新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

記念講演

2007-01-30 11:18:29 | 医学検査の下請け問題

Photo_15              Photo_14 ←講演中             会場全景→

 第3回臨床検査問題全国学習交流集会が、27日~28日、熱海の「大野屋」で開催され、北海道から沖縄まで、103名の新進気鋭の若い臨床検査技師が集い、熱気のある交流集会となりました

 記念講演「臨床検査の光と影」副題「DPC/PPSからDRG/PPS時代へ]と題して1時間30分。

 人の命を測る医学検査、とりわけ検体検査を、アウトソーシングすることの弊害と、その対応策について問題提起をしながら、米国で失敗した疾病群別診療報酬支払制度導入の危険性、とくに年寄りや慢性疾患患者切捨てや、診療内容の省略などの危険性を訴え、医学検査の丸投げや下請けでなく、病院が全責任をもって自前で行うことの必要性を強調して終わりました。

 特別報告では、どのようにして、自前の病院検査室を取戻し、構築したか、患者さんのためにある病院検査室、自信と誇りある検査室を作り上げた経験などが報告され、大きな感銘と元気を受けました。

 その後、3つの分散会に分かれて、熱心な学習交流集会となり、懇親会の延長は深夜まで及びました。

 帰宅して、少しばかり激しい咽頭炎に罹り、昨日1日寝てしましいました。

 この報告をブログにアップしてから、また寝ます。

 明日はきっと、元気を取戻します。


脳」の精密検査顛末記・4

2007-01-26 09:32:56 | 健康・病気

                    Dsc01491 Dsc01492 「脳」の血流をあげる

左が化石のMRI・青色が目につく

 右が76歳・かなりの好血流・赤色が目立つ

  脳の血流量の低下は、すなわち血の巡りが悪いこと。

 脳細胞の成長は、20歳代で最高となり、以後は下り坂で、下降線が緩いか急かは、その後の「脳」との付き合い方で決まる、と云うことになるのでしょう。 

 血の巡りの悪いことは昔から承知はしていたものの、このまま脳へのエネルギーや酸素の供給が減っていけば、行き着く先は、「痴呆」と云うことでっしょうか?

 このまま推移すれば、脳梗塞や脳組織の萎縮は早まるばかり、と思うと、「ボケ」の危機を感じるやら情けないやらで、はて、どうしたものか?

 75歳になって、逆立ちが効果がある、といわれても、とても無理、転倒して骨折でもしたら、それこそ「寝たきり」の危険性があります。

 頭の体操を積極的に・・・・。

 そこで、「当面の対策」としては・・・・。

 1、水泳やウオーキングはこのまま続けて行くこと。

 2、人参、玉葱、大蒜(これは苦手)などの血行促進に効果のある食材を積極的に摂ること。

 3、15分間の昼寝と、良好な睡眠に心がけること。

 4、パソコンにかじりついて、物書きや検索を楽しみながら続けることが、頭の体操と心がけ、時々麻雀ゲームやトランプ遊び、パソコン麻雀などやっています。

 名人から雀聖の称号も取得しました。

 5、人との会話、すなわち、お喋りと交流の機会を積極的に増やすこと。

 学校の講義や講演、研修会やセミナーなどへも、また、この頃富に盛んになった同級生との食事会などの集まりには、都合の許す限り積極的に参加すること。

 とくに、健康講座では、「お喋り」を推奨しているので、率先遂行。

 通っているプールのサウナでも、知りあいが徐々に増えて、会話も弾みます。

 愛犬「ラン」を間に、夫婦の会話も、たとえ他愛のない会話でも増やしていくこと。

 明日は、熱海で「全国検査問題交流集会」が1泊2日で開催され、記念講演「臨床検査の光と影」を講演、続いて分散会など、頭の体操をかねて、大いに脳血流を盛んにと、期待しています。 

 あとは、2月に予約している脳のCT、結果はいかにと云うところです。

 1年に一回は、危ない個所を診てもらって、早めに対策をたてれば、医療費の節約になります。  


「脳」精密検査顛末記・3

2007-01-18 13:46:04 | 健康・病気

               Photo_4 Dsc01492 ←化石のMRI               対比された75歳のMRI⇒ 

脳の血流量を検査するMRI検査を受けたのですが、その前に、機能訓練室のある4階で、メンタルテスト、いわゆる「物忘れ」検査を受けました。

 カナ拾い、おとぎ話からの母音拾いと内容の理解力テスト、熟語の逆さ読み、暗算問題、記憶力テストなどなど、みっちり30分間程のテストで、痴呆の検査だな、なんて思いで神妙に受けました。

