hiroべの気まま部屋

日ごろの出来事を気ままに綴っています

父からの手紙:第21回(1994年2月3日)

2013-12-19 09:25:36 | 父からの手紙
 父からの手紙21回目をお届けします。

 父の字は自己流の崩し字で読めない字が各所にあります。次のように一部加工しましたので
ご承知置きください。

 ①句読点もない文章のため、句読点は適当に補いました。
 ②誤字、脱字はそのままとしました。旧漢字も可能な限りそのままとしました。
 ③略字、当て字は「カタカナ」表記としました。
 ④個人名は、関係者しかわかりませんが、一応仮名(イニシャル)としました。
 ⑤一部私の説明を追記しましたが、追記部分は‘  ’で囲みました。

 1994年2月3日 父81歳

 “正月帰省したことへの返礼など”

 拝啓

 今日は珍しく近年に久しく見る事が無かった大雪と成り、只今も約十五cmにも
想われ振り漬けて居ります。

 御婆さんも大分ぼけも入って居り、KO“長兄”達が下の部屋を片付けてくれ、私が全面的に
世話をする様云われ、当然其の心算で私も居り、一月○日退院致しました。

 体が自分の想ふ様に動かぬ上に尿が非常に早く夜起る回数が多いので、私の方が
へとへとになってしまひますが、今日は節分で有り暖かく成るのも遠く有りませんので、
其れを楽しみにして居ります。

 御正月に交通事情の大変な処遠路御来岡下され、其の上御厚志まで拝受し感謝申上げて居ります。

 尚、此度は部長栄進の嬉しい悦び、御知らせを頂き心から御祝福申上ます。

 寒さ極しき折柄、皆々様の御健康を切に念じ居ります。
 御礼に併せ近報まで
                                SK“父”
 皆々様

 二月三日