日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

沖縄を訪問して思う事2。+安全保障。

2015年07月23日 00時39分01秒 | 日記
肩こりに効く方法を教えてください、いかわたいきです。

さて、前回に引き続きの話題です。





前回のブログでも記載した通り、沖縄県那覇市にある「大分の塔」に訪問した際の私の心境と主観を前面に出して記載します。

私が政治家となり多々考える内に戦前戦後では価値観や国家観、国民の想いという事が大きく変わったのではないか?と考えます。何故なら私の祖父母や曽祖父等は自分よりも他人のために尽力する人達であり、知覧や沖縄、米軍基地、広島、靖國と色々な場所を訪問・視察する内に先人の方々の心理は「利他の精神」に溢れています。
イメージにある戦前は軍部が操り軍国主義がまかり通る世論であり、戦後は民主主義が台頭し平等な社会が形成された。という事を教えられたのですが、それは違うかな?と私は思います。
もし私の祖父母や曽祖父母、先人が軍国主義なら他人のために自分を抑える、優先させるという考えにはならないですし、何よりも他人の幸せを優先するという考え自体起こらないと考えます。むしろ情報操作、自虐史観で戦前が悪、戦後が善という事を刷り込まれているのでは?と考えます。
そうじゃなければ私や今まで触れ合ってきた祖父母時代の方々や歴史、文献等に対して説明が出来ません。今の私達以上に祖父母時代は日本人らしい利他の精神にあふれています。

今、国会も含めて安保法案が議論され衆議院を可決されました。どこかの党が「戦争法案」と言っておりますが、正しくは「国家安全保障法」です。
違憲、合憲と騒がれていますが、この様に憲法・法律に関わる事案が出される時、内閣府の中にある「内閣法制局」という部署を通らなければ議題に上がりません。この局は法案のプロであり違憲な法案自体をそもそも提出はしません。そして、違憲、合憲を決めたいならそれこそ憲法にある最高裁で決着や砂川事件の様に結果を出せば良いだけであり空論に対して違憲、合憲を取り上げる事自体がプロパガンダであると私は考えます。

私も皆様もそうですが誰だって戦争はしたくない、させたくない。だからこそ戦争回避のため国民の生命、財産を守るため最大限努力する。

















こちらをご覧になればごく一部の国と一部の世論が違うのはご覧頂けると思います。日本が戦争や戦地に行かなかったのは憲法9条のおかげだ!と言いますが、現実的に考えると日米安保のお陰というのも考えるべきです。
仮に9条のおかげと言うなら世界に広がっているはずですが、どこにそれがあるでしょうか?それに中国に隣接するブータンは国土の18%を中国に不法占拠(2006年の政府発表)されています。ブータンは自国兵を持ちません、そして9条があればこれは防げたのでしょうか?(もっと詳しくはチベット、ウイグル地区の事を調べれば分かります。)
理想は追い求めなければならない、しかし、現実としてどう理想に追いつくために今何をするか?が問われているのではないでしょうか?

「国民への理解が不足」、「審議不十分」、「強行採決」との声もあります。
国民に対しては総理もその部分は認めています、しかし、全ての法案を100%把握というのは難しいですし、重要と思うなら情報は貰うのではなく取りに行くべきです。
審議不十分に関しては審議時間116時間と戦後6番目の長時間に渡ります。

※ 衆議院における長時間審議
1位 日米安保条約 136時間
2位 社会保障と税の一体改革 129時間
3位 沖縄返還関連法 127時間
4位 政治改革関連法 121時間
5位 郵政民営化関連法 120時間

これで野党が審議不十分というのは本質的な議論を行わず違憲、合憲、徴兵制とか騒いだ結果ではないでしょうか?
強行採決に関してはメディアが取り上げる事自体が論点がズレています。委員会にて与野党が同席しており賛否を問い賛成多数となり、衆議院にて賛否を問う時、あろう事か野党は退席…。例えとして適切か分かりませんが、日田市議会で重要な議案に対して皆様が投票した議員が退席を行ったならどう考えますか??

それに戦争だ!徴兵制だ!と言っていますが、明日から即戦争とはなりません。そして徴兵制にもなりません。
戦争は外交の延長上であり、大東亜戦争前の日本は何度も何度も外交交渉を重ね最大限戦争を回避しようとし、昭和天皇のお言葉もその様に示してあります。仮に徴兵制を敷くには憲法による「苦役」にあたるため、憲法改正の手続きとして国民投票をしなければなりません、今の国民感情としてはほぼ成立は不可能です。大事なのは法整備後の運用です。
ちなみに徴兵制で集められた一国民を兵隊に育てるまでにいくらの予算と年月が必要になるでしょうか?諸説ありますが、1人に対し約3000万円と3~5年の歳月を要します。
そして昔と今の大国間の戦争と言われる形は変わっています。昔は白兵戦や物理作戦が主になりましたが、今はサイバー攻撃やドローンと言った有人ではなく無人での戦いが主になりつつあり、如何にサイバー攻撃に対処するかがカギを握ります。

長々と申しましたが私も現政権も誰しも「戦争YES」と1度でも言っておりません。感情的になるのではなく、今だけの安心を享受するのではなく、右傾化や右翼とかではなく…学ぶべき事は学び、反省する所は反省し、今ではなく次の世代のために我々がしっかりと!理想ではなく、現実に即した行動、認識を持つべきでは無いでしょうか?

そうでなければ、先人や英霊達が私達のために残してくれた日本国を守れないですし、次世代に繋げる事はできないと私は考えます。沖縄の地にて、私達のご先祖様を考えた時に私は強く感じました。



では、また。