パパの子育て七転八倒

平日仕事が遅く代りに週末に集中して育児してます。ワークライフバランスと[父親が考える育児]がキーワードです。

父親の悩み25 小学校卒業を控えて

2014年01月03日 | 仕事と育児
さて、この育児のブログを書き始めてから8年余りになろうとしています。
その間に、なんと長男のしゅんじが小学校に入学して、小学校を卒業しようとしています。

その6年間は短くもあり、長くもあり。
そして、この6年間は、父親として育児はきちんとできたのでしょうか?
今振り返っても(いつ振り返っても?)満足に育児をできたとは到底思えませんが、できる限りのことをやったつもりです。

なんせ、東京の企業に勤めるサラリーマン。大手を相手にする営業マンなので、週末に仕事をすることが当たり前。
出社こそ頻繁にはしてませんでしたが、家で何時間も仕事したことも、急に連絡が入り出先のショッピングセンタで
長電話になったことも、お出かけ前に連絡が入り、お出かけもできなくなったこともありました。
平日の帰宅もできるだけ1日は早く帰ることを目標にしておりましたが、それも年間20日もあったかなかったかどうかです。

それでも、できるだけ週末は一緒にいることを目標に、できるだけ経験を積ませることを念頭に置きました。
つまり、習い事に全てを任せず、塾にも行かせなかった(本人も行きたくなかった)。
そこで、次のことを念頭においてみました。
1、お金を掛けずに楽しんで身体を鍛える
楽しくんで運動する、しかもお金を掛けずに、となると、公営の公園やプールしかないでしょう。
そこで、県内の公園に楽しい遊具がないかどうかを調べてみたところ、なんとアスレチックが無料や格安で
遊べるところがあることがわかりました。
アスレチックであれば身体を楽しく動かせるし、しかも自然にチャレンジしようという気にもなる、一石でも何石にも
なりました。
この仕掛けは良かったです。
おかげで、家に引きこもることはなく、「アスレチックに行こうか」というとひょいひょいついてきましたから。

2.海外旅行で一転豪華主義
海外旅行と聞くと、いまどき贅沢な、と思うか、それとも国内旅行よりは刺激もあっていいか、と思うか、各家庭で
事情がことなるため感じることはみなさん違うと思います。もしかしたら、もっとも考え方の差がでてくるところかも
しれません。
我が家の場合、海外旅行は、確かに楽しみの1つですので、それは楽しいに越したことがありませんが、もう1つ
教育の観点を加えて考えています。
それが、外国の人はどのように生活しているのか?
それは日本とどのように違って見えるのか?
を子供に感じさせることです。
大人になってからは、「そんなこと、当たり前だよ」ということでも子供はたくさんのことを感じ取っているはずです。
例えば、良く子供に質問されたのは
「どうして、日本語じゃないの?」「なんてしゃべっているの?」
とか、市場(いわゆるその国民が何を食べているのか、一番わかりやすいところ)に行って
「どうして肉がこんなにたくさんあるの?
屋台に行って
「どうしてこんなものを食べているの?」「あれは何?」
など、普段自分たちの生活していることと、外国の生活にどんな違いがあるか感じ取れることは教科書にも載っていませんが
最高の教育ではないでしょうか?
学校で当たり前の「みんなおんなじ」から
「自分たちとは違う」
とあどういうことか、知らないところで頭を使っているかと思います。
 次に、費用対効果です。
 海外旅行は決してお安いものではありません。
ただ、東南アジアに家族4人で行く場合、同じく国内旅行でリゾート地に行く場合で4泊か5泊したら、どちらが安いでしょうか?
もちろん、旅行の目的により使うお金が違いますので一概には比べることは出来ません。
しかし、驚くことに、東南アジアへの旅行のほうが安くなることがあるのです(しかも、とことん安くするために何でもかんでも
お金を掛けない、なんてことせずに、です)。
また、旅行は家族で一つになるというメリットもあります。
そんなことは旅行している人からすると当たり前ですが、更に海外であれば、日本とは異なる環境から、もっと違う体験を
家族全員ですることになるので、帰国後の想い出や、将来に渡る絆にもつながるため、長い家庭人生において、「一大イベント」
と言っても過言ではないくらいです。
 さて、費用対効果についてもう1つ。
 それは、週に何日も塾に通う費用と、海外旅行に行く費用はどちらが安くついて、効果的なのか?という比較です。
といってもこちらも国内旅行と同じで、目的も目指すところも違いますので、一概には言えませんが、塾の費用1年間に
費やす費用で、家族旅行が賄えてしまうほど、高額の場合があったりします。
例えば、小学3年になれば、「そろそろ塾に通わせて私立中学に備えるかな?」と思う頃でしょう。
実際、塾に行くとして、月々1万円を1年間掛かれば12万円。2万円なら24万円。
兄弟揃って2人を塾に通わすと、月々1万円の場合では24万円。月々2万円の場合だと48万円。
その費用をそのまま旅行に回そうとすれば、結構なところに行けます。
人生大事な旅行(しかも場合によっては1回)と、日々の勉強は、もちろん大事なことですが、どちらが心と記憶に一生
残るのか、を考えたときに、我が家は海外旅行を選択し、心や記憶に残るものがあったほうが大事だろうという判断を
致しました。
そのかわり、一点に集中するため、他は削りました。例えば、ディズニーランドに行くとか、温泉旅行に行くとか、
ショッピングでいいもの(ちょっとお高いもの)を買うとか、外食に行くとか、このあたりのお金はかけられませんでした。

