コースで見る「トンボ」の数も徐々に増えてきました。
8月13日は72候で「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」
猛暑の7月にはあまり聞こえなかった
セミの声も
よく聞こえるようになりました。
・
でも、
8月28日「天地始粛(てんちはじめてじゅくす)」
<ようやく暑さが鎮まる頃>
9月の上旬までは
まだまだ残暑も厳しいので もうひと踏ん張りですね!
◆
今年の7月の平均気温は
例年より2℃前後高かったらしいです。
いわゆる「暑すぎる夏」でした。
その高温下で、病害といえば、炭疽が早めに動きました。
”赤焼け”へと発展してしまい、
落としたターフも少なくはなかったです。
スプリンクラーの不調から、散水が充分できずに
落ち込んだ場所も 見受けられます。
◇
この先、8月後半は、いわゆる「盆明けのおちこみ」の時期
今年のポイントとしては
1)貯蔵糖分
これまでの猛暑でターフの貯蔵糖分(フルクタン)の値は
かなり低下しています。
5mgを下まわっているデータも、
何件か見せていただきました。
2)菌態活性バランス
殺菌剤も多く散布してきました。
散水も多く、表層は酸欠気味だった時間も長いです。
土壌内の良性菌が減少していると思います。
菌態活性バランス(B/Fバランス)が充分でなく、
残暑厳しい8月後半は、
さらなる病害が侵入しやすい時期でもあります。
3)秋の発根
既に、釣り糸のような白いヒゲ根が出てきていると思います。
この先、地温も徐々に下がり、
一気に、秋の新根が発根する時期です。
発根のエネルギーを補給したい時期です。
◆
「盆明けのおちこみ」にオススメの資材があります。
1)枯渇した貯蔵糖分(フルクタン)に
「エッセンシャル・プラス」
貯蔵糖分を、
単糖、二糖(トレハロース)で
直接補給するだけでなく、
”おちこみ”を回復する上で効果的な
アミノ酸、ケルプ、ビタミンB2B6等を
バランス良く配合した資材です。
また
リグニンやセルロースは
”良性菌のえさ”として働き、菌態活性バランスを整えます。
「エッセンシャル・プラス」は
USDA(米国農務省)公式認定の100%天然有機の資材です。
主成分は
アミノ酸 2.75%
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物(オーキシン、サイトカイニン)
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類(トレハロース)、
ビタミンB2 ビタミンB6
です。
←「フミン酸」には気相持続効果も!
2)殺菌剤や散水で崩れた
菌態活性バランスを回復するには「コンパニオン」
主成分の バチルス・ズブチリスGB03は
土壌内の有機残渣をゆっくり分解しながら
表層の透水性を向上させ、
病害菌核を破壊する抗生物質”アイトリン”と
「盆明けのおちこみ」を抑える
根の成長を促すオーキシン様物質を生成します。
殺菌剤との相乗効果の高い資材なので
混合散布がたいへん効果的です!
←根周囲の保護膜が病害の侵入を抑制!
3)秋の発根には「ミスト12号(3-18-18)」
「ミスト12号(3-18-18)」は
晴天時は、
6%の亜リン酸を葉身から吸収し、
雨や曇りでも
分子の鎖の長い 緩効性リン酸 12%が
約2週間に渡り、表層土壌に留まり、
無駄なくリン酸を吸収し、
秋の新根を伸長させます。
さらに、
「ミスト12号(3-18-18)」のユニークな特徴は
柳(ラテン語で、サリチル)抽出エキスを含有しているところです!
高温多湿な表層土壌内の
雑菌・細菌の繁殖を抑制します。
柳の樹皮の抽出物に、
消炎効果(雑菌の繁殖を抑制する効果)がある事は
医薬学的には古くから知られています。
◆
よろしくお願いします!
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