキョウ):(大字源にはナイが、漢検2下つきでアリ)いなごのことか、たしか、過去問の熟字・当て字で“いなご”だったような・・・漢検2巻末には載ってない・・・漢検2「意味 ②いなご(蝗)。ばった。「飛蛩」」
6.吟蛩(ギンキョウ):こおろぎ。きりぎりす。促織。蟋蟀(シッシュツ)
 (蟋蟀) *漢検2 <蟋蟀こおろぎ> <螽斯きりぎりす>
  趨織(ソクショク):こおろぎの異称。促織・趣織
 「趨趨」(ソクソク)=<大字源>①歩き方の速いさま、慌ただしいさま 
                 ②こおろぎの別称。促織。趣織(ソクショク)。趨織(ソクショク)。
            <漢字源>①せわしげに歩くさま  ②こおろぎのこと。促促。
7.蜃蛤(シンコウ):はまぐり。大きいのを蜃、小さいのが蛤。
≒蚌蛤
<漢検2>(「蚌」のところで)
 ・意味:①どぶがい。からすがい。イシガイ科の二枚貝。「蚌貝」  ②はまぐり。マルスダレガイ科の二枚貝。「蚌蛤(ボウコウ)」
 ・大見出し項目:<蚌貝(からすがい)>  蚌(はまぐり)
 *「蚌」の項で、かつ、意味「②はまぐり・・・」の所に「蚌蛤」」と続けている
 *<大字源>では「蚌蛤(ボウコウ)」:“どぶがいとはまぐり”とも・・・。 
 蛤子(コウシ):はまぐり
 蛤蜊(コウリ):(大字源)はまぐりの類
 蚌蛤(ボウコウ)=はまぐり *大字源は「ボウコウ・ホウコウ」
8.海月(カイゲツ):水母(スイボ)、水月(スイゲツ)、海舌 
9.鼴鼠(エンソ):もぐら・・・。田鼠。犁鼠(リソ)(=犂鼠) *「犁」は「犂」の異体字。 *漢検2〈鼴鼠もぐら>
10.蛟竜(コウリョウ):みずち。一説に、うろこのある竜をいう。
<螻:ル、ロウ、けら、おけら>*ル(呉音)ロウ(漢音)
・けら、おけら:螻蚓(ロウイン)=けらとみみず=螻螾(ロウイン)、螻蟻(ロウギ)=けらとあり(*つまらぬもののたとえ)、「螻蟻潰堤」=小隙沈舟、<螻蛄(ロウコ)けら>=天螻(テンロウ)←大字源。
・その他:地螻(チロウ)=みずち   
<追加補筆(20160508)>
*「天螻」:大字源では“けら”、字通では“こがねむしの幼虫、すくもむし” *地螻:みずち(大字源)
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龐統展驥 黄楊厄閏

2017年07月29日 | 四字熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●お知らせ①:「龐」の音訓整理(熟語の読み・一字訓読(その91))、補筆・加筆してあります。末尾に参考掲載。
●お知らせ②:ご指摘を頂いていた「賁茹」➪「賁如」に訂正・・・該当箇所を修正しておきます。
●お知らせ③:その他、“要・調査”となっていた幾つかの熟語について意味等判明したものがあるので、補筆しておきます。
*図書館で本の返却・借り出しなどを行った序でに、久しぶりに大漢和と字通にも当たってみました。序での序でに、周辺の語彙なども目についたのでメモしてきました・・・そのうち、“還元”いたします(笑)
*行きは車で送ってもらったけど、帰りは徒歩・・・暑さもぶり返したみたいで疲れた・・・まだ本調子には程遠い感じかな・・・

*てっきり、予約投稿していたと思ったら、以下の記事、未投稿だった・・・ので、「お知らせ②」以下を追加して掲載・・・“一日一善”をめざして投稿しています(笑)
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龐統展驥(ホウトウテンキ)
・「蒙求」の一句。龐統は、重要な地位に置けば一日千里を走る名馬のようにその才能を展ばすといわれた故事。
・「龐統」は、三国時代の蜀の劉備の軍師。諸葛亮とともに、「臥竜鳳雛」で有名。“鳳雛”のほうだったと思う・・・。

黄楊厄閏(コウヨウヤクジュン)
・つげの木は生長が遅く、陰暦の閏年になると衰えるという伝説があるので、人が逆境で苦しむたとえ。


ー参考ー(「龐」の音訓整理 )

<龐:ホウ、ロウ、おお(きい)、みだ(れる)>
(漢検2)
意味:①たかどの。 ②たかい。おおきい。 ③みだれる。入り乱れる。「龐錯」
(大字源)
①ホウ(漢音)ボウ(呉音):
・たかどの。大きな高い建物。   ・大きい、高大な。「龐鴻(ホウコウ)」 類)大。厖。 
・みだれる。乱雑なさま。     ・「龐龐(ホウホウ)」
②ロウ(漢音):「龐龐(ロウロウ)」

・おお(きい):龐眉(皓髪)=眉が太く大きい。老人の形容。
        龐鴻(ホウコウ)=厖鴻=①天地が未だ別れずその兆しのないさま ②大きい・広大 (大字源)おおきい。広大なこと。
・みだ(れる):龐錯(ホウサク)=入り乱れる=乱雑 龐→「厖錯」、「尨錯」とも書ける。
・その他:龐龐(ロウロウ)=充実したさま。肥えているさま。(詩経)「四牡龐龐」 
     龐龐(ホウホウ)=鼓の音の形容。ぽんぽん。 
*2016.1.11追加補筆:漢字源は「ホウ、ボウ」音のみで両方とも「ホウホウ」。

