和色ムーブメント

シニアになって、今一度「ムーブメント」を感じる旅に出てみようか

ガイオーレ・イン・キアンティ

2008年01月30日 | 家WINE

  Il Colombaio di Cencio

フィレンツェから車で一時間、キアンティ クラッシコ地区の心臓部
「ガイオーレ・イン・キアンティ」 に位置する 「イル・コロンバイオ・ディ・チェンチオ」
というワイナリーのロゴマークです。



                              ( 2001年に訪れた時のスナップ写真 )

このワイナリーには、7年前、トスカーナを中心にワイナリーを廻った時に、
実際に訪れていますので、個人的に多少の思い入れがあります。

ワイナリーの中は外観のモダンな感じとは違い、グラフィック的なアート感が溢れ、
そのギャップの中で造り醸されたワインは、“洗練された芸術家の味わい” を
魅せています。伝統ある地域でその伝統を継承しつつ、醸造設備の近代化など
異彩を放っているタイプのワイナリーです。ボトルやラベルのデザインはその表れ
かもしれません。





以前、
紹介した 「モンティチェッロ」 というワインを造っているイタリアスカーナの
ワイナリー(イル・コロンバイオ・ディ・チェンチオ)のフラッグシップワインです。

年末に買っておいたのですが、食卓に登場するおかずが魚や和珍味系が多く、
正月からの延長線で、それらを肴にひたすら地酒を飲んでいましたので、
なかなかワインを飲む機会がありませんでした。ようやく、それなりのアテが
登場してきましたので “抜栓” とあいなりました。

ただ、ここで問題が一つ発生しました。
というより、大きなミスを犯していたことに気づきました。しかも、抜栓して
一杯目を口にしてはじめて気づきました。
“なんで、こんなに硬い(開いていない)んや? ・・・ いや、冷たい! ・・・ ???”

“冷え~冷え~やん!” セラーの温度を見ると、何と 6℃ でした。
たぶん、コンセントを誰かが引っ掛けて抜いてしまったか、ブレーカーが落ちて
リセットされたのだと思います。前にもあったのですが、その時は夏だったので
すぐに気づいたのですが、冬場、ビールを飲んだあとに冷えたワイン ・・・
分かるようで分からないものです。仕方ありません、そのまま少し待ちます。

結局、
酔いは醒めるわ、ワインの味は落ち着かないまま終了するわ、最悪でした。
“こんなはずないやろ ・・・ ” ( 近いうちにもう一本買って飲み直します )
ただ、それを差し引いても、数年前に飲んだ記憶と少し違っていたような ・・・
まあ、結論(楽しみ)は次回に持ち越しです。




  Il Futuro

  ■ ワイナリー : イル・コロンバイオ・ディ・チェンチオ
  ■ ワイン名  : イル・フトゥーロ 2003
  ■ 原産国 : イタリア
  ■ 地   方 : トスカーナ
  ■ 地   区 : キャンティ・クラシコ
  ■     村      : ガイオーレ・イン・キアンティ
  ■ 呼   称 : トスカーナI.G.T.
  ■ 品   種 : サンジョヴェーゼ 40% カベルネ・ソーヴィニヨン 40% メルロー 20%
  ■ 醸   造 : オーク樽(カベルネS、メルロー) ステンレス・タンク(サンジョヴェーゼ)
            主醗酵後、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵
  ■ 熟   成 : オーク樽熟成 24ヶ月(225L、新樽比率80%)
            熟成の12ヶ月は品種ごとに、残り12ヶ月は樽寄せ後に行う

  ■ 上   代 : 7,200yen

   色は力強さを秘めた深紅。黒コショウ、なめし革のようなアロマがあり、
   旨味たっぷりで凝縮した味わいながらも、しっとりとした酸がワインの
   上品さを際立たせて、チェリーのようなチャーミングな果実味を感じます。