 終わって主治医の結果説明。

 物忘れテストは「俺より良いよ」なんて云われて、いいご機嫌でしたが、ご覧のMRIの画像をみせられて唖然としました。

  MRIは、赤い色調が多いほど血流が良好な証拠で、黄色が中間、青色ほど血流の悪いことを示します。

 一目瞭然、いわゆる血の巡りが悪いとくに、前頭部の血流不良に愕然としました。

 対比として参考にみせられたのは右側のもので、化石より2歳年上の男性の画像でした。 

 少々慰められたのは「この方(対比像)は、この年齢にしては抜群の症例と言えますがね、・・・。」

 とは言え、まざまざと見せつけられたこの現実は、素直に認めざるを得ないものでした。

 「水泳やってウォーキングもみっちりやっているんですがね、どうしたら血行が良くなりますか」に「水泳もウォーキングも地球の引力に逆らっているので、脳の血流には、さほどの効果はない、1日2~3回、逆立ちするのが一番いい」とのアドバイスには参りました。

 もう50年間も逆立ちをしたことがありません。

 血行を促進するための薬剤の処方も受けました。

 食後に1日3回、なにしろ、決まった薬を決まった時間に服用する習慣がまるでないので、しょっちゅう飲み忘れます。

 とりあえず、1ヶ月間、服用してみることになりましたが、薬効はいかに、・・・・です。

 

 


「脳」の精密検査顛末記・2

2007-01-16 18:21:19 | 健康・病気

 ふらつき・つまづきの原因?

  「ふらつき」「つまずき」などを主訴としての外来診察で、最初に取り組んだのは、聴力検査。

 純音聴力と骨導聴力検査。

 いずれも、高齢者特有の高音域聴力の低下あり。

 聴力は、左>右、という結果もでました。

 続いて、平衡感覚を調べる重心動揺検査。

 重心動揺計に直立して30秒間、最初は開眼でのテスト。

 次に閉眼で、「ふらつきの比・(Ronberg率)」のテスト、末梢性伝導障害や深部知覚障害の検査に入る。

 閉眼で明らかに、重心のふらつきが激しいことを自覚。

 桂 前治師匠?いや、中島英雄先生の検査結果の説明で、どうやら「三半規管の老化」が、「ふらつき」の原因かも知れないとのこと。

 老化とは、困ったことです。

 続いて、脳のCT、さらに運良くMRAのキャンセルがあったので、「脳血管撮影」へ。

 最近のMRAの進歩は素晴らしい。

 とくに超電導型MRAは一度に4本の脳動脈血管を立体的に描写できる優れもの。

 そしてなにしろ、検査が終わって、すぐに結果が主治医の元へ電送されて、大きな画面で直ちに説明してくれるので、大納得!

 結果は、多少の萎縮は認められるが、梗塞像も、動脈瘤も認められないとのことで、少し安心しました。

 MRAでは、狭小部位はあるけれど、先天的なもので、別の動脈が代償機能を担っているから問題なしとのこと。

 そのあと、脳の血流を調べるMRIを予約して、今日の検査は終了。

 ところが、このMRIで、ショッキングな画像を、まざまざと見せつけられることになりました。


どんど焼の祭り

2007-01-14 11:04:24 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_3 Photo_1 小正月の火祭り「左義長の火」

 もともとは宮中清涼殿東庭に、青竹などを組んで3本建てたものを「左義長」といい、門松や書初めなどを焼く宮中行事であったものが、民間にも広まったようです。

 いろいろの呼び名があります。

 どんど焼、さいと焼、さんくろう焼、ほちょじ、ほっけんぎょう、などなど。 

 太鼓の触れが回って、午前6時、火入れ式。

 瞬く間に漆黒の闇を照らしつつ燃え上がり、炎は20メートルにも、・・・。

 繭玉や餅を焼いて食べることで、無病息災を祈ります

 テントのなかでは、婦人会の方々が前の晩から用意した甘酒、お汁粉、豚汁、そしてお神酒などが振舞われました。

 東の空が青みがかってくる頃、上る炎の天空に、半月が輝いていました。

 そして上州は、本格的な寒の季節に入り、上越国境に大雪を降らせた、その冷たい風が、上州名物、「空っ風」となって吹き荒れます。

 この寒さに耐えた畑の麦が、日本一の「上州うどん」を育む、これがこの空っ風でもあります。