*「龐統展驥(ホウトウテンキ)」:「蒙求」の一句。龐統は、重要な地位に置けば一日千里を走る名馬のようにその才能を展ばすといわれた故事。

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漢検1級(29-1) 181点

2017年07月28日 | 漢検1級受験歴
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●ちゃんと書いたつもりが、「贓物」と「鷸蚌」の2つ、✖にされてた・・・自己採点より▲4点減点・・・
●やはり、グチャグチャっとしている漢字はうまく書けなかったようだ・・・たぶん、重なり合ってたり、変な書体になってたんだろうな・・・

●それにしても、どうでもいいけど、合格証書・・・無駄なんだけどな・・・なんとかしてくれんかね、もう捨てようかな・・・いっぱいたまりすぎて処理に困ってる・・・
●次回29-2、体を治して万全の態勢で臨みたいけどな・・・
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「ホウチョウ至らず」・「コチに倣う」

2017年07月28日 | 故事成語類
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●「ホウチョウ至らず」・・・これだけでは、へたくそな料理人の至らない腕前のことかと思ってしまわないか・・・「庖丁」とか「包丁」とか(笑)
●「ホウチョウ至らず、河、図を出ださず」・・・でも、ここまで書けば、庖丁ということはないだろうとは思う(笑)、でもまだわからんか・・・
●孔子の論語にある由緒ある言葉のようだ・・・

鳳鳥至らず」:聖天子が現れると出てくるという鳳凰が出現しない。聖天子の出ないのを嘆いた孔子の語。
鳳鳥至らず、河(カ)、図(ト)を出ださず」・・・「鳳鳥ㇾ至、河不ㇾ出ㇾ図」(論語 子罕第九)・・・

<余談1>
・これはブログ内で開示していないと思って一応検索してみたら、なんと!開示していたわ・・・といっても、模試の文章題の中の一文にあった・・・(出題はしていない)・・・
・「・・・一夜、「鳳鳥至らず。河、図を出さず。(エ)已んぬるかな。」と独言に孔子が呟くのを聞いた時、子路は思わず涙の溢れて来るのを禁じ得なかった・・・」(<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(28-①用) その7」の文章題(「弟子」(中島敦))
<余談2>
・本記事とはまったく関係ないが、「龐」の音訓整理・・・していた筈なのに検索しても出てこなかった・・・なぜなのか、よくわからないけど、「龐」が“環境依存文字”ってなってるから??? でも、記事のタイトルに「・・・龐・・・」と入れた後、検索したら、今度は出た・・・よおわからん・・・ブログ内検索機能、rikuちんに教わってから大活用・・・とても便利・・・でもときどき、こういう“見逃し”もありそうなので、まだ、記事などが重複することもあるかもしれない・・・

コチ(故智・故知)に倣う

広辞苑では、「故智・故知:古人の用いた知略。」となっていて、どちらの熟語でもokの模様・・・
大字源では「故智」のみ。「故知」は、“むかしなじみ・旧友・旧知。”のみ・・・

*「智」で書いておいたほうが無難といえば無難か・・・

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対義語・類義語 ~またまたマトモ、難度は大?~ 

2017年07月28日 | 類義語・対義語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●今度も難度は中より少し大くらいか・・・新出6問ぐらい、うち2問ぐらいは超難度の熟語かも・・・普通のレベルの人は5~6つぐらいできれば上出来^^・・・発想・勘の良い人は、+1、2問は上乗せできそう・・・どや、どや・・・
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<対義語・類義語問題>
*1.~5.は対義語。6.~10.は類義語です。

1.四始 2.騏驥 3.地載   4.僥倖  5.天神
6.隠者 7.乱雑 8.粉骨砕身 9.制誥 10.旧朋

<語群>
( ろうじつ、せいふん、ちはく、けんば、ほうがん、こちゅう、ほかく、けんぷう、ほうさく、おうか )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

<解答>
1.臘日⇔四始
2.(新・難問騫馬(ケンバ):鈍い馬。劣った馬。駑馬。 「騫」に「劣った馬。駑馬。」の意あり。 駑駘。⇔良馬、騏驥、駿馬・・・
3.乾覆(ケンプウ):天が万物を覆い育てること。天覆。また、天をいう。 
           ⇔地載 ①大地が万物を載せること。②広い心で人や物に接すること。
4.横禍(オウカ) :「横」の意味④に「思いがけない。「横禍」「横死」 」 ⇔ 僥倖
 *「殃禍」は(ただの)わざわい、災難。
 (漢検2)
  殃禍(オウカ):わざわい。災難。災厄。「―に見舞われる」類)災禍
  奇禍(キカ):思いがけない災難。思わぬ不幸。「旅先で旅館の火事という―に遭う」
5.(新)地魄(チハク):大地の神。地祇。 地祇:土地の神。国土の神。地祇。地神。(皇天)后土。くにつかみ。 対)天神

6.(新・難問逋客(ホカク):世を逃れ避けている人。隠者。
7.(新)龐錯(ホウサク:漢検2掲載):入り乱れる。乱雑。
8.(新)齏粉(セイフン)=①こなみじんになる ②粉骨砕身   (大字源)こなごなになる。転じて、身を粉にして努力する。粉骨砕身。
9.(新・難問?)鳳銜(ホウガン)=鳳凰が口にくわえる。また、そのもの。転じて、みことのり。詔勅。鳳詔(ホウショウ)。 鳳凰銜書
  制誥(せいこう):みことのり。詔勅。制詔。詔命。 *誥:コウ、つ(げる)、ふ(れ)、みことのり
 (参考)<誥:コウ、つ(げる)、ふ(れ)、みことのり>
   ・つ(げる):誥告、誥教・・・
   ・ふ(れ):大誥、制誥、典誥・・・
   ・みことのり:誥命(コウメイ)=天子がつげるみことのり、誥勅  
   *「誥命」・・・漢検2は「つ(げる)」の方での熟語に掲載している。
10.旧朋(キュウホウ:漢検2掲載) 昔の友。旧人。旧友。 旧侶:昔の友だち。古い友人。
   ≒故儔(コチュウ):古い友。昔の友人。旧友。  故交:古い交際。昔からの友人。旧友。
   故侶:昔の友人。故人。旧友。
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熟語の読み・一字訓読(その104:準1以下):放(さ)く・・・

