竹田ゆかりのブログ

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教育問題や時事問題に関する思いなど 

議会報告No.2

2013-06-02 20:42:21 | 日記
議会報告�2
世界遺産登録

5月27日
 議員全員協議会で市長は、推薦取り下げの理由を述べ、再挑戦する意向を明らかにした。
「世界遺産登録に向けての取り組みは、鎌倉の歴史的文化遺産を守り後世に伝えていくため、まちづくりのための手段であった。今後はより良い鎌倉のまちづくりに向けて、埋蔵文化財の調査研究、保存。特別保存地区の緑や景観を守る。渋滞対策に取り組む。」と述べた。
 その後の質疑では、
「市長が県会議員の時、世界遺産登録に反対であったのになぜ考えが変わったのか」
「市長に本気度が見られない」
「武家の古都鎌倉の物的証拠を明らかにするには、幕府跡に学校が建っている。どういう取り組みをするのか。」
「名越の清掃工場のあの高い煙突…あんな煙突があったら無理」「新たに目指いしていくにはかなりハードルが高い」
「16年間で4億8千万円の支出をしている。相手のルールに基づいて戦っていかなければ結果は出せなかった。今後の体制をどうしていくのか」
等々厳しい意見が相次いだ。
 私は、まずもってイコモスの勧告に心から納得してしまった。イコモス勧告の英文を全文和訳したものを読むと、繰り返し以下の点が指摘されている。
  �都市化により、かつての武家の都市配置は消失している。
  �幕府を示す都市要素が全く存在しない。
  �寺院と切通しを除いて物証が十分でない。
にもかかわらず文化庁長官に4県市首長連名で、「登録実現の最善の道」として、
  ○推薦取り下げの要請(これは良い!)
  ○早期の再推薦に向けて、積極的に取り組んでいくことを4県市で確認。国としての支援、早期の再推薦要請
をしている。
ここで私は首をかしげてしまう。
これだけごもっともな勧告をされて、なぜ、「早期の再推薦に向けて積極的に…」となるのだろうか…と。
まずもってやることは、一つ一つの勧告内容を、検証しなおすことからのスタートではないか。
それには時間もかかる。勧告を受けて、一か月。希望的な観測だけで「再挑戦!」と無邪気に言ってのけてしまうことが問題ではないか。
イコモスの勧告で「やっぱり…」と思う人。「残念!」と思う人「良かった」と思う人…。
だからこそ、ゼロからのスタートを市民みんなですればいいのではないか。
何が何でも「世界遺産登録!」という目標達成にむけて突き進んでいくと市民の気持ちとかけ離れていくのではないかと危惧してしまう
ちなみに私は世界遺産推進派でもなければ、反対派でもない。

5月31日に市長と個人面談をしました。
次回はその様子を書きます。
今日の打ち込み遅くなりすみません


コメント
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