病理診断・判断料を包括外に!(3)
検体検査のなかの病理学的検査について、次のような踏み込んだ見解を示しています。
病理は、単なる検査としての役割りばかりでなく、がん等の病名や病期の最終診断となる場合や、治療方針の決定、治療効果や予後の判定など、医療を遂行するために不可欠な情報を提供する重要な役割りを担っている。しかしながら、現行の診療報酬点数上の位置付けは「第3部 検査」の一部となっている。
(1) 病理の重要性に鑑み、診療報酬表上の位置付けについて配慮することを検討してみてはどうか。
(2) 病理における新規技術の評価や既存技術の評価の見直しについては、医療技術評価分科会及び先進医療専門家会議における検討を踏まえつつ対応することを検討してみてはどうか。
これらの結果として、「実際の診療に即したものに再編成する」として、次のような重要な基本的考えを示しました。
「検査査として特定入院料に包括評価されている病理学的検査診断・判断料を、病理医の技術料として包括外ととしてして評価する」
このような見解を示したことが、4月の改定にどう表記されるか注目しています。