2017年07月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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●漢検2辞典、やっと1400頁へ・・・準1級以下の漢字(音訓)について調べることを主眼にしていたのに、どうしても1級漢字やその他の派生する問題・興味などで脱線して遅々として進んでいなかったけど、なんとか、あと200頁ちょっと・・・“痛風性格”なので時間に対する切迫感のようなものがあって、これもなんとか今週中には終わらせたいと考えていたのだけど、どうなるか・・・今月いっぱいぐらいになりそう・・・こういうの、性格的に許せない気分になってしまうんですけどね・・・なんか、自分に負けたという感じがして・・・
●アクセス状況・・・相変わらず上位に来ているのが「 漢検1級 平成29年度 第1回 答え合わせ 」・・・もうとっくに済んだ記事だと思っていたけど、なぜ、こんなにいつもいつも上位になるんだろう?不可思議・・・
●「漢検1級模擬試験倉庫」のspaceplusさんが、当ブログの語選択問題記事をアレンジ(リメイク?)して、あらためて出題してくれています。他人さまのブログでやるというのも変ですが、却って真剣に取り組めて、新鮮で頭に入りやすい・・・どうしても自分のブログでの復習だけだと、気が緩んだり、おざなりになったりするので、とても重宝・・・よろしければ、みなさんもトライしてみてください・・・ただし、難度高いです・・・ハッキリいって初心者は避けたほうが賢明、ある程度以上の“訓練”をしている人や自信をもっている方向けです・・・初心者は“自己崩壊”する危険性があります・・・私も、いまだに、全部が全部、すんなりと出来ているとは言えませんから(汗)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●さて、「屁を放(こ)く」は良いとして、「放(さ)く」の方の問題・・・以下のように、1級の“訓読み”にしっかりある・・・
●漢検2にも「放(さ)く」の訓読みあるも、音熟語や意味説明は一切ナシ・・・
●で、ちょっと調べてみた・・・

:小学:ホウ、はな(す)、はな(つ)、はな(れる)、ほう(る)準1:ほしいまま、まか(す)、ゆる(す)、ひ(る)
   1級:こ(く)、さ(く)

(漢検2)*「放(さ)く」の訓読み掲載あるも、以下のとおり、意味説明には何もナシ・・・。
意味:①はなす。ときはなす。自由にさせる。ゆるす。「放牧」「解放」
   ②はなつ。おいやる。しりぞける。「放校」「追放」
   ③発する。送り出す。「放射」「放流」
   ④ほしいまま。思うままにする。まかす。「放蕩(ホウトウ)」「奔放」
   ⑤なげる。ほうり出す。「放棄」「放置」
熟語等:(・・・略・・・)

●結論からいえば、「放(さ)く」は、各国語辞典に解説あり・・・訓読みとしては・・・

大辞林 第三版
離(さ)く・放(さ)く」:遠くへやる。引き離す。遠ざける。 「見も-・かず来きぬ/万葉集 」 ...
(注)「離」には“さ(く)”という現行訓はナシ・・・。
デジタル大辞泉
見放く(みさ・く) :①遠くを見る。はるかに眺める。「しばしばも―・けむ山を」〈万・一七〉
           ②見て、気持ちを晴らす。「語り放(さ)け―・くる人目ともしみと」〈万・四一五四〉
*広辞苑だと、もっと詳しい説明および他の意味の説明などもあるが、略。

●これだと、古語・文語のようなので、無視しても良さそうだと思ったが、ネットを渉猟していたら、「短歌文法辞典」というものに、
 ・「動詞」(91)
 ・みさく(見放く) (他動・下二)遠く見やる。遠くのぞむ。
 という解説・説明あり。
 ・その中の詩にも、
   秀(ほ)つ峯を西に見さけてみすず刈る科野(しなの)のみちに吾ひとり立つ 
   (意味:高くそびえる峯みねを西空遠く見やりながら、いま、私を生んだ美しい信濃の道に、一人たしかに立っている。)
   はなやげる紫のいろ雷雨去りて遠く見さくる街と建物  
   頂の岩秀(いはほ)にすがり見さくれば目眩(めくら)むまでにかしこく思ほゆ  
  なんかの詩が掲載されていた。
 ・だから、古語・文語だけでなく、現代でも通用する“読み”のようだ・・・
●阿倍仲麻呂の有名な詩、「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月 かも」の「ふりさけみれば」は漢字で当てるとしたら、「離(く)」か「放(さ)く」ということになるらしい・・・。

*以下は余談・・・「放(さ)く」に対応する音熟語がないかどうか、大字源で調べた内容(の一部)・・・結論からいえば、「放(さ)く」に対応する音熟語とは言えないと思うが・・・

<余談1> 「放春」 「放梅
・大字源の「放」の字義のなかに、「ひらく。また、花が咲く。草木の芽が出る。「放春」(杜甫)「山意衝ㇾ寒 欲ㇾ放ㇾ梅」 」とあった。
・「放(さ)く」って、もしかしたら、「咲く」という意味なのかとも思ってしまったけど・・・
・「放春(ホウシュン)」:春になって草木が花を開く。
・「放春」も「放梅」も、“放(はな)つ”あたりに対応する音熟語と理解しておいたほうがよさそうだ・・・

・そもそも、大字源には、そのものずばりの「放(さ)く」という読みや字義は書かれていなかった・・・邦語かしら?邦語だったら、邦語と書いてあったり、当て字や国語だったら、そのような説明がどこかにあるのだが、それらも全然なかった・・・漢字の音熟語とは別の次元のものなのかな?


