Il Colombaio di Cencio
フィレンツェから車で一時間、キアンティ クラッシコ地区の心臓部
「ガイオーレ・イン・キアンティ」 に位置する 「イル・コロンバイオ・ディ・チェンチオ」
というワイナリーのロゴマークです。
( 2001年に訪れた時のスナップ写真 )
このワイナリーには、7年前、トスカーナを中心にワイナリーを廻った時に、
実際に訪れていますので、個人的に多少の思い入れがあります。
ワイナリーの中は外観のモダンな感じとは違い、グラフィック的なアート感が溢れ、
そのギャップの中で造り醸されたワインは、“洗練された芸術家の味わい” を
魅せています。伝統ある地域でその伝統を継承しつつ、醸造設備の近代化など
異彩を放っているタイプのワイナリーです。ボトルやラベルのデザインはその表れ
かもしれません。
以前、
紹介した 「モンティチェッロ」 というワインを造っているイタリアスカーナの
ワイナリー(イル・コロンバイオ・ディ・チェンチオ)のフラッグシップワインです。
年末に買っておいたのですが、食卓に登場するおかずが魚や和珍味系が多く、
正月からの延長線で、それらを肴にひたすら地酒を飲んでいましたので、
なかなかワインを飲む機会がありませんでした。ようやく、それなりのアテが
登場してきましたので “抜栓” とあいなりました。
ただ、ここで問題が一つ発生しました。
というより、大きなミスを犯していたことに気づきました。しかも、抜栓して
一杯目を口にしてはじめて気づきました。
“なんで、こんなに硬い(開いていない)んや? ・・・ いや、冷たい! ・・・ ???”
“冷え~冷え~やん!” セラーの温度を見ると、何と 6℃ でした。
たぶん、コンセントを誰かが引っ掛けて抜いてしまったか、ブレーカーが落ちて
リセットされたのだと思います。前にもあったのですが、その時は夏だったので
すぐに気づいたのですが、冬場、ビールを飲んだあとに冷えたワイン ・・・
分かるようで分からないものです。仕方ありません、そのまま少し待ちます。
結局、
酔いは醒めるわ、ワインの味は落ち着かないまま終了するわ、最悪でした。
“こんなはずないやろ ・・・ ” ( 近いうちにもう一本買って飲み直します )
ただ、それを差し引いても、数年前に飲んだ記憶と少し違っていたような ・・・
まあ、結論(楽しみ)は次回に持ち越しです。
Il Futuro
■ ワイナリー : イル・コロンバイオ・ディ・チェンチオ
■ ワイン名 : イル・フトゥーロ 2003
■ 原産国 : イタリア
■ 地 方 : トスカーナ
■ 地 区 : キャンティ・クラシコ
■ 村 : ガイオーレ・イン・キアンティ
■ 呼 称 : トスカーナI.G.T.
■ 品 種 : サンジョヴェーゼ 40% カベルネ・ソーヴィニヨン 40% メルロー 20%
■ 醸 造 : オーク樽(カベルネS、メルロー) ステンレス・タンク(サンジョヴェーゼ)
主醗酵後、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵
■ 熟 成 : オーク樽熟成 24ヶ月(225L、新樽比率80%)
熟成の12ヶ月は品種ごとに、残り12ヶ月は樽寄せ後に行う
■ 上 代 : 7,200yen
色は力強さを秘めた深紅。黒コショウ、なめし革のようなアロマがあり、
旨味たっぷりで凝縮した味わいながらも、しっとりとした酸がワインの
上品さを際立たせて、チェリーのようなチャーミングな果実味を感じます。