
由紀夫は地方都市に住むごく普通の高校生。
しかし、彼には秘密があった。 彼には四人の父親がいた・・・
ある日 偶然に見たカバンの取り替えに興味を持った由紀夫は 登校拒否になった友人のマンションに行く。 そこで事件に巻き込まれ・・・
県知事選、街のボスが騙された『オレオレ詐欺』、謎の心中事件・・・街で起きたいろいろなできごとがひとつにつながっていく。
そして由紀夫は何者かに拘束されてしまう。
息子のピンチに四人で立ち向かう父親たち・・・突拍子もない設定ですが どんどん話に引き込まれていきます。
伊坂幸太郎さん原作のサスペンスコメディです。 もともとは地方新聞に連載されていた新聞小説だそうです。
新聞小説というのは 毎日次が気になってハラハラしながら待たなければいけない小説で ちょっとイラっとしてしまいますが 連載中はきっとみなさんイラっとしながら楽しみにしていらしたことでしょう。
主役の岡田将生さん、『天然コケッコー』以来なぜか私が観たい映画にわりと出ていらっしゃる俳優さんです。
『天然コケッコー』の頃は 主人公が「イケメンさんや」と言っても そうかなあ?と思う感じの俳優さんでしたが 今や立派なイケメンさんです。
由紀夫につきまとう『ウザイ』女の子、忽那汐里ちゃん、もっと可憐な感じだと思っていたのですが ウザさがすごく板についていました

街のボス、富田林氏を柄本明さんが演じていらっしゃいますが これが凄みがあって怖いのなんのって・・・
四人のお父さんたちは 最初、変な人たちにしか見えませんでしたが話が進むにつれ それぞれとても魅力的に見えてきました、不思議なことに。
こんな魅力的なお父さんたちを虜にする「お母さん」ってどんな人なんでしょう?
映画では顔の一部しか出てこないので想像するしかありませんがきっとすごくステキな人なんでしょうねえ~
これはどうしても原作本が読みたい!と思い さっそくアマゾンに注文してしまいました