<余談2> <放春花> <迎春花
・「放春」で思い出したが、春関連の当て字・熟字で、「放春花」「迎春花」・・・というのがある。漢検辞典的には、これらは対象外だろうが・・・
・以前は、こういう当て字・熟字も一所懸命、学習していたのだが・・・でも、意外に記憶にまた残っているもんだ・・・

放春花(ぼけ)>:(漢検的には)「木瓜」または「鉄脚梨」
迎春花(こぶし)>:(漢検的には)「辛夷」

*こういう当て字・熟字というのは発想豊かで命名の妙もあって、なかなか楽しい・・・

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熟語の読み・一字訓読(その338):繆:ビュウ、リョウ、ボク、キュウ

2017年07月26日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その338)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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・この「繆」も、とっくに記事にしていたと思っていたけど、検索すると、音訓整理の頁が出てこない・・・開示していなかったか・・・これも、あらためてまとめ直したものを公開します。

<繆:ビュウ、リョウ、ボク、キュウ、あやま(る)、たが(う)、もと(る)、いつわ(る)、まつ(わる)>
(漢検2)
繆  :ビュウ・リョウ・ボク・キュウ あやまる・たがう・もとる・いつわる・まつわる
意味 :🈩ビュウ ①まとう。からみつく。「綢繆(チュウビュウ)」 ②あやま(誤)る。まちがえる。「繆説」類)謬(ビュウ)
         ③たがう。もとる。 ④いつわる。いつわり。
    🈔リョウ まつわる。めぐらす。「繆繞(リョウジョウ)」類)繚(リョウ)
    🈪ボク やわらぐ。おだやか。類)穆(ボク)
    ㊃キュウ ①まじわる。 ②ひもを巻きつけて絞める。
大見出し熟語 :
  合歓綢繆(ゴウカンチュウビュウ):男女が深く愛し合うこと。男女のむつみあうさま。
                  「合歓」は喜びをともにする、「綢繆」はまといつく・もつれあう意。
  綢繆(チュウビュウ) :①巻きつくこと。もつれ合うこと。 ②結びしばること。
  綢繆未雨(チュウビュウミウ) :前もって備えをして災いを防ぐこと。「綢繆」は固めふさぐ、つくろう意。
                 (小鳥が)雨が降る前に、巣の出入り口や隙間(すきま)をふさいでつくろうという意から。
                 〈『詩経』〉類)綢繆牖戸(チュウビュウユウコ)
  紕繆(ヒビュウ) :あやまり。まちがい。類)誤謬(ゴビュウ)

・・・以前、まとめたもの(主として、大漢和と字通によるもの)・・・
あやま(る):紕繆(ヒビュウ):まちがい、あやまり 
       繆異(ビュウイ):あやまり 
       繆意(ビュウイ):誤った考え 
       繆伝(ビュウデン):=誤伝
       繆悠(ビュウユウ):=謬悠:でたらめ
たが(う) :乖繆(カイビュウ):あやまりたがう *繆は「違」。
もと(る) :繆戻(ビュウレイ):あやまりもとる
いつわ(る):繆語(ビュウゴ) :=虚語
まつ(わる):綢繆(チュウビュウ):相纏綿して連続する意=纏綿  (四字熟語:合歓綢繆・桑土綢繆・綢繆未雨)
       繆繞(リョウジョウ):まといつくさま
       繆死(キュウシ)  :=縊死
       繆纏(キュウテン) :まつわる   
その他 :繆繆(ボクボク):和らぐさま 繆然(ボクゼン):深く思うさま

*この纏め方だと、漢検2の音の意味分けに合ってないようだ・・・
 特に、「①まとう。からみつく。「綢繆(チュウビュウ)」 」場合は“ビュウ”で、「まつわる。めぐらす。「繆繞(リョウジョウ)」類)繚(リョウ)」場合は、“リョウ”との音分けになっている・・・。
*で、漢語林と大字源も調べた・・・
<漢語林>
 繆巧(ビュウコウ):①たくらみ。相手をだます巧妙なはかりごと。 ②すぐれた方法。
 繆説(ビュウセツ):あやまって説く。また、あやまった説や意見。謬説(ビュウセツ)。
 繆戻(ビュウレイ):道理に反する。
 繆繆(ボクボク・リョウリョウ):①ボクボク:やわらいで美しいさま。穆穆(ボクボク) ②リョウリョウ:糸など細長いもののもつれるさま。
 繆繞(ビュウジョウ):まといめぐる。まつわる。 ***漢語林のみ、“ビュウジョウ”!!・・・無視するか・・・
 ①ボウ(漢音)
 ②ビュウ(漢音)
  *①②:・たばねる。まつわる。 ・麻十たばの称。
 ③ビュウ(漢音):・あやまる。(誤)。 あやまり。➪謬  ・もとる。たがう。いつわる(詐)。・いつわり。
 ④キュウ :・くびる。首をくくる。 ・まとう。まつわる。からみつく。
 ⑤リョウ :まとう。まつわる =繚 
 ⑥ボク :沈黙して深く思うさま。=穆。「繆然」
(***①②:呉音もあるが、掲載略。)

