(社)日本都市計画学会メールニュースをそのまま転載します。
No.269 配信日:2008年2月13日
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日本建築学会関東支部 住宅問題研究委員会 公開研究会のお知らせ
日時 :2008年3月1日(土)午後1時30分~5時00分
テーマ:コモンズと住宅地のガバナンス:住居集合における共同性の構築
要旨:
少子高齢社会・ストック時代における住生活の質は、住宅地、コミュニティにおける住
民の統治能力(ガバナンス)に左右される。良好な住宅地・コミュニティを形成するため
の条件は、単なる親和性ではなく、居住者相互の多様な価値観を認めたうえでの「共同
性」空間および利用制限であり、環境条件である「有限」への配慮である。一方、住民が
当事者として地域に関与する動機形成のためには、だれもが共感し得る、魅力ある地域資
源としての共有空間の質が問われる。少子高齢社会でのこの共有空間に求められる質、住
民の統治能力によって創造可能な近未来の地域社会のありかたや住生活の質を検討する
平竹氏からは、地域共用空間としてのコモンズの管理・運営という観点からご著書で描
かれている具体の住宅地における住環境について、竹井氏からは、集合住宅(戸建住宅地
の集合性も含む)における、自治会的な共同性ではなく、管理組合的な共同性をベースと
したガバナンスについて報告していただき、現代日本の居住地において単なる和気藹々と
したコミュニティではない、地域ガバナンスのための共同性を何に見いだすべきか、ガバ
ナンスのための組織を形づくる要件などについて考える。報告者二人の「コモンズ」と
「共同性」は、その意義も意味する次元も異なりながら、近い点に着目されているように
見受けられるが、その違いが何なのかなどについても議論したい。
基調講演1:平竹耕三(京都工芸繊維大学特任教授)
基調講演2:竹井隆人(政治学者)
司会進行:海老塚良吉(住宅問題研究委員会副査)
会場:日本建築学会 3階会302・303会議室
JR田町駅 徒歩5分
(地図はホームページ http://www.aij.or.jp/jpn/guide/map.htm 参照)
定員:60名
参加費:500円(研究会終了後の懇親会の補助金等として利用します)
*参加希望者は、関連資料の1)と3)についてはできるだけ読んだ上で参加ください。資料
及び会議室の準備の都合がありますので、あらかじめEメールでご連絡下さい。ご連絡が
なく出席の場合は、座席や資料等が用意できないことがあります。申し込み後に欠席等す
る場合も、お手数ですがメールでご連絡下さい。
問い合わせ・申込み先:住宅問題研究委員会 副査 海老塚良吉
E:mail:ryou.ebizuka@nifty.com
関連資料
1)平竹耕三『コモンズと永続する地域社会』(2006年,日本評論社)
2)平竹耕三『コモンズとしての地域空間』(2002年)
3)竹井隆人『集合住宅と日本人』(平凡社 2007)
4)竹井隆人『集合住宅デモクラシー』(世界思想社 2005)
5)E・ブレークリー+G・スナイダー著 竹井隆人訳『ゲーテッド・コミュニティ』(集文社 2004)
6)エヴァン・マッケンジー著 竹井隆人+梶浦垣男訳『プライベートピア』(世界思想社 2003)
No.269 配信日:2008年2月13日
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日本建築学会関東支部 住宅問題研究委員会 公開研究会のお知らせ
日時 :2008年3月1日(土)午後1時30分~5時00分
テーマ:コモンズと住宅地のガバナンス:住居集合における共同性の構築
要旨:
少子高齢社会・ストック時代における住生活の質は、住宅地、コミュニティにおける住
民の統治能力(ガバナンス)に左右される。良好な住宅地・コミュニティを形成するため
の条件は、単なる親和性ではなく、居住者相互の多様な価値観を認めたうえでの「共同
性」空間および利用制限であり、環境条件である「有限」への配慮である。一方、住民が
当事者として地域に関与する動機形成のためには、だれもが共感し得る、魅力ある地域資
源としての共有空間の質が問われる。少子高齢社会でのこの共有空間に求められる質、住
民の統治能力によって創造可能な近未来の地域社会のありかたや住生活の質を検討する
平竹氏からは、地域共用空間としてのコモンズの管理・運営という観点からご著書で描
かれている具体の住宅地における住環境について、竹井氏からは、集合住宅(戸建住宅地
の集合性も含む)における、自治会的な共同性ではなく、管理組合的な共同性をベースと
したガバナンスについて報告していただき、現代日本の居住地において単なる和気藹々と
したコミュニティではない、地域ガバナンスのための共同性を何に見いだすべきか、ガバ
ナンスのための組織を形づくる要件などについて考える。報告者二人の「コモンズ」と
「共同性」は、その意義も意味する次元も異なりながら、近い点に着目されているように
見受けられるが、その違いが何なのかなどについても議論したい。
基調講演1:平竹耕三(京都工芸繊維大学特任教授)
基調講演2:竹井隆人(政治学者)
司会進行:海老塚良吉(住宅問題研究委員会副査)
会場:日本建築学会 3階会302・303会議室
JR田町駅 徒歩5分
(地図はホームページ http://www.aij.or.jp/jpn/guide/map.htm 参照)
定員:60名
参加費:500円(研究会終了後の懇親会の補助金等として利用します)
*参加希望者は、関連資料の1)と3)についてはできるだけ読んだ上で参加ください。資料
及び会議室の準備の都合がありますので、あらかじめEメールでご連絡下さい。ご連絡が
なく出席の場合は、座席や資料等が用意できないことがあります。申し込み後に欠席等す
る場合も、お手数ですがメールでご連絡下さい。
問い合わせ・申込み先:住宅問題研究委員会 副査 海老塚良吉
E:mail:ryou.ebizuka@nifty.com
関連資料
1)平竹耕三『コモンズと永続する地域社会』(2006年,日本評論社)
2)平竹耕三『コモンズとしての地域空間』(2002年)
3)竹井隆人『集合住宅と日本人』(平凡社 2007)
4)竹井隆人『集合住宅デモクラシー』(世界思想社 2005)
5)E・ブレークリー+G・スナイダー著 竹井隆人訳『ゲーテッド・コミュニティ』(集文社 2004)
6)エヴァン・マッケンジー著 竹井隆人+梶浦垣男訳『プライベートピア』(世界思想社 2003)
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