「後期高齢者医療制度」のからくり(14)
政府の大嘘「7割の人は安くなる」
「お年寄りが、安心・安全に暮らせるように」するのが、後期高齢者医療制度だと謳っていた、その柱の一つは、後期高齢者の7割の人は、保険料が安くなる、と云うものでした。
事実、桝添厚労大臣は「7~8割の人は保険料が下がる」と、明言していました。
金沢市の例をみてみます。
5.952円→9.295円 1.5倍です。
川崎市の例
4.801円→8.257円 1.7倍です。
国会でこの事実を指摘されると、慌てて「正確な数字はわからない」の答弁。その場しのぎの、ためにするウソ答弁であることが、すぐにバレてしまいました。ご粗末の極み!
実際に民医連が、加盟する病院や老健施設300余りの、高齢者の聞き取り調査をした結果の中間報告がでました。
4.600人の回答です。
保険料が高くなったと答えた人・・・42.4%・・・4割を超えます。
保険料が安くなったの答えた人・・・・7.2%・・・1割にも満たない数字です。
2回目の年金天引きで、家族の国保料のアップによるダブルパンチに、怒りがさらに沸騰しています。
「ウソは、泥棒の始まり」と、子供のころ、教えられました。