SynologyのSurveillance Stationを使う際に録画データがそれほど重要ではなく、「とりあえず録画出来ていれば良いかなぁ」という程度であれば、NASに内蔵されている高速なHDDではなく外部接続されたUSB HDDに録画したくなる。
しかしSynologyのポリシーなのか何なのか分からないが、外付けデバイスには録画する事が出来ないようになっている。これはUSB、eSATAどちらも駄目だ。
同じような考えの人は多く居るようで、少し調べたらSynology Communityでも度々話題にあがっているようで、既に応急的な対策も書かれていた。
結局のところ内蔵HDDのボリュームしか選択する事ができないのだから、外付HDDのボリュームを内蔵HDDのディレクトリにマウントしてしまえば良いじゃないか。という話だ。
順序としては、
1.外付HDDを接続してDSMに認識させて、フォーマット
2.内蔵HDDのボリュームに適当な共有ディレクトリを作成して(今回はsurveillance_mountとする)
3.SSHでNASにログイン
4-1.eSATAの場合 sudo mount -o bind /volumeSATA1/satashare1-1 /volume1/surveillance_mount
4-2.USBの場合 sudo mount -o bind /volumeUSB1/usbshare /volume1/surveillance_mount
マウント元、マウント先の名前はシステムによって多少変わる。
5.sudo touch /etc/rc.local
6.sudo chmod 766 /etc/rc.local
7-1.eSATAの場合 while [ ! -d /volumeSATA1/satashare1-1 ]; do sleep 1; done; mount -o bind /volumeSATA1/satashare1-1 /volume1/surveillance_mount &
7-2.USBの場合 while [ ! -d /volumeUSB1/usbshare ]; do sleep 1; done; mount -o bind /volumeUSB1/usbshare /volume1/surveillance_mount &
8.sudo chmod 755 /etc/rc.local
といった感じで、surveillance_mountフォルダーに外付HDDのフォルダをマウントする。 外付HDDに適当にファイルを作ってみて、surveillance_mountフォルダーを確認した際に同様の状態になっていればOK。
Surveillance Stationのスナップショット保管先と録画先をsurveillance_mountに設定してやれば、スナップショットや録画データは外付HDDに保存される。
コミュニティの中のコメントにもあったが、こんな下らないポリシーなんかさっさと廃止して欲しいし、どうしても不具合が心配なら保存先に外付HDDを選んだ際に警告文を表示させれば良いだけだろう。
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