たまてばこ新聞

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「敵」観てきました。

2025年02月17日 13時16分58秒 | 洋画、邦画など
 2月4日、一人で観てきました。

 あえてのモノクロ映像、原作が筒井康隆先生という、惹かれる見出し。

 主人公、元大学教授の老男性の生活を淡々と映し出しているかと思うと、世界線が変わったのかと驚くシーンの飛躍にびっくり。夢のようで夢でない、現実と非現実を激しく行き来する後半から終盤の展開は、サスペンスでした。

 主演の長塚京三さんがほぼ全編にわたり登場、スーパーで買い物、料理を手作り、洗濯物を干すなどなど、日常の家事を丁寧に行う姿はとてもエレガントで美しかったです。

 誰にでも、自分にも訪れる老いに対する一つの形を示してくれた作品でした。
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「スピーク・ノー・イーブル 異常な家族」観てきました。

2025年01月27日 13時29分19秒 | 洋画、邦画など
 1月14日、一人で観てきました~。サイコホラーものなせいか、女性で観に来ていた人はほかにいなかった(汗)

 ストーリーは、ある一家が旅先で知り合った家族の招きを受け、彼らの家に遊びに行くことから始まります。都会的なのか用心深く几帳面な主人公一家。そこに馴れ馴れしく近づいてくるワイルド味あふれる男性とその妻子が徐々に実態を現していく過程が唐突なこともあり怖いです。

 主人公の家族は夫、妻、娘それぞれに問題を抱えていて、そこにグイグイ付け込まれていきます。夫が若干気弱な感じな為、妻の「逃げよう」という言葉に行動するタイミングがなにかと遅く、少々もどかしかった。妻は潔癖だしベジタリアンだし、仕事を辞めざるを得なかった鬱屈を表に出し、どんどん行動的になっていきました。

 事前にターゲットを決め、相手に近づき、自分たちの家へ引き込んでは強盗殺人を繰り返していた犯人が正体を現した時に、大活躍したのが主人公の妻なんですね。夫も家族を守る為にかなり体を張っていたけれど、斧をふるう妻のほうが圧倒的にヒーローでした。

 犯人は強盗のたびに被害者家族の子どもを入れ替え、自分の子どものように見せかけるという常軌を逸した性癖があり、そのことで結局墓穴を掘りました。元が虐待児とはいえ、エグ過ぎました。倒されても何度も向かってくるのが、めちゃくちゃ怖かったです。

 助かった主人公一家はその後どうなったのかな…。
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「劇映画 孤独のグルメ」観てきました(ちょいネタバレあり)。

2025年01月13日 11時00分37秒 | 洋画、邦画など
 1月12日、ダンナと観に行ってきました。最初はレンタルDVDで、その後はBSテレ東や配信にてTVシリーズを追いかけて、劇場版へ。めでたい、めでたい。

 予告をたくさん目にしてきたこともあり、ロードムービーなのはわかっていたけれど、まさかのSUPからの漂流とは…!しかもあるもの鍋で食中毒…めちゃくちゃツッコミたくなった(笑)。そこは、まぁ娯楽映画ということですね。

 しかし、そこからの韓国~日本のスープ探しは、古き良き日本のTVドラマな作り。感動を押し売りすることもなく、淡々と五郎さんと登場キャラクターとのかかわりが描かれていきます。ラストはいい話で終わっていたし。

 とはいえ、ドラマ以上に「腹が…減った」、ですよね。パリでのオニオンスープ、五島のちゃんぽん、韓国でのファンテヘジャンクとおかずたち…みんな美味しそうでした!韓国の食堂に行ってみたい!!

 スープ探しの結果のラーメンもめっちゃ食べたいです!!

 約2時間、映画でありつつも、ちゃんと孤独のグルメしていた作品でした。TVシリーズの続編も、松重さんの体力が続く限り作って欲しいな。

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「重ねる」観てきました。

2024年12月30日 16時25分38秒 | 洋画、邦画など
 SNSにて紹介されていた内容が気になったので、12月23日に地元映画館での1週間限定に滑り込み、鑑賞してきました。

 始まりのシーンで、取材をする側受ける側だった男女二人が、男性の故郷で再会して…という、触れ込みは「釣り恋愛映画」、観てみると一言では言えない不思議な映像空間でした。

 まず、女性「加藤あゆみ」の存在感。冒頭の起き上がるシーンから、体の線を生かしたアングルや演出でセクシャルな点を強調。一方で、ふとしたことで顔をこわばらせ涙ぐむ不安定な精神状態を見せます。そんな彼女は時に驚く行動を見せます(橋からの放尿、これには真面目に驚いた)。

 何かを求めての一人旅、泊まった旅館は男性「平野一徹」の実家という偶然。再会したことに気づいたのか気づかなかったのかはっきりしないまま、二人は徐々に距離を縮めていき…こうして書くと恋愛映画なのかな。恋愛というより、心の距離、絆の関係に見えました。

 合間に描かれる、田舎の釣り大会開催までの様子がリアルで生き生きとしているんですが、実際の岐阜県郡上市和良町も鮎がたくさん釣れ、しかも鮎料理が美味しいことで有名な場所らしく…住民の皆さんもエキストラで登場されていて、アットホームな田舎の落ち着きが我が家と共通する点も。都会の人はこの映像観てどう感じるのかしら?

 ほんわかして終わるのかと思いきやの、ラストシーン!場面飛ばしずるいなぁ!ちょっとカミエラビ2期のラストを思い出してしまったよ…(わりと似てる)

 そうそう!忘れてた!!上映後、なんと配島徹也監督が登壇、舞台挨拶が始まったのです!!フィルムとともに宣伝活動しているご様子、頭が下がります。この作品にかける熱い思いを聞かせていただき、良い思い出になりました。ありがとうございます!



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「動物界」観てきました。

2024年12月24日 13時05分50秒 | 洋画、邦画など
 映画館からのお知らせを読んで気になり、12月10日観に行ってきました。

 原因不明の病気の為、獣人化してしまった、そしてしつつある家族を目の当たりにした男性が主人公のストーリー。獣人化も、親子で同じものになるのではなかったり、獣ではなく鳥類や爬虫類にも変わってしまう設定のトンデモにはちょっとびっくり。原因については一切言及がないのでわからないままなのが少々残念。設定自体は大きなポイントではないんだろうな。

 アニメであったり手塚治虫作品であったり、人が獣になる過程での葛藤苦悩を描くものは数多く見ているせいか、世界観についてはすんなり受け入れ、父親フランソワと息子エミールの感情変化に注目。息子の変化を受け入れられず拒絶しそうになるも、最後は捕獲の追手から「生きろ」と逃がす決断をしたフランソワの最後の涙にウルっときました。エミールの獣化の過程がドラマの進行とともに丁寧に描写されているのもすごくよかったです。

 鳥や蛇などの特殊メイクが凝っていてリアリティありましたね。実際に目にしたら絶対逃げる(汗)

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