新型インフル「かわら版」(3)
新型インフルエンザの、厚労省の対応は、発生当初からのボタンの掛け違いが次から次へと、延々と続いています。
厚労省現役のキャリア官僚である、木村盛世検疫官は、空港の水際作戦に無理やり出動させられたときから、無意味な防疫作業だと糾弾してきました。
官僚にしては珍しい「歯に衣着せない」小気味良い発言に納得させられます。
国会での参考人招致にしてもしかり。「厚労省には、臨床の現場を知らない医官が多すぎる」
とくに、新型インフルエンザ対策の相次ぐ迷走は「健康政策局長の責任」と述べている点に注目させられます。
「要するに危機管理がなっていない。だから私は責任者である上田健康政策局長の罪は大きいと言い続けている。1億人の命を賭けながら、自分の首は賭けないで仕事をしている」と。なんとも、腰 の据わった発言といえます。
著書に「厚生労働省崩壊」があります。一読を!
帯封に「現役キャリア官僚が告発!」とあります。