【ひなあられ食べ尽くしたり男の子】
季語:ひなあられ(雛あられ)春(行事)【雛祭(ひなまつり)】の傍題(ひな人形・雛・雛飾る・・・などの多くの傍題があります)
※俳句歳時記
3月3日に女児の息災を祈って行われる行事で、古くは桃の節句、雛遊びなどといった。
桃の節供はもとは五節句(人日(じんじつ)=一月七日、上巳(じょうし)=三月三日、端午=五月五日、七夕=七月七日、重陽=九月九日)の一つ。
雛に桃の花を飾り、白酒・菱餅・あられなどを供えて祝う。
人形(ひとがた)で体の穢れ(けがれ)を祓い川に流した上巳(じょうし)の日の祓の行事に、雛遊びの風習が習合したもので、
江戸時代から紙雛にかわって内裏雛が多く作られるようになり、豪華な段飾りへと発展した。
これは去年詠んだ句で、添削して頂いた句のなかで予想外に直しのなかった句です。
作品の背景:姉の節句に飾られたあられを全部食べてしまった弟
先生の添削:あらあらあらと驚きの声が聞こえてくる句です。
この弟の年齢が気になります。
男の子というところが面白く俳味(はいみ)があります。
飾るとまた食べてしまうかもしれませんね。
自分ではあまり考えないで作った句で、背景のとおりで、みたまま、思いついたままだったので添削がなかったのが予想外でした。
あまり推敲をしてしまうと、最初に思いついたことの流れのようなものが無くなってしまうのかもしれません。
桃の節句も終わってしまいました。
もうじきお彼岸です。
今朝、いつも見ているテレビ朝日の「依田さんのお天気コーナー」は「行田八幡神社の花手水前」からの中継でした。
【ふるさとの思ひ膨らむ春来る】 喜代