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先月のAliexpressのセールで、Bluetooth対応の中華D級アンプを購入したので、かれこれ10年以上音を出していないJBLのControl1Xを引っ張り出してきた。
繋ぐ前にスピーカーの状態を確認すると、古いControl1なら間違いなく起こっているスピーカーエッジのウレタン加水分解がこのスピーカーでも発生していて、エッジが崩壊していた。
流石にほぼ確実に発生する現象だけあって、先人の記した記録も多く、ネットで修理方法を検索すれば多くの記事が見つかるのは有難い。
用意する道具は3mmの六角と7mmの1/4のソケット、2番のプラスドライバー、抉り用に使う車の内張り剥がしやマイナスドライバー、散らかったウレタンエッジの残骸を掃除する為のハンディー掃除機だけだ。
幸い私が所有しているスピーカーのケースは接着剤で固定されていなかったので、容易に分解できた。
分解し終わったら、ボロボロのウレタンエッジを剥がしていく。今回の作業の中で、おそらくコレが一番面倒くさい上に時間がかかった。
ウレタンエッジの代わりに用意したのは先人に倣って外径117mmのラバーエッジ。 色々な記事を見ていると、大抵の人はコーン紙の表側に接着剤で張り付けているのだが、接着した後に乾くまで圧着し続けるのが面倒だったので、コーン紙の裏側にエッジを張付ける事にした。これであれば、ある程度乾いたところで指で圧着してやれば、あとは放置しておいてもコーン紙がいい具合にラバーエッジを押さえつけておいてくれる。
ただ、張付けてから気が付いたのだが、コーン紙の裏側にはウレタンエッジの残骸が残っていたので、もしかすると先人の皆さんはそれを嫌って表側に張付けているのかもしれない。
手先が不器用なので、ラバーエッジのそこらかしこにボンドが付いてしまったが、どうせメッシュで見えなくなるので、無視する事にした。
コーン紙とラバーエッジが接着されたら、今度はラバーエッジとフレームを接着する。ラバーエッジをめくりながら、ちまちまとボンドを塗布して圧着する。あまり薄く塗りすぎると接着力が不足するし、多くてもはみ出して汚くなる。
数時間程放置して接着剤が乾いたら元通り組み上げて、完全に乾燥するまで1日放置。
見た目があまり良くないが、メッシュカバーを取り付ければ見えないので、気にしない。 実際に音出しした感じでは、特に問題はなさそうだった。恐らく新品とは違った音になっているのだろうが、正直私の耳では分からないし、新品の音なんて覚えていないので、使用に不都合が無ければ、これで暫く使ってみようと思う。
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