<大字源>
 ①ボウ(漢)、ビュウ(漢)、リュウ(漢):①朝十束をいう。②(畳韻)「綢繆(チュウビュウ)」は、たばねる。からめる。
 ②キュウ(漢):①しめる。むすぶ。 同)樛 ②くびれる。類)絞
 ③ビュウ(漢):①たがう。あやまる。②いつわる。
 ④ボク(漢):①宗廟の順序。「序は昭繆を以てす」(礼・大伝) ②つつしみ。真心をこめるさま。「繆然」 同)穆 ③姓
 ⑤リョウ(漢・呉):まつわる。同)繚
 ⑥リョウ(漢・呉):➪「繆繆(リョウリョウ)」(=糸のもつれたさま)
 ⑦リョウ(漢・呉):(畳韻)「綢繆(チョウリョウ)」は、竜の首の動くさま。
 (注)昭繆(ショウボク)・・・漢検四字熟語辞典では「昭“穆”倫序」・・・

 繆異(ビュウイ):誤りや、違い 
 繆過(ビュウカ):あやまり。過誤。
 繆言(ビュウゲン):間違った言葉。繆説。
 繆巧(ビュウコウ):巧みなはかりごと。たくらみ。転じて、優れた方法。
 繆繞(リョウジョウ):からみつく。まといつく。
 繆説(ビュウセツ):間違った言説。誤った意見。また、誤って説く。
 繆篆(ビュウテン):六書の一。うねり曲った篆書。繆は綢繆(チュウビュウ)で、からむ意。主に、印刻に用いられる。
 繆伝(ビュウデン):誤った言い伝え、書き伝え。 同)謬伝
 繆繆:①ボクボク:和らぎ美しいさま。 同)穆穆(ボクボク) ②リョウリョウ:糸のもつれたさま。
 繆迷(ビュウメイ):あやまりまよう。 同)謬迷
 繆戻(ビュウレイ):道理にもとりたがう。
 ・・・

*難問の読み問題で出るとしたら、
 ・竜の首が綢繆(チョウリョウ)としている    とか、
 ・糸が繆繆(リョウリョウ)として縺れている   とかか・・・  まさかね・・・
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芥川龍之介 「蜜柑・尾生の信」他18篇

2017年07月26日 | 読書
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●図書館に新着図書で登録してあったので、タイトル(特に「尾生の信」)に惹かれて借り出して読んだ・・・
●初期の作品を集めたものなのかな?・・・よく知らないけど・・・

●短編の名手?って言われているんだったか・・・中には“超”短編の作品もあって、それなりに楽しめたが・・・しかし、もう、こういう“文学”作品を読むような年齢でもないかな・・・「何が言いたいんだろう?」とか「ん?これはどういう意味のある話なんだ?」とか、ちょっと考えさせられそうな短編もあったけど、深く考えても(今更)仕様がないし、作者よりは人生の年齢なり経験なりをそれなりに積んできてしまっているので、「だからなんなんだ」と、ついつい、表面的な読み飛ばしになってしまう・・・

●そのうち、漢検1級模試の文章題にでも取り入れてみようか・・・2つ3つ、出しても良さそうな熟語や読みがあったから(笑)・・・

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対義語・類義語 ~今度もまたマトモ、難度は中~大ぐらい~ 

2017年07月25日 | 類義語・対義語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●前回よりも難度は中より少し大くらいか・・・1、2問、超難度の熟語があるかも・・・普通のレベルの人は5~6つぐらいできれば上出来かも^^・・・どや、どや・・・
<オマケの問題・・・音読みと訓読み>
●「蕨薇(音読み:   )とは、わらびと薇(訓読み:   )のことである。
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<対義語・類義語問題>
*1.~5.は対義語。6.~10.は類義語です。

1.眉寿 2.笄丱 3.秉燭 4.皇妣  5.長生
6.怨讐 7.鶏旦 8.蓮荷 9.昊天 10.荼毘

<語群>
( けつえん、こうこう、しし、せいかん、たいはい、ほうにゅう、ようこん、じゃい、ひめい、ふきょ )
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<オマケの問題>「「蕨薇(ケツビ)とは わらびと薇(のえんどう)のことである。」
 *〔爾雅・釈草〕には「薇、垂水なり」とある。垂水はノエンドウの俗名。 *ぜんまいは邦語なのでこういう熟語はありえない。

<対義語・類義語問題>
回答はゴチックにしてある熟語です・・・参考までに他の熟語や意味なども掲載・・・)

(注)なお、本問題は全問正解(すべての選択肢が解答にあてはまこと)を前提に作成してしまいましたが、全問正解でなくて、「鶏旦」の類義語で「ひめい(比明または朏明)」とした場合は、マチガイとはできません・・・OKです。*鶏旦を夜明けと解釈すれば、〇になりえるからです。

1.褓乳(ホウニュウ):幼少であること、極めて幼いこと ≒幼孩ほか・・・ *漢検2掲載熟語。「褓乳」読みは掲載ナシ。
・咳嬰=孩嬰=孩提=孩児=嬰孩=提孩=幼孩=幼孺=孺子・・・と、漢検2に掲載されている類義熟語はこんなものかも・・

(眉寿=)麋寿  眉寿(ビジュ)=老人。長命の人。老人は眉の毛が長く伸びるからいう。

(注2)問題1は、幼少と老齢の対義語とした・・・

2.笄丱(ケイカン)=青少年(字)、初めて成年となった年頃(大)
  ・・・「君子の徳を脩むるは笄丱に始まり、鮐背(タイハイ)に終わる」
  (*「鮐背」:ふぐのようなしみのある老人という意味。「鮐(タイ・ふぐ)」=駘背(タイハイ)=老寿 
   *この駘は、「みにくい という意味・読み。)

