今回、九州・中国・近畿地方を襲ったすさまじい豪雨。
お客様のコースの被害状況が心配です。
被災されたお客様に、お見舞いを申し上げます。
・
関東地方は、
来週の週間予報で晴れマークが続きます。
24節気では
7月7日は「小暑」
<梅雨明けの頃。暑さが本格的になる頃>と暦便覧にあります。
ここから日中温度は上昇していきます。
7月23日「大暑」の頃に
日中高温はピークの時期となり、
それ以降は、時として、大雨も降り、
土壌湿度もピークとなります。
いわゆる、”高温多湿”です。
◇
「大暑」までは”高温(温度上昇)”がテーマ
暑さに慣れるまでのターフの活性低下、貯蔵糖分の消耗に注意
「大暑」以降は”湿度(高温多湿)”がテーマ
と思われます。
高温多湿の表層土壌にはピシウム等の病害が侵入拡大しやすい状況です。
◇
「高温」でターフを健全に維持する為にも
「病害」を抑制・回復する上でも、
ヒトにとっても、ターフにとっても
アミノ酸系資材が効果的であるのは
良く知られるところです。
今回は「主なアミノ酸の成分とその役割」を整理してみました。
㈱サバンナブランには
東京大学を卒業後、
㈱味の素の研究所で長年、アミノ酸の研究や商品開発をされ、
定年退職後、
サバンナブランのテクニカルアドバイザーをされている
鈴木さんという方がいます。
そのドクター鈴木が整理してくれた
「アミノ酸成分とその役割」です。
グルタミン酸 :タンパク質合成、葉緑素形成(光合成促進)
アスパラギン酸 :発芽促進
アラニン:葉緑素形成(光合成促進)、気孔開閉(呼吸)、ストレス耐性
ロイシン :塩害耐性
リジン:日照り・乾燥高温耐性、葉緑素形成(光合成促進)、徒長抑制
セリン:ストレス耐性、フミン酸生成
アルギニン:根の成長、塩害耐性
スレオニン :ストレス耐性
バリン:日照り・乾燥高温耐性
フェニルアラニン :フミン酸生成、新規細胞成長
イソロイシン :塩害耐性
ヒスチジン:葉の気孔開閉(呼吸)
メチオニン:根の成長
チロシン:日照り・乾燥高温耐性
シツチン:酸化(疲労)腐敗抑制
ベータアラニン:酸化(疲労)腐敗抑制
タウリン:細胞壁強化
グリシン:キレート補助、新規細胞成長
フェニルアラニン:フミン酸生成
トリプトファン:オーキシンの先駆物質
プロリン:光合成促進、気孔開閉(呼吸)、ストレス耐性
使用する資材に中の
アミノ酸系の成分と役割を今一度、確認し、
季節やターフの状況に合わせて、
使い分けるのも良い方法と思います。
◆
数あるアミノ酸系資材の中でも
夏の高温状況に
「エッセンシャル・プラス」はオススメな資材です!
夏に強い成分をバランス良く配合しています。
主成分は
アミノ酸 2.75%
(グルタミン酸 0.39%、アスパラギン酸 0.35%、アラニン 0.26%、
ロイシン 0.17%、リジン 0.16%、セリン 0.16%、
アルギニン 0.12%、スレオニン 0.10%、バリン 0.10%、
フェニルアラニン 0.08%、イソロイシン 0.07%、ヒスチジン 0.04%
メチオニン 0.02%、チロシン 0.01%、その他
カルノシン、シトルリン、シツチン、ベータアラニン、タウリン
を含みます。)
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物(オーキシン、サイトカイニン様物質を含む)
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類
ビタミンB2 ビタミンB6
です。
◆
宜しくお願いします!
(^。^)
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