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9月6日(日) イボメア・サンライズセレナーゼ
西洋アサガオは大味であんまり好みではないが、こいつは例外。秋咲きで八重、ピンク色の可愛らしい花をたくさんつけ、未だ成長中の蔓と葉は11月頃まで青々としている。
ところで、「にわ」というのは、とりわけ菜園の場合に強くそれを感じるのだけれど、一時として同じ姿でいることはない。1週間以上間をおいて接することになるガルテンの場合はなおさらだ(有機無農薬の畑を1~2週間放置するということのもつ意味はまことにすさまじい)。だから、庭いじりや畑仕事には「終わり」というものがない。これを「ガーデニングの終わりのなさ感」と呼ぼう。次から次に降って湧く仕事に対して、不十分な対応しかできない状態が続くと、しだいに精神が不安定になってくる。こんな時ほど、決して止まることのない自然の営みを実感する時はない。植物の生きようとする力に翻弄されながら、忙しい我々にできることなどたかがしれている。まずはその事実を素直に認めよう。無理せず、しかし知的に、生きもののサイクルに身を任せることが肝要だ。「終わりのなさ感」と真摯に向き合い、それを受け入れるという、メンタルな部分でのタフさが庭いじりや畑仕事には欠かせない。そして、そういう状況を楽しめるようになってくればしめたものだ。いやべつに自慢することでもなんでもなく、たあいもないことではあるけれども、でもまあ、植物とつきあうというのは要するにそういうことなんである。
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したがって、リラックスするしかけも大事だ。
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9月13日(日) 笠間市上加賀田付近の田園風景
この風景の「説得力」が何によって支えられているかといえば、それは、人間がその理知と技術によって自然を、より具体的には水の循環と植物の生態を巧妙に統制しようとしたその徹底性によってであろう。この風景にロマンティックなまなざしを差し向けることはいとも容易だが、われわれがまなざす対象の本質は、全くをもってロマンチシズムとは無縁である。そして、「自然」ともまたかけ離れたものである。
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9月13日(日) 借庭からの秋景
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