気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
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今日から2月~寒晴(かんばれ)と鷺を詠んだ母の句

2020年02月01日 | 伊代の俳句

寒晴の野の静けさに鷺の立つ

今日から2月。春の声を聞く一歩手前。

寒く暗く乾燥しきったこの月を乗り切れば春を感じる3月になる。

でも、今年は暖冬のせいか、冬なの?と思うほどの暖かい日も多い。

今日は晴れ、こういうのが寒晴れというのか?というお天気だった。

自宅の庭から空を写した。

足元にはエゾリュウキンカ(蝦夷立金花)の花が咲いていた。

黄色が鮮やかできれい。やはり今年は咲くのがずいぶん早いような気がする。

ということで今日のブログには、寒晴れと鷺を詠んだ母の句を載せようと思った。

季語は寒晴(かんばれ)。晩冬。

冬の寒さで冴え渡る、シーンとした広い田んぼに凜として立つ白鷺。美しい。

鷺(サギ)とは美しいあるいは清々しいという(さやけし)からつけられた名前だという。

そういえば、白鷺城(姫路城の別名)などと言われる、美しい城もあります。

ただこの白鷺(しらさぎ)は本来の名でなくて白い色の鷺の総称であり、

正式名はチョウサギ、ダイサギ、コサギなど、だそうだ。

田んぼの中で育った(田舎育ち)私には懐かしい光景。

白鷺は子供の頃よく見かけた。

でも、この鳥も前回の句 (雀) と同じく環境の変化のせいで、

今はだいぶ少なくなっているようです。


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