利尻から帰京し1週間も経たない3月8日。まだあの時の余韻が心身ともに残っている状態で、錫杖に行ってきました。
今回のパートナーはチーム84の澤田さん。澤田さんとはまだ彼がショップに努めていた頃からのつきあいで、いつか登りに行こうと約束をしたまま、叶わないでいたところでした、また私とは年が同じということもあり、お互い気心が知れた者同士という感じでの初めてのチームを組んでのクライミングでした。
当初の目標は滝谷のC沢右股奥壁でしたが、天候等もろもろの事情が重なり、結局錫杖の注文の多い料理店に変更。前夜の7日夜に集合し、新穂高へ向かいました。
8日は朝5時20分、中尾の駐車場を出発。先行パーティーのトレースを頼りに入山。トレースがバッチリだったので、2時間でクリヤの岩小屋へ。ここで身支度を整え注文の取り付きへ。天気は予報通り小雪のちらつく空模様から曇りへ。時折青空も見えてきたので、上々の天気。
注文の取り付きまじかで先行パーティーに合流。ラッセル有難うございました。
彼らの取り付きを待ち、私等は対岸の烏帽子岩基部で観覧。先行パーティーは1ピッチ目でかなり苦労している様子。この頃より雪も激しくなり、あちらこちらでチリ雪崩が舞い始めました。
そのうち錫杖沢本流に大きな雪崩が発生。このままここにいるわけにもいかなくなり、注文をあきらめとりあえず安全地帯へ。
結局時間も時間なので、P4のどこかお手軽なルートを探してトラバース。下から続々と上がってくるほかのパーティーと競いながらルート探し。しかしこの頃が降雪のピークで、ルートというルートにはチリ雪崩が頻発。ルート名も分からぬまま、ここと思しき草付の尾根に取り付きました。
1P目は澤田さんリードで凍った草付からリッジを乗越し、灌木でビレイ。2P目、右に行くか左に行くか、右は以前登ったことのあるチムニールートのような感じだったので、登ったことのない左の凹角へ。チムニー状の凹角をステミングとオフィズスを使って乗越し、テラスへ。ムーブもあってなかなか楽しい感じ。しかし核心はここからだった。簡単に見えた続く凹角は、実は傾斜も強く一部かぶり気味!クラックはあるのでカムが効き、プロテクションは取れるがかなり奮闘的なクライミング!途中、細かなスタンスにたてたアイゼンが外れ、アックス1本に足ブラ状態でぶら下がる羽目に・・・みるみる右腕がパンプし、たまらずカムにテンション・・・体感グレードはⅤ級A1といった感じ。わずか30mのピッチにかなり手こずらされました。
続く3P目もなかなか。澤田さんもかなり手こずっている様子。チョックストーンから始まる被り気味の凹角に体をねじ込ませ、オフィズスを決めようとするも、体がはじき出されそうになり、なかなか入れない様子。しかしさすが底力を発揮し、何とかこのセクションを突破!その上のフェースも無難にこなし、潅木帯のビレイポイントへ。下でビレイしている私もかなりしびれるピッチでした。
ここで核心部は突破したものの時間切れ。2人とも奮闘的なルートにそれなりに満足し、懸垂下降に入りました。
錫杖のP4侮るなかれ!目的のルートには取り付けなかったものの、この日もとても良い経験になりました!
今回のパートナーはチーム84の澤田さん。澤田さんとはまだ彼がショップに努めていた頃からのつきあいで、いつか登りに行こうと約束をしたまま、叶わないでいたところでした、また私とは年が同じということもあり、お互い気心が知れた者同士という感じでの初めてのチームを組んでのクライミングでした。
当初の目標は滝谷のC沢右股奥壁でしたが、天候等もろもろの事情が重なり、結局錫杖の注文の多い料理店に変更。前夜の7日夜に集合し、新穂高へ向かいました。
8日は朝5時20分、中尾の駐車場を出発。先行パーティーのトレースを頼りに入山。トレースがバッチリだったので、2時間でクリヤの岩小屋へ。ここで身支度を整え注文の取り付きへ。天気は予報通り小雪のちらつく空模様から曇りへ。時折青空も見えてきたので、上々の天気。
注文の取り付きまじかで先行パーティーに合流。ラッセル有難うございました。
彼らの取り付きを待ち、私等は対岸の烏帽子岩基部で観覧。先行パーティーは1ピッチ目でかなり苦労している様子。この頃より雪も激しくなり、あちらこちらでチリ雪崩が舞い始めました。
そのうち錫杖沢本流に大きな雪崩が発生。このままここにいるわけにもいかなくなり、注文をあきらめとりあえず安全地帯へ。
結局時間も時間なので、P4のどこかお手軽なルートを探してトラバース。下から続々と上がってくるほかのパーティーと競いながらルート探し。しかしこの頃が降雪のピークで、ルートというルートにはチリ雪崩が頻発。ルート名も分からぬまま、ここと思しき草付の尾根に取り付きました。
1P目は澤田さんリードで凍った草付からリッジを乗越し、灌木でビレイ。2P目、右に行くか左に行くか、右は以前登ったことのあるチムニールートのような感じだったので、登ったことのない左の凹角へ。チムニー状の凹角をステミングとオフィズスを使って乗越し、テラスへ。ムーブもあってなかなか楽しい感じ。しかし核心はここからだった。簡単に見えた続く凹角は、実は傾斜も強く一部かぶり気味!クラックはあるのでカムが効き、プロテクションは取れるがかなり奮闘的なクライミング!途中、細かなスタンスにたてたアイゼンが外れ、アックス1本に足ブラ状態でぶら下がる羽目に・・・みるみる右腕がパンプし、たまらずカムにテンション・・・体感グレードはⅤ級A1といった感じ。わずか30mのピッチにかなり手こずらされました。
続く3P目もなかなか。澤田さんもかなり手こずっている様子。チョックストーンから始まる被り気味の凹角に体をねじ込ませ、オフィズスを決めようとするも、体がはじき出されそうになり、なかなか入れない様子。しかしさすが底力を発揮し、何とかこのセクションを突破!その上のフェースも無難にこなし、潅木帯のビレイポイントへ。下でビレイしている私もかなりしびれるピッチでした。
ここで核心部は突破したものの時間切れ。2人とも奮闘的なルートにそれなりに満足し、懸垂下降に入りました。
錫杖のP4侮るなかれ!目的のルートには取り付けなかったものの、この日もとても良い経験になりました!
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