日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

日田市議会、分割審議議決と賛成討論。

2019年03月14日 00時35分39秒 | 日記
中々歯痒い場面もあります、いかわたいきです。
さて、本日(3月13日)は日田市議会、分割審議議決日でした。本年度の決算に近い予算を議決する日であり、明日からは新年度に関する予算や計画、条例などを審査していきます。








この日は会派の協力を得て中野議員が本年度予算の減額修正予算を提案し、私が修正案に賛成討論を行いました。
本年度予算で争点となったのが新しくなる日田駅前広場と日田駅2階の改修管理・活性化の公募を行うため日田駅2階の整備に関する予算です。事業自体に反対している訳ではなく市役所側の進め方や予算の付け方、公募の仕方及び駅前広場を今後どういった形にしていきたいか?など見通しの甘さを拭えませんでした。
私と中野議員、議会最年少コンビで挑みましたが結果は8対12で否決されました。さて、これに関する説明責任をどう果たそうか…そこが悩みどころです。
下記に私が討論で述べた事を長文ですが記載します。
「議案第23号、平成30年度日田市一般会計補正予算原案に反対し、 中野議員他賛同議員の修正案に対し、賛成の立場から討論を行います。この自治基本条例推進事業の内容は、市民まちづくり集会やまちづくり講座等による人材の育成を図ることで、市民協働のまちづくりを推進するものであります。また、こちらの予算 3月補正に計上され全額繰越明許される予定です。
まず本事業を否定している訳ではありませんが進め方に疑問を持ちます。執行部より頂いた資料において平成29年12月にひた Re デザインプログラム人材育成講座にて日田駅前広場と日田駅2階のテーマ物件となり議論されましたが、その後平成30年3月、及び4月に新聞記事になった以外、詳細な説明は議会に報告されず3月補正に突如提案された事です。
次に3月補正に提案する理由です。執行部からの説明によりますと、ラグビーワールドカップや東京オリンピック、大阪万博など外国人旅行客の入れ込みが期待できるため3月補正で通して頂き、速やかに工事や公募を掛けたいとの説明がありましたが、執行部からの説明ではその具体的必要性は感じられず、部長からは「結果として(ラグビーワールドカップに)間に合わなかったというのは当然ありえると承知したうえでも」との発言もあった事です。
次に自治基本条例推進事業の説明は人材育成のソフト部分が目的になっているの対し、電気や給排水設備などのハード整備が含まれるとは想像していなかったと考えます、この様な予算の組み方や提出の仕方に強引な印象を持ちます。
次に予算計上の仕方です。本来であれば当初予算に組み込むべき事業が補正予算で提案されています。当初予算と補正予算の違いは「地方公共団体の予算は年度の収入、支出の一切を見積もって計上した歳入歳出予算と将来の財政支出にかかる取り決めを併せて通年予算として編成するのが原則である。予算の補正をめぐって留意すべき事項を挙げると補正の回数である。みだりに補正を重ねると年間予算としての当初予算の意義がなくなり、また、財政運営の一貫性が失われることになるので必要最小限にとどめるべきである。」とそれ程、当初予算と補正予算の重みは違います。
最後に今回の補正については新年度予算よりも日程ありきの進め方を強く感じます、それに日田駅前周辺には4つのホテルがあり、その同業種との協議や日田駅2階の整備は日田市が行うとあれば民業圧迫にも繋がる懸念がある事、資料請求された公募要件案についてもどこか具体性を欠けている様に受け止められる事、また日田駅前広場や日田駅2階は恒久的に続いていく存在であり、その委託先が短期撤退となる事態は避けなければならず、安易な考えで予算だけ提案する執行部や担当課もしっかりとした内容と深い議論を行うべきと考えます。」
我々議員も執行部も目的は市政発展というのは変わりません。しかし、そこに恣意的なものや個人的なものが入ると途端にそれは変わります。ある意味、「個人の利益は社会の不利益、社会の利益は個人の不利益」とも言えます。



では、また。
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