看護領域にみる「業務拡大」の推移
”チーム医療推進会議”WG 急展開!
看護護業務検討ワーキンググループ、6月の2回・3回の討議事項は、かつて先行的に研究されたり議論されてきたことが、基本となって提案されているように思えて大いに危惧しています
また6月26日の厚労省の作業部会における「看護師の医療行為の議論」においても同様な印象を持ちます。
すなわち<医師の指示>が前提、とはいえ
●胸部単純Ⅹ線撮影やMRI等の実施の判断
●傷の縫合やじょく瘡によるえ死部分の切除
●人工呼吸器装置中の患者の自発呼吸復帰への措置
●副作用がでたときの薬の変更や服薬の中止
症例や措置の内容によっては、全身麻酔も局所麻酔も含まれることになると、グレーゾーンどころか、明らかに医師の絶対的医行為そのものです。
勿論、6月12日の看護系37学会が、『特定看護師制度』問題で、カリキュラム23単位を43単位に、などを検討している背景も必要であり、賛成もする者ですが、この急展開には目を見張るものがあります。
ある一部のコ・メディカルの突出ではなく、全体的な視野での議論を深めてこそ「チーム医療」の確立につながるのではないでしょうか。
臨床検査技師たちよ、いま声を潜めている時ではない!
いつまでも「蚊帳の外」では、”臨床”の2文字が泣きますよ。