竹田ゆかりのブログ

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御成小学校講堂

2014-06-24 04:42:25 | 日記
御成小学校講堂を視察しました


これは皆様ご存じの鎌倉市立御成小学校の正門です。
10年前、私はこの学校の職員でした。
懐かしい正門をくぐりながら、ふと思い出しました。
同学年の先生と雨の中、重い御成門を閉じて帰ったことを。時計は夜中の12時を指していました。
市内教職員の方々をお招きして、公開授業の準備をする真っ只中でし
た。
そのころの御成小学校講堂の保存はすでに市の計画の中にありました


学校ではPTAの活動や、クラブ活動に使用していました。
十分とは言えませんが、まだまだ活用できる状態にありました


しかし、久しぶりに中に入ってみてびっくりしました

天井の数か所に雨漏りの跡があり、床にはバケツが置かれ、白壁は崩れ落ちていました。
かつて、あの有名なヘレンケラーも来日して講演をしたことがあると聞いたことがあります。
屋根の塔屋も今となっては保存したい風情です。
保存計画ができてから15年がたってなお、財政を理由に修復もできず、朽ち果てていくのをただただ見ているしかないのでしょうか…。
今盛んに市でも研究が進められている官民連携プロジェクト。
その中に例として挙げられているのが、電柱地中化であったり、横須賀線地中化であったりしますが、
今崩れゆく文化財を保存する方が先なのではないでしょうか。

私の知る限り、少なからずの市民が保存活用を願ってきた御成小学校講堂。
昨年、クラウドファンディングの活用により市内の観光案内が設置されました。
額の大きさはかなり違いますが、一つの方法として可能性を模索しても良いのではないでしょうか。
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