(注2)笄丱と駘背は、上記の成語(孟子だったか?)からの対義語としている。あえていえば、「青少年・成年 対 老人 」の対義。

3.秉燭(ヘイショク):(燭を秉 (と) る意)1 手に灯火を持つこと。 2 火ともしごろ。夕がた。ひんそく。
  薄暮 黄昏 夕陰 ゆうぐれ。たそがれ。夕方に暗くなること。夕暮(セキボ)

 ⇔遅明=遅旦=比明=黎明 *他の類義語もたくさんある、また対義語もいろいろと考えられる。  
  =旦明 朏明 昧旦

4.皇妣:崩御した皇太后 ⇔ 皇考(父・先帝))
(4.補足:顕妣ケンピ:亡母をうやまっていうことば。なき母。《類義語》先妣( センピ)。亡母
 ⇔顕考は父。    顕妣 は母という意味。(ちなみに、顕祖考は祖父、顕祖妣は祖母) 祖顕考=祖父、祖顕妣=祖母 )
5.長生 ⇔ 夭昏 *漢検2掲載熟語

6.結冤:(=結怨)(「結冤」は漢検2掲載熟語) ①恨み合う関係を結ぶ、敵対関係を結ぶ ②いつまでも消えない恨み  =怨讐(オンシュウ)
7.四始(シシ):(広辞苑ほか国語辞典)(歳・月・日・時の始めの意)正月元旦   鶏旦 元朝・元旦・元日
8.芙渠(フキョ):(漢検2掲載熟語) (大字源)ハスのこと。芙蓉。 蓮荷(レンカ) 蓮華・蓮華(レンゲ)
<2017.8.7追記>
 *他に「夫渠(フキョ)」(大字源)もあるので、「夫渠」でも〇になるかもしれないが、漢検2には「芙渠」しか掲載ないので、どうなるかは不明。なお、“ハス”を意味する熟語は他に、荷渠(カキョ)・渠荷(キョカ)もある。

9.青漢(セイカン):大空、昊天 cf:星漢:天の河。銀河。
10.闍維(ジャイ・ジャユイ=荼毘(ダビ)

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「井」についての故事成語類や四字熟語類

2017年07月24日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・また、脱線・・・「井眉」から「井」へ・・・
・ざっと見ていたら、記録しておくべき事が幾つかあった・・・

<井:中学…ショウ、い 高校…セイ 準1…いげた、まち>
(漢検2)
井:セイ・ショウ い 外)いげた  *“まち”訓の掲載ナシ。でも、意味と熟語の掲載はアリ・・・。
意味 :①い。いど。「井底」「油井」 ②いげた(井桁)の形。また、いげたのように整っているさま。「井井」「井然」
    ③まち。人が集まっている場所。「市井」    「井」の変化したものが片仮名の「ヰ」になった。
下つき:市井(シセイ)・天井(テンジョウ)・油井(ユセイ)

*以下は漢検2の大見出し熟語等だが、大字源ベースで➪で補足すると・・・

大見出し:
雲竜井蛙(ウンリュウセイア) 雲居・雲井(くもい) 格天井(ゴウテンジョウ) 渇して井(い)を穿(うが)つ カッしていをうがつ
甘井先ず竭く(カンセイまずつく) 鑿井(サクセイ)市井(シセイ)井(い)
井に坐(ザ)して天を観(み)る いにザしてテンをみる
➪「坐井観天」(セイに坐して天を観る):井戸の中に座って天を仰ぎ見る。見聞の狭いこと。「井中(セイチュウ)星を視る」と同じ。
坐井観天(ザセイカンテン)とでも読むのだろうか・・・

井の中の蛙(かわず)大海を知らず いのなかのかわずタイカイをしらず
➪「井蛙(セイア)」:井戸の中の蛙。見聞の狭い人のたとえ。 「井魚(セイギョ)」:井戸の中の魚。見聞の狭い者のたとえ。井蛙。

井桁(いげた)
井桁(セイコウ):いげた。いげたの形。 *他に「井幹(セイカン)」:井戸の上の木の囲い。いげた。井檻(セイカン)。井欄(セイラン)。

井筒(いづつ)井守(いもり)井井(セイセイ)井渫不食(セイセツフショク)井然(セイゼン)
井底の蛙(セイテイのア)
➪(前出「井蛙(セイア)」のとおり)

井目(セイモク)青天井(あおテンジョウ)染井吉野(そめいよしの)相碁井目(あいゴセイモク)藪井竹庵(やぶいちくあん)天井(テンジョウ)
天井〈桟敷〉(テンジョウさじき)噴井(ふけい)油井(ユセイ)

*その他、大字源から・・・
井蛙(セイア)は以て海を語るべからず:井戸の中の蛙とは海の話ができない。見聞の狭い人は大道を語ってもわからないたとえ。
井臼(セイキュウ)を操(と)る:井戸で水をくんだり、うすで米をついたりする。家政を治める。 「井臼(セイキュウ)に任ず」。
井中求火(セイチュウに火(ひ)をもとむ) :井戸の中で火を求める。愚かな者のたとえ。
井中求火(セイチュウキュウカ)とでも読むのだろうか・・・

井戸:①セイコ:市中の家。②いど:(国)(説明略)
井市(セイシ):まち。人々が共同井戸に集まり、そこに市も立つのでいう。市井。
井肆(セイシ):まち。井市。
井陌(セイハク):まち。街路。

