障がい福祉施設訪問14か所目の大山町にある精神障がい者小規模作業所「工房まんげきょう」に訪問させて頂きました。
見た目は普通の家みたいですたので探すのに苦労しました(汗)
こんなコースターや鍋置き等を作っています。大山にあるひびきの郷でも販売しております。
ここの施設長は外国人のロバートさんというアメリカの方が施設長なのですが、どういった経緯でこの作業所を始めたのかお聞きしたかったのですが、あいにく不在だったため奥様から説明を受けました。
ここでも色々と意見交換をさせて貰ったのですが、僕が施設長の奥様と話していたら休憩時間になったので、利用者達も交えてと一緒にコーヒーを飲んでいました。この作業所にきていた1人の女性のお話しをしたいと思います。
彼女は4年前に病気を発症しました、原因は人間関係だと話していました。
ちなみに以前相談支援事業所ヒュッゲで聞いていた精神の病気になる原因は、ストレス・仕事・人間関係が主で特に人間関係が多い、性格は真面目で几帳面な人がなりやすいとの事です。
精神障がいは特に波が激しく、調子の良い悪いが如実にでます。でも見た目が普通なため、単に休んでいる・サボっている様に見える事が多々あります。
ちなみに彼女は手帳の取得はしていないです、近所の目が怖く、親も協力的ではないとの事です。
※手帳=精神障がい者福祉手帳という手当や施設利用等を受けるために必要。
両親は病気に対しての理解がお父さん、お母さん共に低く、特にお父さんに関しては「早く働け、怠けるな」と言い、近所の目を気にし、こういった作業所に来ている事をお父さんには内緒にしているみたいです。お母さんには話しているみたいですが…そのせいで施設利用もできない状態です。
一番衝撃的だったのは、一番の支えである家族の支援がないという事です。僕も色んな家族を見てきましたが、ほとんどの家族が熱心に自分の子供のために支えようとしていました。しかし、今回の場合はまったく逆でした。
病気や障がいを受け入れるというのは当事者含め家族も同じくらいキツく葛藤もあります、でも受け入れなければ前には進めません。
「何で周りはわかってくれないの?」
という言葉が出た時に僕自身も辛くなりました、障がいの種類や程度に違いはあれど同じ思いをしてきたからです。
本当にこの言葉…重いです、僕が議員を目指した理由の1つでもある言葉です。
この周りというには家族も僕達他人も含まれています。彼等彼女等に少しでもよろしいので理解をしていただけないでしょうか?それだけで救われる事もあるという事です。
では、また。