3.ボランティア体験
さて、欧米では中学・高校になるとボランティアの参加率が成績評価になるそうです。
日本ではまだまだ遅れていますね。
でも、昔は日本の小中学生でも地域のお手伝い、例えば道路や公園の掃除や、小さい子たちと一緒に遊んであげるなど、
ボランティアの域には入って無いかもしれませんが、「無償のお手伝い」をふだんの生活の中に取り入れたりしてました。
今はほとんどなくなってしまいましたね(大人はやってますが)。

ボランティアは、単に無償のお手伝いという側面だけではなく、普段家庭内しか接しない大人の世界を知ることにもなります。
子供の世界があるように、大人の世界もあります。
しかし、ここで世界を分けてしまうと、子供から大きく育ったとたん、いきなり大人の世界の扉を開く
というのはいかがでしょうか?
大人になるための勉強なんて、別にあるわけではなく、普段の生活からだんだんと成長して、いつしか大人の仲間入りしている
ことに気が付くのではないでしょうか?

しかし、最近は、どうも同学年で集まり気味ですよね。
小学校、中学校、高校、そして大学も。それはそれで居心地が良いですから、同じカルチャーを持った人で集まりたいのは
大人も一緒です。
でも、そんなことが一生続くはずがありません。いやな人とも付き合わないといけません。
そこで、親がボランティアに子供を連れていくというのはいかがでしょうか?
親が自分の子供を職場につれて行くことはかなりハードルが高いです(というか、企業側がNGとしているでしょうね)
ですが、ボランティアであれば親子参加などふつうに問題なくできるところがあります。
そして、集まった大人たちが何をしゃべっているのか、わからなくても身近に話声を聞いていれば「なんだろうな」と
好奇心や疑問などが湧いてくると思います。
この、大人への疑問を抱くことが教育として非常に大事ではないでしょうか?
それにはボランティアに参加するのがとても良い経験につながると思います。
しかも、大人の方も会社の人のネガティブな話題はほとんどしないはずですから、刺激を与える環境にはちょうどいいのではないでしょうか?
(その反対のイメージとして、会社の飲み会に自分の子供を参加させたら、いったいどんなことになるでしょうか?想像しただけでも
 背筋が寒くなります)


以上を我が家では6年間(ボランティアは約2年間)実行してきました。
恐らく、塾やスポーツなどのお稽古事に毎日通う一般的な姿とはほど遠いでしょう。
ただ、やってきたことは無意味なことだったでしょうか?

小学校卒業で育児が完了するわけではありませんが、大事な幼少の時の経験と記憶が今後大人になるまでの基礎となるはずと信じています。
どんな大人になるのかまったくわかりませんが、決して無駄ではなかったと思っています。


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たかや語録 床電?

2014年01月03日 | 成長記録
たかや語録が年始から早速爆裂しています。

いやあ床が温かい。さすが実家の設備です。

で、床が温かいことをなんというのか、を早速兄弟に確認したところ、
弟のたかやが、どこからか言葉を仕入れたのか、
「床電!」
と叫びました。

うーん、意味は通じているからあたっていることにしたいところです。

正解は床暖だよ。でも、床電も捨てがたい言葉だよねえ。