井鮒(セイフ):井戸の中のふなは元の流れに帰りたがるところから、旧居に帰りたいと思うことのたとえ。


*過去既出記事から・・・
「2.セイチュウ星を見れば、数星に過ぎず」 ➪ 「2.セイチュウ(井中)星を見れば、数星に過ぎず

「①セイキュウの力(つと)め   *家事のこと」 ⇔ 井臼

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熟語の読み・一字訓読(その103:準1以下):眉

2017年07月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<眉:中学…ミ、まゆ 高校…ビ 準1…ふち、としよ(り)>
(漢検2)
眉:ビ・ミ まゆ  外)ふち・としより
意味 :①まゆ。まゆげ。「眉目」「白眉」 ②へり。ふち。 ③としより。老年。「眉寿」
下つき:蛾眉(ガビ)・秀眉(シュウビ)・愁眉(シュウビ)・焦眉(ショウビ)・拝眉(ハイビ)・白眉(ハクビ)・柳眉(リュウビ)
大見出し:(「眉」から始まる言葉)〈眉児豆〉(いんげんまめ)〈眉尖刀〉(なぎなた)眉宇(ビウ)眉月(ビゲツ)眉雪(ビセツ)眉目(ビモク)
      眉目秀麗(ビモクシュウレイ)〈眉庇〉(まびさし)〈眉相〉(まみあい)眉(まゆ)眉を伸(の)ぶ(まゆをのぶ)眉墨(まゆずみ)
      眉唾物(まゆつばもの)眉間(ミケン)
「睫」の下つき:眉睫(ビショウ)    *その他、他の下つき熟語あるも、略。

*“ふち”、“としよ(り)”に対応する熟語の掲載がないので調べた・・・

(主として大字源から)
・ふち:井眉(セイビ)=井戸のふち 弩眉(ドビ)=いしゆみのへり(後記注参照)

・としよ(り):眉寿(ビジュ)=老人。長命の人。老人は眉の毛が長く伸びるからいう。

・その他
 眉睫(ビショウ):①まゆげと、まつげ。②ごく近いことのたとえ。目睫。
 眉批(ビヒ):書籍の上端に書かれた評語。鼇頭
 (参考:広辞苑)鼇頭(ゴウトウ):①書物の本文の上欄。また、その書入れ。頭注。②中国で、官吏登用試験の首席及第者。状元。
 斂眉(まゆをおさむ、レンピ):まゆをひそめる。
 伸眉(まゆをのばす、シンピ):(漢検2「眉を伸ぶ」と同じ。)
 眉月(ビゲツ):三日月。初月。新月。  *漢検2では「まゆのような形をした月。三日月。「まゆづき」とも読む。」

(注)弩眉について、
 大字源では「鏐」の字義で、「①弩眉。未詳。」となっているが、字通では、「弩眉のこと、弩の眉(へり)なり」との説明あり。
 なお、「鏐(リュウ・リョウ こがね・しろがね)」には漢検2でも「意味①いしゆみのへり。・・・」とある。
 ー余談ー
 なぜ、弩(いしゆみ)のへりやふちのことを“弩眉”と書き、表現するのか・・・全然イメージ湧かなかったけど、弩の画をみて一目瞭然!
 たしかに、弩の、人が持つところの形は眉(まゆ)そっくりだ・・・たぶん、そのあたりからの発想で付いた漢字・熟語なんだろう・・・
 ま、“下がりまゆ”のような形だけど・・・。
 すると、「井眉」も、井戸のへり・ふちのあたりの形が昔は眉の形に似ていたのだろうか・・・これは画がないのでわからない・・・今度、
 華流・韓流古代劇のビデオを見る時に井戸の描写があったら注意して見てみよう・・・


<参考>既出の記事・問題
「漢検1級 28-3向け <語選択問題1>&<語選択問題2> 2016年12月15日 | 語選択」
2.心配事がなくなりほっとした表情になること
2.伸眉(しんび):心配事がなくなりほっとした表情になること 「眉を伸ぶ」(漢検2)

「松陰全集 第4巻 2015年11月10日 | 書籍などからの熟語抜萃」
・茲に牘を削りて謝を言(もう:原文ルビのまま)す・・・以て眉寿(ビジュ)を保たれなば・・・幸甚。 ・・・お礼の言葉を書き認める・・・眉が白くなるほどの長命

「美女・美人=ガビ(蛾眉)=ケンビ・・・2017年05月24日 | 過去問等の深掘りシリーズ」
●H6-2の音読み問題・・・「美女のことを繭眉という」・・・答えは“ケンビ”・・・

「漢検1級 29-1向け模擬試験問題 その2 2017年05月11日 | 模擬試験問題」
1.きわめて近いことのたとえ
1.眉睫 *意味は広辞苑から。漢検2掲載熟語 *「目睫(もくしょう)の間」から連想できるかも・・・

「漢検1級 27-③に向けて その23 鉗 鏐 2015年11月19日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 」
②鏐:リュウ、リョウ、こがね、しろがね
・・・
・さて、第2版には、意味として、「①いしゆみのへり ②こがね。黄金の美しいもの。③しろがね。銀のうつくしいもの。」とある。
・このうち、①のいしゆみのへり・・・各辞典の説明はほぼ同じで、「弩眉のこと、弩の眉なり」との説明・・・なんじゃ、「弩(いしゆみ)の眉(まゆ)」って???・・・と思ったら、「眉」には「ふち」という読みがあった(^^;)字通にも(現行音にはないが、叮嚀に「弩の眉(へり)なり」と読みが振ってあった・・・」

「熟語の読み・一字訓読(その289) 鎬 鏐 鏈 鏤 鐔 鐓 鐃 2016年08月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級ー」
(参考)
 第2版には、意味として、「①いしゆみのへり ②こがね。黄金の美しいもの。③しろがね。銀のうつくしいもの。」とある。このうち、①のいしゆ みのへり・・・各辞典の説明はほぼ同じで、「弩眉のこと、弩の眉なり」との説明・・・「弩(いしゆみ)の眉(まゆ)」ではなく、「眉」には「ふ  ち」という読みあり。字通にも(現行訓にはないが、叮嚀に「弩の眉(へり)なり」と読みが振ってあった。
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熟語の読み・一字訓読(その337):賁(ヒ、ホン、フン)

