(ベルワルド交響曲全集2枚組BOX)
『今朝の天気』
(7:00頃)
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久しぶりに音楽のお話です。 ベルワルドというクラシックの作曲家をご存じでしょうか。
私は全く知らなくて、NHKのクラシック音楽館で、鈴木雅明指揮・N饗で交響曲第4番「ナイーヴ」が演奏されたのを聴いて、その名前を初めて知りました。
最近のクラシック界の傾向なのかもしれません。あまり有名でない作曲家を取り上げる例が多いのですが、そのほとんどは現代作曲家です。ところが、ベルワルドはシューベルトやシューマンといったベートーヴェン以後のロマン派、クラシック音楽の黄金期のスウェーデンの作曲家ということです。40歳ころにウイーンで本格的な作曲活動を行い、4曲の交響曲もウイーンでの3年間で作曲したということです。ウイーンなどでの作曲活動は一応認められたようですが、音楽では生活できず、整形外科医院の開業やガラス工場の経営をしていた異色、異能の持ち主であったようです。
(散歩にて 5月12日撮影)
バッハ演奏の第一人者の鈴木さんの指揮ということもあってか、交響曲第4番を聴いて、30分弱と交響曲としてはやや短い演奏時間でしたが、その表題の「ナイーヴ」そのものの曲調で、しかも単にしみじみというということなく変化もあって、初めて聴いた曲としては強い印象を受けました。
いつもどおり、ブルーレイレコーダーに録画したものを聴いたので、お気に入りの一曲となってまた聴こうと思っていたのですが、そんな時にいつも購入する輸入レコード屋さんから郵送されてきた在庫リストに、偶然にもこのベルワルドの交響曲全集が載っていたのです。ということで、急いで注文、幸いまだ在庫はあって購入することができました。
ネーメ・ヤルヴィ指揮・エーテボリ交響楽団演奏で、オーケストラは有名ではありませんが、レーベルはクラクション音楽の老舗のドイツグラムフォンです。レコードとしては比較的新しい1985年の録音で、当然中古ですが、2枚組で3,300円は超お買い得品でした。
第1番から第4番までの4曲の交響曲、いずれも25分から28分ほどと交響曲としてはやや短いのですが、いずれも本格的な交響曲で、メロディーも単調でなく、十分に楽しめる4曲でした。大事な財産がまた一つ増えました。しばらくは繰り返し聴きたいと思っています。
ベルワルド、生前は一応の評価はされたものの、本格的な評価は20世紀に入ってから、4曲の交響曲も生前発表されたのは第1番のみだったようです。レコードの発売が比較的新しいのも評価が最近になってからということかと思います。
さて、このレコードの指揮者ネーメ・ヤルヴィですが、現在のN饗の音楽監督のパーヴォ・ヤルヴィのお父さんです。コロナで来日がかなわず、パーヴォの指揮が聴けなくなってしまったのですが、おそらく、このベルワルドの4番もパーヴォが指揮する予定ではなかったかと思います。パーヴォがN饗の音楽監督になってから、北欧の作曲家の曲を多く取り上げるようになっていました。お父さんがレコーディングした曲を指揮する、十分考えられます。パーヴォ指揮のベルワルドも是非聴いてみたいですね。
なお、指揮の鈴木雅明さん、地元調布にはとても縁の深い方です。丁度この時期は調布で音楽祭が開かれます。その初期のプロデューサーが鈴木さんで、現在は息子さんの 鈴木優人さんが後を引継いでいます。 鈴木優人さんも最近はN饗の演奏会に度々登場しています。
名前を初めて聞きました。
最も私の音楽センスはゼロに等しいくらいですから
全く知りません。
信州の音楽祭や 演奏会もその殆どが中止です。
早く新型コロナが収束で来るように・・期待しています
音楽センスといえば、私は聴くだけの人間ですから、
楽器をやっていたワイコマさんの方が断然上だと思います。
信州といえば松本での小澤さんの世界的な音楽祭が
ありますが、調布はまだまだこれから、鈴木さんが
より有名になるのを待ちたいと思います。
それにしても、観客を絞って演奏会は何とか行われては
いるようですが、個人的はそれでも行こうという気にはなっていません。
幸いネタは自宅に沢山ありますので、まだまだ我慢は続きます。