気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
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俳句🖊39~花の雨

2023年03月26日 | 喜代の俳句

花の雨走る電車もさくら色

季語:花の雨【花】の傍題(春/植物)

※俳句歳時記

【花】の傍題:花盛り・花灯り・花影・花朧・花の雨・花の山・花の昼・花の雲・花便り・花の宿・花月夜・花盗人

花といえば平安時代以降、桜の花をさすのが一般的である。『古今集』の

<久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 紀友則>の花は桜。

「花の雨」は桜のころの雨、「花の曇」は桜が爛漫と咲き雲がたなびくように見えるさまをいう。

     

今日はせっかく桜が満開になっているのに、雨が降っています。

この地域では、大岡川に沿った恒例の桜まつりが行われていますが、あいにくの雨です。

そして孫が中学校の部活(美術部)で最後に作成した大きな灯ろうが飾られているようなので、とても残念です。

 

きのうは、ママがイレギュラー出勤だったので、急遽夕餉の支度をすることになり、雨の中を食材の買い出しに行きました。

京浜急行沿いのスーパーへと歩いていると、ちょうど電車が通り...

しとしとと降る春雨の中、沿線に満開の桜が咲いていて、それが京浜急行の赤い色とコラボレーション!

一瞬、走り去る赤い電車がさくら色に見えました。

まるで電車に燥ぐ子供のようだけれど、ちょっと嬉しい気分になりました。

そこで「花の雨」という季語で、詠んでみました。

それにしても、花(さくら)の季語は沢山あるのでびっくりしました!

ちなみに「さくら色」は「桜の花のような色」なので、季語ではないようです。

詠んだ後で「季語重なりなのか?」と思い、調べてみました。

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