新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

新型インフルワクチン 副作用 厚労省発表

2009-10-24 11:58:38 | 健康・病気

Photo_3    厚労省発表 ワクチン副作用

 23日、厚労省が新型インフルエンザワクチンの追跡調査で、副作用の報告を発表しました。

 ワクチン接種の安全性を確認するために、国立病院機構67施設、22,112人のうち重い副作用があった人は4人、うち3人が入院、4人とも接種当日に嘔吐・下半身の筋肉痛・動悸などが起きたとしています。

 このうち副作用が起きやすいとされているアレルギー病歴のある人は1人。

 その一方、追跡調査対象以外の医療従事者の接種施設から、軽い副作用23人、重い副作用2人、計25人の報告があり、重い副作用では、急激に血圧が下がる「アナフラキシーショック」や吐き気が報告されていますが、すでに症状は軽くなったようです。

 2人は薬などのアレルギーがあったとされています。

 専門家によると、医療従事者という健康な成人で重い副作用が4人は「多い」としています。

 子供や高齢者、あるいは基礎疾患のある人に接種を広げた場合、どれだけの副作用が起こるか、定かではないのが悩ましいことです。

         死亡例は、拡大の一途

  国内の7月上旬からの感染者は317万人、うち、23日現在の死者は32人になりました。

 米国CDC、23日の発表によると、全米の死者は1,000人、入院患者は2万人、「前例のない感染拡大」といっています。

  24日、オバマ大統領は「国家緊急事態宣言を発しました。

 WHO・23日発表、18日現在、世界の死者は4,999人、「実数は、はるかに上回っている」としています。

 



インフルワクチンは「効きません」?

2009-10-11 12:12:44 | 健康・病気

      インフル・ワクチンは「効きません」?
 
新型インフルエンザワクチンを、一刻も早く!と渇望するなか、疫学専門の学者から驚くべき内容の著書が、いくつも出版され、戸惑いを隠せない事態に直面しています。
 その一つ、元国立公衆衛生院感染症室長・母里啓子(もり ひろこ)女史著、その名もずばり
「インフルエンザワクチンは打たないで」双葉社刊

 しかも帯封には、いきなり結論を真っ赤な帯に「効きません」とズバリ鮮明に書かれています。

 さらに、昨日の朝日新聞「私の視点」に母里啓子女史の《新型インフル ワクチン接種は慎重を期して》の論説が掲載されています。

 「疫学者からみればインフルエンザワクチンは、予防接種の中でも最も効かないものの一つだ」と言い切っています。

 感染防止に効果はない。重症化を防ぐ、という調査もされていない。接種者・非接種者で重症度を比べた論文でも、結論はまちまち。といった内容Photo_2 です。

 これらは、「ウイルス学者の常識」とも。

 その上、重篤な副作用が数多く厚労省に報告されているという。

 7千万人への接種は、大規模な人体実験に等しいと、看破しています。

 様々な情報や論説を収集して、慎重に冷静に判断したい思いを、強くしました。

      AP通信;米国事情  

 AP通信によれば、米国でも10月6日よりワクチン接種が開始されているが、3分の1以上の親が「子供に受けさせたくない」としていて、72%の人が、副作用を心配している、と報道されています。


午後の風景

2009-10-10 15:22:24 | 日記・エッセイ・コラム

Photo     東の空に虹の架け橋

 超大型の18号台風が、群馬県のド真ん中を通過して行ったはずなのに、ほんの少しの風とパラパラの雨で、拍子抜けするほど穏やかでした。

  被災された方々には、お見舞い申し上げます。

 今日の午後になりましたら、一瞬、東の空に「虹の架け橋」が現れました。そして一斉に、稲の刈り取りが始まりました。

 これから、いよいよ上州名物「空っ風」の季節になります。


新型インフルエンザ 最新情報

2009-10-07 14:19:29 | 健康・病気

   Photo インフルエンザ 最新情報
 政府の新型インフルエンザ対策本部は10月1日、新型インフルエンザの基本的対処方針を改定、ワクチン接種の基本方針を発表しました。
 翌日、ただちに対策担当課長会議を開催、各都道府県等に通知をだしました。
 一方、医療従事者向けに、さしあたり、59万人分の国産ワクチンの出荷(9日)が行われます。
 プログラムの様に、国産から輸入ワクチンへと移行することにし、厚労省は国外(英国・スイス)の2社と、5.000万人分の輸入契約を行いました。

 購入費は1.126億円。

 自治体からの助成金や、低所得者への配慮などをめぐって、現場の関係者によると、接種に至るまで、かなりの混乱が予想され、戸惑いの声が上がっています。

  画面をクリックして拡大してください。


新型インフルエンザ

2009-10-04 10:36:54 | 健康・病気

Photo_2     新型インフルエンエンザ

      ワクチン接種開始

 長妻厚生労働大臣は記者会見で、10月19日の週から、新型インフルエンザのワクチン投与を開始することを発表。
 優先順位の概要は次の通り。
 1、直接治療に当たる医療従事者と救急隊員を含む。
 2、妊婦、及び基礎疾患のある人
 3、1歳児から小学3年生までの小児
 4、1歳未満の小児の保護者
 ワクチン購入費は1.385億円
 初回供給量は100万人から200万人
 1回の接種費用は3.600円
 2回目は2.550円、計6.150円
 1回目で抗体産生を見て、2回目の接種を判断

 予算総額は900億円
 国の負担は450億円
 地方自治体の負担は450億円