厚労省が「違法当直」を評価?
「迂闊だった」では、済まされません!
厚労省が、検体検査を検査センターに下請けさせることと、院内での検査と比較して、その優位点を示した資料を中医協に提示した中に、院内検査では、24時間検査対応で「当直勤務」をしていることを評価していましたが、いままで厚労省は、度々、検査のための当局勤務は違法であり、必要がある場合には、交替制勤務にして対応することを、指導してきました。
通達違反、指導と矛盾しているばかりか、労働基準法違反、明らかな誤りであり、「迂闊だった」では済まされないものがあります。
再三再四、違法当直の改善を訴えてきましたが、検査現場では、依然として偽装当直が続いるのが現状です。
安い定額手当で誤魔化して、勝手気ままに、いつでも使える専門技術者、これで患者さんの命を測り、守っているのです。
会計検査院から、「カラ超過勤務手当」ワースト・トップのお墨付きを頂いた厚労省のお役人たち、多くの病院検査室では「一睡もできない夜勤」になっている実態を、一度でいいですから、この現場を見てほしいものです。
認識の違いや、違法の見過ごしは、やがて、いつの間にか「検査のための当直勤務」が、当然のようになってくることを、危惧しているからです。