帝京大病院院内感染問題
警察捜査に抗議集中
帝京大病院・多剤耐性アシネドバクターの院内感染問題で、いち早く警察の捜査が入ったことについて、各方面から抗議の声明がだされています。
9月10日、日本医師会、同じく全国医師連盟、同じく、日本病院団体協議会、14日には、全国医学部長病院長会議が続いています。
日医は「調査結果を待たずに警察が捜査を開始することに関して、厳重な抗議の意を表明する」というものです。
おりしも、福岡高裁で逆転無罪判決がだされた看護師の「爪切り」問題。
担当弁護士は「上田看護師の行為で刑事事件が成立するなら、医療従事者は安心して仕事に取り組めない」と。
3か月以上の拘置から解放されました。
また、今後「福島大野病院産科事件以来」と云うように「帝京大病院事件以来」などと引用されることを危惧する意見が続々と寄せられています。
大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠滅事件などをついつい、思いを巡らしてしまいます。
いずれにしても、臨床検査技師は、院内感染防止の第一線で活躍する専門職能集団です。
コツコツと、地道なリサーチを続けることです。