中国の金州に水陸院という寺があり、そこに文浄という僧がいた。
夏のある日、雨が降り文浄のうなじにかかった。
その跡が瘡になり何年たっても治らなく、そこに何かがいるという。
何日かたち文浄の部屋に黒い雲が入り込み落雷があった。
うなじの痣から白く龍の形の雲が登り、腫物が消えた。
(怪の壺の話より)
夏のある日、雨が降り文浄のうなじにかかった。
その跡が瘡になり何年たっても治らなく、そこに何かがいるという。
何日かたち文浄の部屋に黒い雲が入り込み落雷があった。
うなじの痣から白く龍の形の雲が登り、腫物が消えた。
(怪の壺の話より)