2017年07月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その337)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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・「賁」については、とっくに記事にしていたと思っていたけど、wpに纏めただけで開示していませんでした・・・改めて、まとめたものを読みかえしたら不備というか、あまり良い纏め方ではなかったので、再度、まとめ直して公開します。

<賁:ヒ、フン、ホン、かざ(る)、かざ(り)、あや、つわもの>
(漢検2)
賁:ヒ・ホン・フン かざる・かざり・あや・つわもの
意味 :①かざる。かざり。あや。あや模様の美しいさま。 ②勢いよくはしる。類)奔 ③いさむ。また、つわもの。「虎賁(コホン)」
賁臨(ヒリン):客が訪れてくることの敬称。お越し。類)光臨
(漢検四字熟語辞典 「連璧賁臨(レンペキヒリン)」)

かざ(る):賁然(ヒゼン)飾りあるさま、盛飾のさま、光栄のさま 
      賁飾(ヒショク):化粧する
      追賁(ツイヒ):死後に供養してその功徳を飾ること。追善。追福。(「賁」は飾る意)
かざ(り):賁臨(ヒリン):ご来臨、ご光臨  
      賁来(ヒライ):他人が己の家を訪れることの敬称。賁は「飾り」、光彩を添える意。
      白賁(ハクヒ):白い飾り:すべての修飾を去り自然の根源に立ち返ること
あや:(「あや」に、“はなやかで美しい、色が混じり合う、光彩のあるさま”等の意も含まれる・・・)
      賁然(ヒゼン):(大字源では・・・)あやのあるさま。光彩のあるさま。「皎皎たる白駒、賁然として来たる」(詩経) 
      賁如(ヒジョ):美しいさま
      賁花(ヒカ):麗しい花 
      *「あや」は主として、文・文章に対して用いている模様。大漢和では「あや」と「うつくしい」は別建てになっている。
       「あや」は「“斑”・・・に通じる」とある。「美しい」は、「賁、美也」とある。
つわもの:賁士(ホンシ):勇士
     賁勇(ホンユウ)①賁(人名)の勇のこと ②強い、いきおい
     虎賁(コホン)*
     賁育(ホンイク):孟賁・夏育のような勇
     賁石(ホンセキ):孟賁と石蕃。共に昔の勇者 
     *「虎賁」は「勇気があって奔走の人に当たる士」(大漢和)とあり、「はしる」意に当るかも・・・。
*他に、
 賁星(ホンセイ)=星の名、客星、孛星
 賁壊(ホンカイ)=潰散ずる
 賁鼓(フンコ)=大きいつづみ。 
 賁軍(フングン)=敗軍  
 賁亀(フンキ):亀の名。みつあし(三本足)のカメのこと。

・・・以上、非常にわかりづらいので、以下、大字源をベースに、主な熟語と“音による意味分け”の説明を掲載しておく・・・
(大字源)
賁然(ヒゼン) :あやのあるさま。光彩のあるさま。「皎皎たる白駒、賁然として来たる」(詩経)
賁来(ヒライ) :他人が訪れて来ることの敬称。おいで。賁は、光り輝くさま。光臨。賁臨(ヒリン)。
賁臨(ヒリン) :他人が来ることの敬称。光臨。賁来。

賁星(ホンセイ):ほうきぼし。彗星。

虎賁(コホン) :(広辞苑)(天子の護衛をつかさどった中国周代の官名から)勇猛な軍隊。剛勇の士。
賁育(ホンイク):孟賁(モウホン)と夏育(カイク)。ともに戦国時代、秦の武王に仕えたといわれる勇士。

賁軍(フングン):戦いにやぶれる。まけいくさ。敗軍。
賁鼓(フンコ) :大きな鼓。

(大字源による音による意味分け・・・主なもの・・・)
ヒ(漢・呉音):①あやがある、かざられている。(はなやかで美しい、色が混じり合う、光彩のあるさま) 
        ②かわる。類)変
        ③かざる。類)飾
        ④易の六十四卦の一。・・・意味は、飾る。
フン(漢音) :①おおきい。同)墳 類)大
        ②三本足の亀
        ・・・
ホン(漢・呉音):①はしる。「賁星」 同)奔 
         ②いかる。いきどおる。「虎賁之士・・・」 同)憤
フン(漢音) :①・・・
        ②わきたつ。たぎりあがる。同)濆 類)沸
        ③やぶれる。「賁軍」
*他にも意味や音あるも略。
*その他熟語
 顕賁(ケンピ?)(読みナシ、意味記載ナシ)
 寵賁(チョウヒ)(意味記載ナシ)

<参考・・・今までブログ内で開示した「賁」関連の熟語の読みや成語など・・・主なもの・・・>
(読み問題)
19.賁星、渤海に墜す ・・・ホンセイ・・・
19.皎皎たる白駒、賁然として集まる ・・・ヒゼン・・・
(書き問題)
8.軍中にコホンの士あり ・・・虎賁・・・
(対・類問題)
賁臨(ひりん):他人の来訪の尊敬語。光来、光臨、光儀(こうぎ)、賁来
(故事成語)
7.利の在る所、皆、ホンショ(賁諸)たり:賁諸=孟賁と専諸。勇士の代表的なもの。
(語選択)
1.追賁(ついひ):死後に供養してその功徳を飾ること。追善。追福。(「賁」は飾る意)
(読み問題)
9.白賁を以て自然に帰る ・・・9.はくひ(*白い飾り:すべての修飾を去り自然の根源に立ち返ること)
(四字熟語)
10.コ.(10.賁育  )之勇
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