新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

「コ・メディカル」の呼称をやめ、個々の正式職名に

2012-01-30 09:21:11 | 臨床検査技師の業務

    「コ・メディカル」の呼称をやめ、正式職名を!

 本癌治療学会・西山正彦理事長は1月25日、次の通知をだしました。

 従来、医師以外の医療専門職の呼称として用いられている用語の「コ・メディカル」の使用をやめ「薬剤師」「看護師」「検査技師」と正式な名称を積極的に使用するよう通知をだしました。

 理由として挙げた3点は次の通り。

 (1)職種の範囲が不明

 (2)喜劇(comedy)の形容詞(comedical)と誤解する可能性

 (3)上下関係を暗示する問題点がある

 などを指摘し、今年度第50回学術集会から原則自粛することを通知しました。

    かつては「パラ・メディカル」の呼称

 パラ・メディカルとは?準医療者といった意味で、あくまでも医師を中心にした補助職の様に思いました。

 コ・メディカルのコとは?共通・共同・同等の意味がありますが、今回の提起は、それぞれ専門のポジションに責任を負うことを、より一層明確にしたところに意義があり、「チーム医療」を推進するうえからも妥当なものです。当ブログにおいても、この趣旨に賛同し、今後表現を改めることにしました。


国大病院改革議事録隠ぺい(続)

2012-01-22 11:57:53 | 医学検査の下請け問題

Dsc02428_2    隠ぺい・偽証した議事録

  マスコミも大学も猛反発

 『全員ではないが、官僚は基本的に嘘をつく人々である、・・・』からはじまるジャーナリスト桜井よしこ氏の、”秘密議事録が暴く「文科省」大学支配の実態”は、03年4月17日発行の週刊新潮、短期集中連載『教育』がおかしい!第2回の記事です。

 先には、大学独法化をめぐって、文芸春秋に蓮見重彦前東大総長が、続いて当時の東大総長佐々木毅氏も、大学病院にまで及ぶすさなじい官僚支配の全貌を糾弾する論調を、00年4月号の文芸春秋に書いています。

 この実態を告発したのが、この週刊新潮の“日本ルネッサンス拡大版”で、桜井事務所の承認を得て、マイ・ブログで連載の解説をしたものです。

  紙面をクリックして拡大)

 単に輸血医療業務の下請化による様々な、命にかかわる弊害のみならず、臨床検査業務の全面外注化に波及する危険性を指摘したかったからです。